6 すり合わせ
窓の外が薄暗くなっていた。俺は残りの麦茶を飲み干して、床に置いていた
「約束通り調べ物の手伝いはするけど、お互い高校生だからやる事も他に色々とあるだろう? 今日は気持ちの整理もあるから、後日改めて作戦を
「
「俺は
「平等に
玄関で見送る白川に軽く手を
大した
翌日の昼休み。俺は教室から出て行く白川を横目で見送り、間を
掛け時計の時刻を確認し、白川が口を開いた。
「早速だけど、例の件をどう進めていくか、
自分の名前をまるで幼馴染のように呼ばれ、心臓が
「まず、クラスメイトたちの
俺はメモ帳に視線を合わせたまま、心を落ち着かせて言った。
「確かにそうね。対象を
「茶封筒って?」
「茶封筒の差出人の事。私たちの
すり合わせが終わると同時に、昼休み終了の予鈴が鳴った。
「明日は土曜日。帰宅部の
「わかった……
照れを隠して返事をすると、白川は一瞬ぽかんとした表情を浮かべたが、すぐに扉を開けて廊下の左右を確認し、そそくさと美術室を出て行った。
翌日。俺は少しはマシと思えるような、よそ行きの服を着て家を出た。随分と早い時刻に
何度も時計を確認しながら休み休み歩いて行くと、同じような形の色が違う建売住宅が見えてきた。四角い白壁住宅の二階に目を移すと、小さな窓のカーテンの隙間から俺の到着を確認した白川の姿が見えた。
ドアホンのボタンを押す前に玄関のドアが開き、ラフな部屋着姿の白川が俺を出迎えた。
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