・内外特別防諜報庁

　国内外の防諜・諜報活動を統括する特殊な情報機関。外交官や国外政策局の交渉官も監視対象に含まれ、境界を越えた活動範囲を持つ。嘘や欺瞞を武器とし、職員は「嘘の鎧」を纏って任務にあたる。

・内閣電脳情報庁

　かつて存在したが、予定調和的に廃止される運命にある国家機関。電脳・サイバー領域に特化した情報機関であり、有能な人材が引き抜かれている。沈みゆく組織から引き抜かれた者は諜報に長けた者が多い。廃止の背景には、政治的・技術的変革や組織再編の影響がある

・内閣情報分析庁

　内外の情報を統合・分析し、国家の政策決定に資する機関。内外特別防諜報庁と競合関係にあり、ときに緊張が生まれる。表向きは分析に特化するが、裏では情報操作や対抗的な諜報活動も行う。組織の人間関係には独特の緊張感が漂う。

・文化芸術省大臣官房隠文課

　文化芸術省の中でも、隠された情報や特殊な文化的事象を扱う秘密部署。芸術文化の裏側に潜む超常現象や政治的暗躍を監視し、外交の一翼も担う。緑川技官が接触する篠宮文官が所属し、彼女は独自のペースで人心を見抜く能力を持つらしい。

・治部省大臣官房特秘外交資料室

　治部省の秘密外交資料を管理し、特殊な外交案件を扱う部局。超常国家との交渉に深く関わり、白川外交官などがここに属する。外交現場の最前線に立ち、監視対象であると同時に重要な交渉者でもある。

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