どこかに迷い込んだとしても、真摯に求めれば、その声はどこかに誰かに届き、返って来るものがあり、そこからまた物語が生まれて、続く、続く・・・。
物語の始まりと終わりを目撃したなぁという読了感です。
ぜひ、このシリーズを、通しで、追いかけて読んで頂きたいなと思います。
もともと不思議な透明感がある人たちが多いのですが、その人物達が時間と共に物語が進むごとに、どんどん血が通って、肉付いていくのがまざまざとわかるので。
ああ、この物語は自分で動き出して来ているなあとわかる・・・感動の火花をあちこちでチラチラ、パチパチと感じると思います。
そういう物語って希少だと思うのです。
ぜひご一読くださいませ。