第15話 男のロマン

〜数十分後〜


ハル{よし、飯も食い終わった、シャワーも浴びた。残るはキャンプファイヤーだけだな!}


ヴィクター<やった〜!!待ちに待ったキャンプファイヤー!!めっちゃ楽しみだなぁ〜!!!!>


ハル{んじゃまずは組木か。…適当にちょちょいとやって。}


ルクス「ハルさん魔法でやってるけど、俺たちはしなくていいんですか?」


ハル{ん?あぁ、お前たちは何もしなくていいよ。まぁお前たち1年にはキャンプの成果として、最終日の前日にあるキャンプファイヤーの準備をしてもらうからな。初日は俺たちがお手本としてやるから、だからお前らちゃんと見とけよ。}


クラルス[[へぇ〜。そういうのもあるんだ〜。

ってその割にレオン先輩はやってねぇじゃん。]]


ハル{うん、まぁ細かいところは置いといて。…これで火をつけたら完成だな。}


ボォォ


ルクス「はぇー…。綺麗なもんだな。」


ヴィクター<うん!男のロマンって感じだよね!>


クラルス[[…。ねぇハルさんってさ。いつもニコニコしてるけど怒ったりしないの?]]


ハル{え?あ〜まぁ。怒ったりってのはあんまりねぇな。}


レオ「「あんまりも何も1度しかねぇじゃねぇか。」」


ハル{え?そうだっけ。}


レオ「「はぁ。しっかりしろよ。」」


ハル{ごめんって。}


クラルス[[つか、ハルさん達っていつから一緒なの?]]


ハル{3歳の頃からだな。}


クラルス[[へぇ〜、そんな小さい頃から。]]


ハル{なんで?}


クラルス[[いや、ちょっと気になって。]]


ハル{そういやぁ、あの頃のレオは天使みたいに可愛かったなぁ。いつの間にか堕天しちまったけど。}


レオ「「あ??」」


ハル{はいはい。黙れってな。分かってるよ。}


ルクス「ホント仲良いっすよね。2人。」


ハル&レオ「「{まぁな。}」」


クラルス[[…俺も男の幼なじみが良かった!]]


ハル{え?いや、どうしたんだ?急に。}


クラルス[[だってさぁ〜。俺の幼なじみ女なんだもん。しかも喧嘩ばっか売ってるくるしさぁ〜。の割におれの後ろちょこまか動きやがって、もうウザイのなんのって。]]


ハル{まぁ仲は良さそうで安心したよ。}


クラルス[[そういうわけじゃなくて!]]


ルクス「クラルスの気持ち、分からんでもないよな。」


ヴィクター<うん、そうだね!これだけ気の許せる友人がいれば楽だろうしね。>


ハル{まぁもはや俺たちは友人どころか家族みてぇなもんだけどな。}


アリーザ〈ふむ、仲の良いことはいいことだからな!出来れば私もロシュコーフ兄弟やハル先輩とお近付きになりたいものだがな!〉


ハル{ハハハッw。}


〜2時間後〜


ハル{ふぅ。もうこんなもんだろ。疲れたし、テントの数で割って寝るぞ。}


ルクス「でもテント3つだけですよ。」


ハル{あぁ。だから、2、3、3で別れよう。}


レオ「「俺とハルは2人用のテントで寝るから1年は好きに自分たちで決めろ。」」


ニクス『『えっ!?俺もハルさんや寮長達と一緒がいいです!!』』


レオ「「ダメに決まってんだろうが。俺たちは3年だぞ。明日のこととか話すのにお前がいたら邪魔だからな。」」


ニクス『『そっすか。( ´・ω・`)』』


ルクス「まぁまぁ、ニクス。俺たちで我慢してくれよ。」


ニクス『『お前らとハルさん達を一緒に出来るわけねぇだろ。』』


ルクス「それもそうだ。」


ハル{あ、ルクスとヴィクター。ヴィクターとアダルスは別れろよ。同じ寮と同じ毒持ちだからな。}


ヴィクター<はーい。>


ルクス「それなら俺とアダルスは確定だな。後1人はどうする?」


ニクス『『俺がそっちに行く。』』


クラルス[[あっ、ずりぃぞニクス!!ここは公平にじゃんけんで決めようぜ!]]


ニクス『『あ?…最初はグーじゃんけんぽん!』』


クラルス[[ッあ〜!!負けちまった。最悪だ。]]


アリーザ〈フフフ。良いでは無いか。クラルスよ。この美しい私と近づくチャンスだぞ??〉


クラルス[[あ〜そうだな。お前と一緒が嫌だったからルクスの方に行こうと思ったのにな!!]]


ハル{まぁ決まったみたいだな。よし。じゃあ各々のテントに行って寝ろってことで解散!!}


1年「はいっ!」


ハル{よし、ヴァル、ラック、レイ、グレン。お前たちは周囲の見張りをしてくれるか?それからアルとソルは1年のテントの見張りを頼む。}


にゃあにゃあ(俺たちハルといっしょがいい!!)


ガウ(承知しました。)


ハル{…ふぅ。レオ?なにしてるんだ?}


レオ「「別に何もしてねぇよ。それよりお前こそその魔法もう解いたらどうだ?」」


ハル{それもそうだな。}


レオ「「前から気になってたんだが、なんでその傷とその目、隠すんだよ。」」


ハル{え?あ〜、傷の方は見た相手が不快になるんじゃないかな〜って目の方は何となく。}


レオ「「フゥン…。(こいつ絶対思ってねぇな。)」」


ハル{それに俺珍しいオッドアイだから誘拐されちゃうもぉん。}


レオ「「うわぁ……。あながち間違いでもないことをそんな気持ち悪い声で言うなバカ。」」


ハル{ハハッごめんって。それとありがとうな。俺のためだろ?ニクスの事。}


レオ「「あ?なんの事だ?」」


ハル{…おやすみ〜。レオ。}


レオ「「あぁ、いい夢見ろよ。」」

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