【8】理想国家樹立


嘗て、現実世界にアドルフ・ヒトラーという男がいた。

歴史的大罪人である彼の侵した罪を今更語るまでもないだろうが、そのヒトラーも始めは時間をかけて民衆を味方につける事に注力し、やがては合法的な手段で頂点に上り詰め独裁的な権力を手にした。


古今東西、いきなり独裁者が圧倒的な力を有して現れた事例はまずない。

何故ならば彼等はまず自らを支持する大衆を味方につけてから合法的な手段で絶大な権力を手にするのだ。

彼等の憎悪や不満を巧みな演説で煽り肯定し、自分に支持を集めさせ権力を集中させた後に機がつけば誰も逆らえないような仕組みを構築する…

ヒトラーに限らず、近年の歴史の一例だけを挙げてもスターリンや毛沢東、金日成など古今東西の歴史に出てくる独裁者達の使う支配の手口は非常に酷似したものばかりだったのは特筆すべきであろう。

ラハサァが用いた手法もまさにそれである。『尊師』だった頃の前世時代から、彼はかつての独裁者達より学んでいたのだ。



豪勢な屋敷の一室で美しい女に育ったケーマの艶めかしい肢体を撫でながらラハサァは何人もの愛人―――ダーキニーを囲い色欲に耽っていた。

ケーマは自分の野心を呼び起こした切っ掛けの女で従順な生徒にして愛人だったが、いくら美しい容姿をしていると言っても、毎日顔を合わせていると飽きてしまう。

それに彼は今やもっと若い女が好みだった。それになるべく処女を好んだのは奇しくも『生前』の趣向と同じだった。

そして自らの邸宅もまた城のような豪邸であった。本来ならギリシャのパルテノン神殿の様にドーリア式風の造形のようなものにしたかったのだが石切り職人が見つからず、仕方なく石を正方形に切り出したものに彫刻を施し積み上げたデザインで妥協したがそれでもその威容はさながら王族の住まう宮殿そのものだった。

あの後に、村を手中にした彼は他の地域にも魔の手を広げ広大化した領土を以て己の王国と称したのである。これにはイラームやジョウユ、そして彼の手足となって働く生徒達もとい…忠実な信者達がそれを支えており現在の王国は人口数万人を超える巨大国家となっていた。

それは奇しくも前世の『教団』における世界中の信者をも超える数であり、彼は前世の組織規模を超える国家をもわずか一代にして立ち上げたのである。



新たに築いた城壁に囲まれた領地で、権力の象徴として立派な宮殿を構えていた。

その宮殿の中で彼は日々自らの欲望を満たすための宴を催し、周囲には忠実な信者たちが集っていた。

彼の周りには美しい女たちが彼の気を引こうと躍起になり、信者達は彼のご機嫌を取るために日々尽力しており、ラハサァ自ら選んだ少女たちの音楽隊が彼の望むように楽器を弾き、彼が作曲した歌を歌唱していた。

そして、少しでも反抗的な態度を見せた者や何もせずともラハサァの気分次第で住民は長時間密室に閉じ込めて断食させられたり、水中に沈められたりした。

この行いで少なくない死者を出したため、ジョウユは罪人でもない者にむやみに刑罰を課すべきではないと反対したり、リリアも止めてほしいと懇願したが聞き入れられることはなかった。

更にラハサァは彼好みの少女達がある程度の年齢に達したら『出家』と生じて神殿に呼び寄せ、ストレートロングヘアにさせダーキニーにしたり、歌唱隊に入れさせた。

これは彼が前世から思い浮かび、彼自身が楽しみ、彼自身に奉仕させる為のまさに理想国家であり千年王国であったのだ。


ラハサァ自身権力と物欲に忠実すぎると精神は退廃し、欲望の奴隷になり堕落してしまうのだと生徒達に常日頃言い聞かせていたものだった。

しかし、現状では彼自身がその呪縛に陥り肉欲と権力欲に溺れた俗物そのものとなっていた。

元の世界でブクブク肥え太った醜く老いた議員達が選挙時に綺麗事を並べて注目を集めるもいざ当選すると、約束などまるで無かったかのように振舞い自らや後援団体に金を流すための法案成立、キックバックの為の国外援助という名の公金の垂れ流し、ハニートラップで若い女性との逢瀬を味わう…悲しいかな、人間というものは例外なく権力を持ち容易く金の流れを牛耳るポジションについてしまうとほぼ堕落してしまうものである。

古代から多くの哲学者たちが指摘してきたように、それは人類が持つ業であり宿命なのかもしれない。

私欲に支配された権力者こそ人類の最大の敵にして、多くの人々を不幸に至らしめる怪物なのだ。

そう言った意味ではラハサァも前世と同じく人間誰もが秘めた欲望の楔から逃れられなかった哀れなモンスターなのかもしれない。

全てが思い通りになりつつあったラハサァは自らを『最終解脱者』と称し神を名乗った。






「おお、持ってきたか」


金の大杯に切り分けられた大きな果実が瑞々しい果肉を晒し、甘い匂いを発して食欲をそそる。

それはこの世界のメロンによく似た果実であった。ラハサァは前世でメロンが大好物であり『教団』の頂点にいた頃はほぼ毎日夕食の後に食べていたものだった。

『前世』の尊師も信者達には厳しい戒律と修業を課し彼等は黴の生えたパンなどで飢えを凌いでいる様子だったのを横目に自らはファミレスに通いつめステーキやエビフライ、ハンバーグ、カレーなど贅沢三昧だった。

曰く自分は修行を経て悟りを開いて現実世界の掟を超越した自由な存在なのだと、詐欺師も驚くほど幼稚な理論を並べ立てて正当化していたのだ。


彼に限らず某国の独裁者や民主国家の政治家…果てはワンマン企業の経営者の中でもそう言って自分に都合のいい解釈を当てはめ、身内の失政を鬼の首を取ったかのようにしつこく追及する癖に、要職について失敗しいざ責任を負わされる立場になると弁護士の如く理屈をこねくり回し綺麗事を自らに都合よく解釈した失笑物の自己擁護を行い、取り巻きやマスメディアの力を使って権力に居座る恥の概念すら弁えない醜い愚者(ぐぶつ)が存在するのはどの時代どこの世界でも同じであった。


前世で愛用していたメロンと比べると流石に劣るものの、冷蔵庫など存在しないこの時代の文明では冷えた新鮮な果実というものはそれだけで権力者しか味わえない贅沢品なのである。

彼はそれを十数人の愛人たちの前でむしゃぶるように食べている。

くちゃくちゃと下品な音を立て涎を撒き散らし、舌であちこちをべろべろに舐め取りながら果肉を貪る。

ラハサァのその様子は教師をしていた時の知性に満ちた振舞いとは真逆の躾がなっていない幼児の粗相そのものであった。


「ん…」


そうしているうちに彼は愛人の視線が物欲しそうに自分がむしゃぶりついている果実に注がれている事に気が付いた。

そしてラハサァはとある事を思いついた。確かにこれらの果物は美味いが毎日食べると流石に飽きてくる。そして…その趣向はなかなか面白いと思ったからだ。


「お前達にこれをやろう。さぁ、遠慮なく食べるといい」


そう言って自分が食べ散らかした果実の皮が乗った杯を愛人達に下賜する。


「…」


流石にラハサァに妄信する愛人にもこの行いは戸惑いを隠せないようだった。

肥満気味の醜い中年男が散々自分の歯型と唾液をこびりつけた『それ』を口にするのは流石にこの時代の彼女達にとっても躊躇すべき行いであっただろう。


「なんだ、せっかく私がくれてやったのに食べないのか?」


これまで食事で上機嫌だったラハサァの声のトーンが下がる。

彼の機嫌を損ねるとどうなるか…それを考えると彼女達のとるべき行動は一つしかなかった。


「ありがたくいただきます!」


「教祖様に感謝します!」


「…美味しいです‼」


彼女達は張り付けたような笑顔を浮かべて汚く食い散らかされた残飯同然の果実に群がる。その様子はまるで地獄に潜む餓鬼のようであった。

それを見るラハサァは顎まで肥えた醜い顔で歪んだ笑みを浮かべていたのであった。




肥大した権力はラハサァを理想国家の建国者から、堕落した独裁者へと変貌させた。

彼は自らが築き上げた強大な王国で反抗勢力や反逆者を捕虜とし、残酷な処刑を繰り返すようになった。

それは信者たちへの忠誠を促す娯楽であり、見せしめでもあった。

処刑の舞台は円形の闘技場だった。中央には猛獣を閉じ込めた檻が置かれ、その周りを何千人もの信者が取り囲んでいた。

彼らは狂信的な熱狂とともにラハサァの登場を今か今かと待ちわびていた。

そしてその日も、一人の罪人が処刑台へと引きずり出されてきた。

それはかつてラハサァの統治に異を唱え、捕らえられた村の若者だった。

彼は数日間で飲まず食わずで飢えさせられたその体は痩せこけ、顔には生気がなかった。

ラハサァは高台にある特別席に座り、盃を片手にその様子を見下ろしていた。

彼は罪人達が処刑の前に見せる絶望と恐怖に満ちた姿に、この上ない快感を覚えているのだ。


「ラハサァ…お前のような救済者を騙り民を騙す悪魔に、神は必ず天罰を下すであろう…」


罪人は飢えと疲労でフラフラになりながらも、ラハサァに向かって掠れた声で叫んだ。その威勢のいい啖呵に観客たちは嘲笑を浴びせた。

ラハサァはただ静かに微笑んでいた。

そして、彼の合図とともに闘技場の中央に置かれた檻の扉が開けられた。

中から現れたのは小山ほどの体躯を誇る、虎に似た猛獣だった。

その獰猛な眼差しと肉に飢えた唸り声は罪人の心を恐怖で震わせ、勇ましかった彼の心を折った。

途端に罪人はその場に崩れ落ち、震えながら命乞いを始めた。


「お、お願いだ…ラハサァ…いや…ラハサァ様…どうか、どうかお慈悲を…!母が…妹が…まだ幼いのです…!」


彼の声は悲痛な叫びとなり、先程の言葉から一転した無様な服従に観客たちの嘲笑はさらに大きくなった。

ラハサァはその声に耳を傾けながら、冷たい笑みを浮かべた。

何人もの反逆者達がこうして自分の前に跪くのを見るのが好きであった。

この処刑は信者達に対する威圧であるとも同時に、ラハサァにとって最大の娯楽でもあったのだ。


「お前はこの私に逆らった。私に逆らうということは神に逆らうことと同じだ。神に慈悲を乞うか?」


罪人は顔を血で濡らしながら、地面にひれ伏した。

その顔には屈辱と恐怖が入り混じったなんとも言えない表情になっていたが彼も死にたくはなかった。

自分を人の身にしてしまう様な体躯の猛獣を見れば多くの人間はそうなるであろう。彼を一概に責める事は出来ないのだ。


「神よ…神よ、どうか私をお許しください…!もう二度と、二度と逆らいません…!どうか、命だけは…」


その哀れな姿を見て、ラハサァはさらに笑みを深めた。


「聞け!愚かな罪人よ!私が真の神なのだ!そして…神に逆らう愚者はこのような末路を辿るのだ!」


彼の言葉に、観客たちの歓声は最高潮に達した。

その時、猛獣は瞬くまもなく罪人に近づき一瞬の間に彼の首筋に牙を立てた。

罪人の命乞いの声は血の絶叫となって闘技場に響き渡った。

観客たちは狂喜し、罪人の屍を貪り食らう獣を見ながらラハサァは満足げに盃を飲み干した。

この残酷な処刑はラハサァの権力と彼に従う者たちの狂信的な忠誠をさらに強固なものにした。

彼は自らが前世同様の「醜い愚者」そのものとなり、反省などせずにまったく同じ過ちを繰り返す有様は救いようがなく、その魂は完全に腐敗しきっていた。






大広間に集まった信者たちは静まり返り、ラハサァの一挙手一投足に注目していた。豪華絢爛な玉座に腰を下ろしたラハサァはその肥えた体とは裏腹に、鋭い眼光で信者たちを見渡した。そして…静寂を破るように力強い声で語り始めた。


「我は修行によって全ての煩悩と欲望を超越した最終解脱者である!

我々がこの理想郷を築き上げるまで、どれほどの苦難と犠牲を払ってきたかお前たちは忘れてはならない!

この安寧と豊かさはただ与えられたものではない。

我々の敵…すなわち旧き慣習に囚われ、変化を恐れる愚者どもとの血みどろの戦いの果てに、ようやく手に入れたものなのだ!」


彼の言葉は、信者たちの心の奥底に眠る恐怖と連帯感を巧みに刺激した。

自らの演説に耳を傾ける聴衆に対しラハサァはさらに言葉を続けた。


「しかし…我々の戦いはまだ終わっていない。

外部の敵は我々が築き上げたこの楽園を、常に妬み…狙っている。

そして、内なる敵もまた我々の足元を崩そうと蠢いているのだ!

彼らは我々の幸福を妬み、お前たちを再び貧困と苦難の時代に引き戻そうとしている!」


ラハサァは立ち上がり、大広間の中央へと歩み出た。

彼の声は熱気を帯び、信者たちの心をさらに煽り立てる。


「奴らはこの神聖なる教えに背き、我々の団結を乱そうとする。

つまりは我々の安寧を脅かす病のような存在だ!

私は神の御名においてその病を根絶することを誓う!

聖なる炎をもって、あらゆる不純物を焼き尽くし…この楽園を世界に広げ永遠のものとするのだ!

お前たちに問う! 我を信じるか! 我の教えに絶対の忠誠を誓うか! 我を神と認めるか!

さあ、声を上げよ! 神と共にこの聖戦に身を捧げよ!罪人たちに救済という名の裁きを与えるのだ‼真理の実践だ‼」


ラハサァの演説が終わると、大広間は信者たちの狂信的な叫び声で満たされた。

その声はあたかも一つの巨大な怪物のように、宮殿全体を震わせた。

ラハサァは熱狂の中心で冷笑を浮かべていた。

彼は人々が持つ憎悪と不安を巧みに操り、自らの権力を絶対的なものへと固めていく…そうした人心掌握術ははるか昔から彼が得意としていた常套手段であった。




しかし、ラハサァの王国はその力と勢力を増すにつれて、彼自身の猜疑心もまた増大していった。

彼の絶対的な権力を脅かす存在はもはや外部の敵だけではなかった。

それは彼の最も身近な者たちの中に潜んでいた。

長年、彼の知恵袋として尽くしてきたジョウユは唯一ラハサァに意見できる存在だった。

その頭脳はかけがえのないものだったが、時にラハサァの野心にブレーキをかけようとすることがあった。

ラハサァはその存在を疎ましく思い、ついに彼を投獄した。

しかし、一度は投獄したものの王国が直面する危機的な状況には彼の頭脳が必要不可欠だった。

その為にその都度牢獄からジョウユを呼び出し、彼の助言を求めていた。


その一方でイラームは違った。

彼はラハサァの暗部をあまりにも知りすぎていた。

村長の暗殺、そして数々の秘密の仕事…イラームはラハサァの犯した罪の生き証人だった。

そして、ラハサァの自分への愛情が偽りであることにもうすうす気づき始めていた。彼の存在はもはや便利な道具ではなく、ラハサァの安息を脅かす最大の危険となっていた。

しかし、イラームに反逆心は全くなかった。身寄りのない彼は父と呼び慣れ親しんだラハサァを裏切る発想と選択肢そのものが存在しなかったのだ。

だが、そんな事はラハサァには関係なかった。既に彼の代わりになるものは存在し、古くからの自分を知っているイラームはもはやいつ自分を脅迫し寝首を掻くとも知れない存在だと疑ってしまっていたからだ。


ある晩、ラハサァはイラームを豪華な一室に呼び出した。


「イラームよ、これまでよくやった。君の働きはこの理想国家建国にとってなくてはならないものだった」


ラハサァは労うようにイラームの肩を叩いた。

イラームはその言葉にわずかな安堵と、かすかな違和感を覚えた。


「センセい…」


ラハサァは、美しい装飾が施された純金の杯をイラームに差し出した。

その中には輝く琥珀色の液体が満たされていた。


「これは東側から取り寄せた最高級の酒だ。この国の英雄である君に国王であり神でもある私が自ら注いだ。さあ…飲め」


イラームは杯を受け取った。その瞬間、彼の鼻腔にかすかに甘い香料の匂いが漂った。

それはラハサァが毒殺に使う際に香りを放つ毒と同じだった。

普通の人間なら気付かなかったほどの香りだが、イラームはその液体が毒であることを瞬時に悟った。

しかし、イラームは迷わなかった。彼にとってラハサァは唯一の家族であり、恩師であり…父だった。

彼はラハサァが自分を必要としなくなったことを理解した。

そして、この結末は悲しいながらも避けられない運命だと受け入れた。

イラームは震える手で杯を口元に運び、一気に飲み干した。

液体が喉を通り過ぎるたびに、体の中から冷たい何かが広がるのを感じた。


「…トうサン…アリガトう」


イラームはかすれた声で感謝の言葉を述べた。

その言葉には偽りのない純粋な感謝が込められていた。

彼の瞳には最後の瞬間まで、ラハサァへの深い愛情が宿っていた。


ラハサァはイラームのその言葉と瞳に対して表情は平静そのもので、彼が苦しみだすのを静かに見つめた。イラームの体は激しく痙攣し口から泡を吹いた。

彼は少しの間痙攣を繰り返した後、ゆっくりと息絶えていった。

イラームの最後を見届けたラハサァは、満足げに口を歪めた。

そして死んだイラームを冷たい視線で見つめ、心の中でつぶやいた。


(これで、ようやく安堵できる)


美しい者達に囲まれる事を理想としていたラハサァにとって有能ではあるが醜く顔の半分が潰れ、片言しか話せないイラームはもはや不快で不要な存在だった。

更に知恵袋として支配に貢献し、長年の間彼を支えてきたジョウユですらラハサァにとっては信用できない存在になっていた。

側近の中にはジョウユが密かに仲間と組んで、自分を貶め王の座を簒奪する計画を企てていると耳打ちする者もいた。

加えてジョウユは肥え太ったラハサァと比べ、容姿も端麗であったためにダーキニー達が彼を描いた絵を持っている事を知った時に嫉妬を買っていた。

イラームにせよジョウユにせよ反逆の意思は無かったものの、肥大化してしまった権力に振り回されているラハサァは昔からの自分の秘密を知っている人間がそれをネタに自分を脅し、王国を乗っ取りに来るという被害妄想を抑えられなくなっていたのだ。


(この国の財も土地も…若い女達も私のもの…いや、この国どころか世界全てを我が手に…す べ て 私 の モ ノ だ ッ ! ! )


ラハサァが信頼できるのはもはや妻リリアと6人の子供達だけである。

彼が一代で作り上げた王国は、彼自身が勝手に陥った猜疑心によって静かに…しかし確実に崩れ去ろうとしていたのだった。


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