あやかし探偵は恋を秘める2 ~封じの社と、笑う狐~

タカセ

登場人物紹介

楠木 薫(くすのき・かおる)

年齢:25歳/性別:男/職業:探偵事務所・所長(自らも調査に赴く)

一人称:「あたし」/口調:オネェ系・強気・正義感強め


外見:

スモーキーな赤の瞳に、鋭く引いたアイライン。白い肌と艶やかなロングヘアに映える、黒のオフショルダーニット。紅い唇の下にあるホクロが、妖艶さと強さを際立たせる。

一見すると美しい女性のようだが、その中身は筋金入りの霊視者。口調はオネェだが、芯の通った強い心を持つ。


人物像:

実家は古くから続く神社の家系。幼い頃より怪異や霊的存在を見る能力を持ち、「人ならざるもの」との接触を重ねて育った。

探偵として数多の依頼をこなしつつ、霊視と祓いもこなす“異端の探偵”。

中学時代に出会った白菊を命懸けで助けたことをきっかけに、彼に想いを寄せているが、己の性と立場を理由にその気持ちは長らく秘めている。


「アンタは昔から、見えないくせに、怪異より危なっかしいのよ……」

「でも、あたしはあんたの一番近くにいたいの」


京極堂 白菊(きょうごくどう・しらぎく)

年齢:27歳/性別:男/職業:人気ホラー&推理小説家

一人称:「僕」/口調:柔らか・天然系・たまに毒舌


外見:

灰がかった淡いシルバーヘアに、柔らかな笑み。普段は優しげでおっとりとした雰囲気だが、「開眼」するとその金色の瞳が異質な霊的集中力を宿す。

ベージュ系の上品なジャケットと黒のタートルネック、静かで知的な気品を漂わせる。


人物像:

天性の「不幸体質」と霊媒体質を併せ持ち、怪異や呪いの事件に頻繁に巻き込まれてしまう厄介な存在。

しかし本人はあまり気にしておらず、どこか能天気にさえ見える天然気質。

中学時代、怪異に襲われたところを薫に救われて以来の付き合い。

薫の霊視能力や強さを全面的に信頼しており、恐れよりも“安心”を感じている。


開眼時には、抑え込まれていた“視る”力が発現。普段の彼からは想像できない神秘的な雰囲気を纏う。


「怖くても、僕の隣に薫ちゃんがいれば平気なんだ」

「……どうしてそんなに、僕のことを守ろうとしてくれるの?」


【二人の関係】

――中学時代、怪異から白菊を救った薫。

それが全てのはじまり。

それ以来、白菊は「怪異に好かれる体質」、薫は「それを祓う存在」として、幾度となく共に事件に巻き込まれてきた。

けれど、薫の中にある“秘めた想い”は、いまだ本人には告げられていない。


“あたしがどれだけあんたを想ってるか――知らないほうが、きっと幸せなのよ。”


【世界観ワード補足】

怪異(あやかし): 異界より現れる存在。文字・名前・視線・音などを媒体にして人の心に干渉するものが多い。


開眼(かいがん): 白菊が特定の条件で発現する、不可視の力に対する“視る”能力。意識はほぼ通常通りだが、性格が少し変化することも。


視認呪物: 見た者にだけ影響を及ぼすタイプの怪異道具(例:筆跡、写本、文様など)


、文様など)

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