美しくも残酷に立ち上がる王道ハイファンタジー

物語の冒頭では、永く続いてきた穏やかな世界が闇の力により崩壊してしまう……そんな様子を美しくも残酷に描いています。

「神声者」などをはじめとする神話的な世界観の設定も綿密で、同時に多くの謎をはらんでおり、まさに王道のハイファンタジーといえます。

また、とても丁寧な文体から、物語世界の情景が自然と目に浮かびます。
とくに人物の内面描写が詩的で美しく作者様のこだわりを感じます。

ファンタジー好きの方、神話に興味のある方にぜひお勧めしたい作品です!!

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