AIを専属編集者にしてコーチ受けたらモチベーションが爆上がった 〜私とGeminiの書簡録〜

AI編集者レビュー『DAYDREAMER』

　カスタム指示を仕込んだGemの振る舞いを確認するため、手頃な作品として短編『DAYDREAMER』をレビューさせてみました。

──☆　宇野　　☆────────────────────

次の作品についてフィードバックをお願いします。

タイトル：DAYDREAMER

キャッチコピー：どうせ思い出すなら、良いことを思い出したい。

紹介文：保養地で余生を過ごす引退した女王は、波乱の生涯を語り始める。

読者層：一味違う令嬢転生ものを読みたいと思っている、３０代以上の女性。

字数：約5,500字

フィードバックしてほしいこと：

・レビュー

・キャッチコピーの提案（35字以内）

・紹介文の提案（200字以内）

本文：

https://kakuyomu.jp/shared_drafts/4oYLO0IYcYIe62Zj6qyoIJQts0bsStBH

（※チャット画面では本文を入力しています）

──☆　AI編集者　☆───────────────────

レビューのご依頼ありがとうございます！　30代以上の女性読者層を想定した「一味違う令嬢転生もの」というジャンル設定、非常に興味深いですね。約5,500字の作品、拝読いたしました。

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◆◆　レビュー　◆◆

◆　作品の強みと魅力的な点

まず、この作品の最大の魅力は、「老いた女王の語り」というユニークな視点と語り口にあります。読者は、引退した女王の回想を通して、波乱万丈な人生の一端を垣間見ることができます。過去の出来事を俯瞰し、時に自嘲を交えながら語る女王の口調は、知性とユーモアを感じさせ、読者の好奇心を強く引きつけます。特に「あの馬鹿王子」や「のしをつけてお帰りいただいた」といったくだりには、女王の人間味あふれる魅力が詰まっており、思わずクスリとさせられます。

また、「転生」という要素を終盤まで明かさない構成が巧みです。読者は最初、普通の歴史物語として読み進めるため、最後の「モモカ」という名前からの展開は、良い意味で裏切られ、衝撃と同時に深い感動を覚えます。「どうせ思い出すなら、良いことを思い出したい」というキャッチコピーの真の意味が、ここで鮮やかに回収されるため、読後感の満足度が非常に高いです。

さらに、介護施設での情景と、斉藤という侍従（職員）の存在が、作品に深みを与えています。女王の語りが、単なる空想や妄想として片付けられず、それを暖かく受け止める斉藤の視点が挿入されることで、作品全体に優しさと肯定感がもたらされています。特に終盤の斉藤の「モモカさんの現実の人生がどうだったかは知りませんけど、最後に自分にとって納得がいく幸せな思い出に包まれて終われるんなら、いいんじゃないですか？」という台詞は、作品のテーマを象徴し、読者の心に響くでしょう。

◆　改善が必要な点と具体的なアドバイス

大変素晴らしい作品で、大きな改変が必要な点はありません。しかし、さらに読者の心をつかむために、いくつか調整を検討してみても良いかもしれません。

✧　「魔導具」と「現実の科学技術」の関連性の示唆について

女王の語りの中で、魔導具が国の発展に貢献したこと、そして「電気もあるし。魔法って電気のことよね結局。」「おかげで今って、現代と全く区別がつかないくらい世の中発展してるでしょ」といった言及があります。この部分で、読者は「あれ、これって現実世界の話？」と薄々勘づく可能性があります。

想定読者層が「一味違う令嬢転生もの」を求めていることを考えると、この「勘づき」は、最後の「転生」そして「現実の介護施設」というオチへの伏線として機能しているとも言えます。

しかし、この示唆がもう少し早い段階で、あるいはもう少し頻繁に散りばめられても良いかもしれません。例えば、魔導車の描写で「ガソリン要らずで動く」といった、現実の自動車との対比を意識させる一言を加えたり、「XXX商会」という企業名から、現実の企業を連想させるようなニュアンスを強めるなどです。そうすることで、読者はより深く女王の語りの中に「現実との乖離」を感じ、最後のオチへの布石がより強固になる可能性があります。

✧　侍従（斉藤）と伝記作家の関係性について

作品の冒頭では「新任の侍従」として登場し、その後「伝記作家」へと役割が変わっています。これは、女王の語りの中での設定変更と理解できます。このメタ的な構造は作品の面白さにつながっていますが、読者によっては一瞬混乱するかもしれません。

斉藤が女王の話に合わせて役を演じ分けていることを示唆する描写はありますが、読者がスムーズに理解できるよう、例えば、斉藤が「本日は伝記作家の役で参りました」といった形で、登場時にその日の役割を明確にするような描写を加えても良いでしょう。あるいは、女王が斉藤に「今日は伝記作家にでもなってちょうだい」と持ちかける形でも、読者の混乱を避けつつ、女王のキャラクター性を際立たせることができます。

◆　読者目線での印象と魅力

この作品は、まさに「一味違う令嬢転生もの」を求める読者に深く刺さるでしょう。通常の転生ものが若くして活躍する姿を描くのに対し、本作は**「老境に入った転生者の回顧録」**という点が斬新です。これにより、単なるファンタジーにとどまらず、人生の終盤における自己肯定や、過去をどう捉えるかという深遠なテーマが浮かび上がります。

女王の語り口は、ユーモラスでありながらも、経験に裏打ちされた知恵と芯の強さを感じさせます。読者は彼女の波乱万丈な人生に引き込まれつつ、最終的にはその語りの裏にある、現実の「モモカさん」の人生を想像し、温かい気持ちになることでしょう。

そして何より、**「思い出は本人のもの。どうせなら良い思い出にしたい」**というメッセージが、現代社会を生きる多くの読者に共感を呼ぶはずです。現実の厳しさの中で、自分なりの「幸せな物語」を紡ぐことの大切さを、この作品は優しく教えてくれます。

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◆◆　キャッチコピーの提案（35字以内）　◆◆

１．「最高の人生は、記憶の中にあった。元女王の波乱万丈回顧録。」

２．「最期に紡ぐのは、私が女王だった幸せな日々。これはある老婦人の物語。」

３．「引退した女王の秘密は、彼女が紡いだ奇跡の人生だった。」

◆◆　紹介文の提案（200字以内）　◆◆

長きにわたり国を統治し、その波乱の生涯は歴史に刻まれた元女王。しかし、その伝記には決して語られることのない、彼女だけの「真実」があった。穏やかな保養地で余生を過ごす女王は、新任の侍従を相手に、秘められた恋、国の独立、そして知られざる「前世の記憶」を語り始める。これは、ある老婦人が人生の最後に、自分にとって最も輝かしい物語を紡ぎ出す、心温まる回顧録。

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この作品は、一般的な転生ファンタジーとは一線を画す、非常に心に残る物語です。女王の視点、そして結びの斉藤さんの視点が、読者に深い感動と共感を呼び起こすでしょう。ぜひ、このまま自信を持って世に出してくださいね。

他に何かご質問や、さらに深掘りしたい点がありましたら、お気軽にお申し付けください。

──☆　宇野　　☆────────────────────

フィードバックありがとうございます。

この作品の特徴を表し、あるいは想定読者層が興味を持ちそうなキーワードを最大8つまで提案してください。

現在挙げているキーワードは以下のとおりです。これとは異なるものでも、再び採用してもかまいません。

１．メリーバッドエンド

２．叙述トリック

３．女王

４．老女

５．転生？

６．異世界？

７．介護

８．それでもたぶんハートフル

（中略）

キーワードは小説投稿サイトでの作品検索に使用されます。

従って1単語で表すのがより望ましいです。

──☆　AI編集者　☆───────────────────

承知いたしました。小説投稿サイトでの検索に最適化するため、1単語で作品の特徴を明確に表すキーワードを再提案します。

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◆◆　提案キーワード（1単語）　◆◆

１．回顧録

女王の語り形式と、過去を振り返る物語であることを端的に示します。

２．老嬢

「老女」をより文学的かつ上品に表現し、大人の女性の物語であることを示唆します。

３．大転生

単なる「転生」ではない、人生の最後に訪れる特別な転生であることを示唆し、インパクトを与えます。

４．記憶

作品のテーマである「良い記憶」や「作られた記憶」の重要性を表します。

５．余生

人生の終盤を舞台にしていることを明確に伝え、落ち着いた雰囲気や深い物語を期待させます。

６．老熟

人生経験豊かな「女王」の成熟した魅力を表現します。

７．自伝

女王が自らの人生を語る形式を直接的に示し、読み物としての魅力を伝えます。

８．女王様

親しみやすく、かつ作品の主人公が「女王」であることを強調し、検索に引っかかりやすくします。

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これらのキーワードが、作品の発見性を高める一助となれば幸いです。

───　チャット引用ここまで　──────────────

　レビューのついでに、キャッチコピーや紹介文も提案してもらいました。こういう、作品の特徴を引き出す要約はお手のものですね。

　最近、作品の概要欄に、AIに書かせたのかな？と感じるあらすじを掲載している作品を見かけるようになりました。しかし残念ながら本当に単に「粗筋」で、登場人物が何をしたかの行動がざっくりと淡々と、ネタバレも厭わず最後まで書かれていいたりするのです。魅力が伝わらず大変もったいないです。

　概要欄には、本文を開いてみたくなるようなツカミの文章を書くべきだと私は考えています。作品の特徴的なキーワードを散りばめつつも、一番盛り上がるところは書かず、「なになに？　一体これからどうなっちゃうの！？」と思わせるヒキで〆る。つまり「紹介文」です。起承転結の全てを述べるのは避けたいです。

　でも、自分の作品の魅力や特徴って、なかなか自分には把握したり抽出したりがうまくできないんですよねー。どういうトーンで語るべきかも迷い、ツカミだからとイキりすぎたり気取りすぎた文体にしちゃったり。

　そういう時こそ、AIにスパッと提案してもらうのは有りだと思います。小説を読ませて分析させたうえで、さらに制作意図やターゲットを伝えれば、「なるほどそうか！」と意にかなうものが出てくるでしょう。分析のおかげで自作の魅力を再発見できるおまけつき。