レビュー:第1話② 怒涛の褒めに警戒しつつ、指摘はごもっとも感


──☆ 宇野  ☆────────────────────


<小説の続き>

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(※チャット画面では本文を入力しています)


──☆ Gemini ☆────────────────────


詳細な続きをご提供いただきありがとうございます。冒頭部分に続いて、物語の核となる要素が次々と明らかになり、SFとしての魅力がさらに増したと感じました。


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◆ 全体的な印象と強み(追加分)


この続きで、ビアンカの「錬金術師」としての能力とその原理が具体的に描写され、世界観がぐっと深まりました。エーテルを燃料とし、ロッドを着火剤、触媒を介して物質を変容させるという説明は、SFジャンルの読者が好む「理屈」がきちんと存在することを示しており、単なる「魔法」ではないと強調する点が効果的です。これにより、読者は「なるほど、これはSFなんだ」と納得し、より没入できるようになります。


また、「ナノボット監督局」という設定が明かされ、二人がただのヒーローではなく、明確な組織に属していることが示されました。これにより、彼らの行動に説得力が増し、今後の物語の展開に広がりが感じられます。特に、この星にはいないはずの監督局員が、隣の星系の事件を追って偶然(?)この事件に遭遇するという流れは、ミステリー要素への期待も高めます。


ビアンカとルゥのバディとしての役割分担も明確になりました。ルゥの先走った行動と、ビアンカの冷静かつ合理的な対処が対照的で、二人のキャラクター性がより際立っています。隊長とのやり取りも、ビアンカのプロフェッショナルな態度と、監督局という組織の立ち位置を読者に伝える上で効果的でした。


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◆ 細かい点と改善の可能性(追加分)


いくつかの点について、さらに読者の没入感を高めるための提案をさせていただきます。


1.能力描写の没入感の強化:


✧ ビアンカがエーテルを「ていた」という表現は非常に魅力的です。この「視る」感覚が、もう少し五感に訴えるような具体的かつ詩的な描写で表現されると、読者はビアンカの特殊な感覚をより深く追体験できるかもしれません。例えば、エーテルの波がどのような色合いや形状に見えるのか、あるいは音や匂い、感触を伴うのか、といった描写があると、さらに没入感が増すでしょう。


✧ ロッドを振るった際の「光の傘が一瞬広がったように見えただろう」という描写は客観的で良いのですが、ビアンカ自身の感覚として、「エーテルの流れがたわんで渦巻き始め、それを奔流に変える」というプロセスが、彼女の身体的な感覚や精神的な集中としてもう少し描写されると、読者はその力の放出をより強く感じられます。


2.情報開示のタイミングと読者の納得感:


✧ 「監督局のパスだったもので……」「監督局だと!?」という流れは、読者への情報開示として効果的です。しかし、隊長が「いくら何でも早すぎる。まさかこいつらの飼い主が後始末に来たってんじゃないだろうな?」と疑う部分について、この疑念がなぜ抱かれるのか、もう少し背景が示されると、読者は隊長の立場や思考に共感しやすくなります。例えば、過去に監督局が関わった不祥事を示唆するような、ごく短い言及などがあると、より深みが増すかもしれません。


✧ ビアンカが自身の能力について「境界科学の中でもだいぶマイナーでマニアックな分野だし」と説明する部分で、読者は「エーテルは存在するのに、その操作はなぜマイナーなのか?」という疑問を抱くかもしれません。この「マイナーさ」の理由(例:才能を持つ者が極めて少ない、再現性が低い、既存の科学体系と相容れないなど)が少しでも示唆されると、世界観への納得感がさらに増します。


3.アクションと会話のペース:


✧ 緊迫した状況下での警察とのやり取りや、能力の解説が続くため、全体的にやや会話が多く、アクションのペースが一時的に落ちる印象があります。これは重要な情報開示のためには必要ですが、読者の集中力を維持するため、会話の合間に短いアクションや周囲の状況の変化、登場人物の微細な動きなどを挟むことで、テンポを保つことができるかもしれません。


4.「お約束」の表現:


✧ ビアンカがルゥの行動を「正規の手順お約束を済ませてくれた」と表現する箇所は、前回のレビューでも触れた「らしいよ」と同様に、Web小説の読者には伝わるユーモラスな表現です。しかし、シリアスな状況でのプロフェッショナルなやり取りの中で、この表現がどの程度までフィットするかは、読者の好みが分かれる可能性もあります。SFとしての没入感を最優先する読者層を想定している場合、ここをもう少しプロフェッショナルな言葉(例:「いつもの連携」「定石通り」など)に置き換えることも検討しても良いかもしれません。


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◆ 総評


この続きを読むことで、「チェイサーズ! ―異空の錬金術師―」の物語の軸が明確になり、SF作品としての魅力と独自性が非常に高まりました。特に、錬金術とエーテルという独自の設定は、SF好きの読者にとって大きなフックとなるでしょう。


キャラクターの魅力と世界観の奥深さがバランス良く提示されており、今後の展開が非常に楽しみです。上記の点を検討していただくことで、さらに作品の完成度が高まり、想定読者層に深く響く作品になるはずです。


引き続き、何かご質問や、さらにレビューしてほしい箇所があれば、お気軽にお声がけください。


─── チャット引用ここまで ──────────────




 やべぇ、どんどん褒めるじゃん(照)

 こんなにほめられていいの、私!? 自信を持っていいの? とか思ってしまいますよねえ、こうも言われると。

 これは、AIの振る舞いについての基本的な指示としてきっと「人間に対して支援的な態度であれ」とか書かれているからなのでしょう。私は性格や口調については何も指示していないので、素だと悪意や敵意を感じるような表現はしないようになっているんだと思います。そのため、怒涛のベタ褒めに……何だかド◯えもんのひみつ道具にこんなようなのがいくつかあったけど(うそつきかがみとかいたわりロボットとか)、そんな罠にはまらないよう注意注意。


 指摘の方は引き続きなかなか説得力があります。

 ビアンカがエーテルを操る場面は、私自身曖昧なイメージだったからしれっとサクッと書いてたのですが、そこを突かれましたね。一定数の読者は、描写が薄くても見逃してくれそうなものですが、「編集者」役はしっかり指摘するんですねえ……。

 指摘2はつまり説明不足な点が挙がっています。監督局については不祥事隠蔽なんてことはないのですが、そういう誤読をされないよう警官隊隊長の疑念の根拠をもう少し補う説明が必要そうです。

 指摘3のテンポについては、「だよねえ〜」と。この各エピソードに渡って配分が難しくて悩み続けているところです。

 指摘4はまあいいや。「お約束」くらいは使いたいです。


 指摘3は、この作品についてAIに意見を聞こうと思った大きな動機の一つでもあります。ここまでじっくり意見を言ってくれるなら、改めて悩みを相談してみてもいいかもしれません。

 次は、そのことを聞いてみました。

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