レビュー:第1話①(後) 褒めて持ち上げて、からの指摘

後半です。




──☆ 宇野  ☆────────────────────


ありがとうございます。もう少し続きを読んでレビューを追加していただけますでしょうか?

<小説の続き>

https://kakuyomu.jp/shared_drafts/rHf3prkXQq9HeN5atgp3Attnb5FXXd3v

(※チャット画面では本文を入力しています)


──☆ Gemini ☆────────────────────


追加の続きをありがとうございます。冒頭部分に引き続き、非常に興味深い展開でした。


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◆ 全体的な印象と強み(追加分)


この続きで、ナノボット暴走事件の具体的な脅威が視覚的に、そして緊迫感を持って描かれている点が非常に良いと感じました。三メートル近い巨人と化した「宿主」たちの描写は、読者に強烈なインパクトを与え、SF的な恐怖を効果的に伝えています。


警察官たちの困惑と無力感、そしてその中でルゥが颯爽と登場する流れは、ヒーローが窮地に現れる王道の構図で、読者の期待感を煽ります。ルゥの無骨な行動と大胆な言動は、彼女のキャラクターを際立たせ、「サイバネティクス義肢による桁外れなパワー」を持つ彼女の活躍をさらに期待させます。


また、**「スタンピード」や「ナノボット」**に関する詳しい説明が警察官の会話を通して自然に挿入されており、世界観への理解が深まります。これにより、SFジャンルに詳しい読者も、そうでない読者も、この世界のルールを把握しやすくなっています。


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◆ 細かい点と改善の可能性(追加分)


いくつかの点について、さらに読者の没入感を高めるための提案をさせていただきます。


1.「宿主」の描写の強化:


✧ 巨人と化した「宿主」たちの描写は十分迫力がありますが、彼らが単に暴れているだけでなく、**「自分で自分の身体を持て余すかのように荒々しく腕を振り回し」**という描写のように、彼ら自身が苦しんでいるようなニュアンスがより強調されると、単なる「敵」ではない、より複雑な悲劇性が増すかもしれません。


✧ 彼らの「唸り声」について、具体的にどのような唸り声なのか(例:苦痛を伴う、動物的な、機械的ななど)もう少し描写があると、読者の想像力を刺激し、より鮮明なイメージを喚起できます。


2.警察側の描写の深掘り:


✧ 警官隊の隊長がスコープで解析結果を見たり、部下を一喝したりする描写は、彼の責任感や状況への焦りを伝えます。しかし、「汎用麻痺弾パラライザー」が効かないという状況について、**「成分を一瞬で分解した?」**という隊員のセリフに続く、彼らの驚きや困惑がもう少し具体的に描かれると、この脅威の異常性がより際立ちます。「聞いたことが――」という隊員の戸惑いも良いですが、そこにもう少し心理描写や、これまでの常識との乖離を強調するような一文があると、読者は彼らとともに驚きを共有できます。


✧ 「デーゲームのネット裏じゃないんだ」という隊長の一喝は、彼の焦りとユーモラスな一面を見せますが、直後の状況の切迫感と比較すると、少しトーンのズレを感じる読者もいるかもしれません。このセリフの意図がコメディリリーフであれば問題ありませんが、シリアスな状況描写の中で浮いてしまわないか、バランスを検討しても良いかもしれません。


3.ルゥの行動と読者の情報同期:


✧ ルゥがエアバイクで急接近し、「独特の固い連射音とともに数発撃ち込み、離脱」する場面はスピーディーで良いです。しかし、彼女が撃ち込んだ**「短針銃」**がどのようなものか、なぜそれを撃ち込んだのか(MEDの手間を省くため、と発言していますが、具体的に何をしようとしているのか)が、この時点では読者に伝わりにくいです。読者がルゥの意図をもう少し早く理解できるよう、例えば「解毒剤を仕込んだ針」や「鎮静剤の針」といった言葉が少しでも示唆されると、彼女の行動の意図がより明確になり、読者は物語に没入しやすくなります。


✧ 警察隊長がルゥに「小娘、邪魔だ! 素人がどうにかできるか! 帰れ!!」と怒鳴るのに対し、ルゥが「っさいな。MEDの手間を省いてやってんじゃん」と返すのは彼女のキャラクターを表していますが、この後、彼女がどのような手段で「手間を省く」のかが示唆されると、読者の期待が高まります。


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◆ 総評


この続きを読むことで、SFとしての危機感とキャラクターの個性がより明確に伝わってきました。特に、未曾有の事態に直面する警察官たちと、それを冷静に、あるいは大胆に対処しようとする主人公たちの対比が効果的です。


「世界観に没入して読むことを好む」SF読者にとって、ナノボットによる「スタンピード」の詳細な描写は非常に魅力的でしょう。さらに上記の点を検討することで、物語の緊迫感と登場人物の目的がより鮮明になり、読者は一気に作品世界へ引き込まれるはずです。


もしよろしければ、この続きについての感想や、次の部分をレビューしたいなどのご希望をお聞かせください。


─── チャット引用ここまで ──────────────




 何だか急にほめられました! 「非常に良い」とか「期待が高まります」とか、安堵するというか嬉しいというか。

 改善点を指摘するときも、いったんほめてからの指摘なのが受け入れやすく、指摘内容も「どう問題があって、どういう方向性で手直しすると、どういう効果があるのか」が(たぶん)論理的に書かれていて、説得力があります。なので、指摘を受けた部分は修正してみるか、という気持ちになってきました。


 これだけ的確に指摘してくれるなら、やはりこの続きについても改善点がないか聞いてみたいです。芋づる式に第1話②についてもレビューを受けることにしました。ちまちま分割していると指摘が細かくなりすぎる気がしたので、まとめて入れられるか確認しました。




──☆ 宇野  ☆────────────────────


ありがとうございます。続きを読んでいただきたいのですが、区切りまで約4,000字あります。一度に入力しても問題ないでしょうか?


──☆ Gemini ☆────────────────────


◆ 小説の続きの入力について


はい、区切りまで約4,000字でしたら、一度に入力していただいて問題ありません。


私が処理できる文字数の上限は、数千字から一万字程度が目安となることが多く、4,000字であれば十分対応可能です。


それでは、小説の続きのご入力をお願いいたします。引き続き、編集者の視点からレビューさせていただきます。


─── チャット引用ここまで ──────────────




 まとめても問題なさそうです。では第1話②のレビューに行ってみましょう!

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