第26話住みたいぐらいだよー
「ガイアさんの理由は分かったけど、じゃあルシアくんはどういう理由なんですか?」と太郎が尋ねる。
それに対して、サファイアはにっこりと答えた。
「それも私が、ガイアくんが可哀想になってきて、様子を見に行かせただけなんだよ」と。
すると、ルシアが元気よく言った。
「別に、オレは憧れの人に会えただけで満足だよ! サファイア様!」
そんな会話に、サファイアは楽しそうに笑いながら続けた。
「とにかく、ガイアくんのことは置いておいても、やっぱり別世界にいるモンスターたちが馴染んでしまうのは許されないのは、魔神最強のダイヤの言い分なんだけどさ。別に、私はそれに賛成だよ! なんだかんだ、自分も住みたいくらいだしね」
しかし、黒野は冷たく言った。
「邪魔神。貴様は帰れ。別に、この世界にお前は必要ない」
それに対して、サファイアは悲しそうに言った。
「ガイアくん、ひどいよ~!」
黒野はただ一言、「黙れ」と返した。
それでも、サファイアはおずおずと、「じゃあ、一旦帰るね。じゃあね」と言って、その場を離れていった。
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