第25話どうやって来たん?
サファイアがガイアにダル絡みをしていると、太郎がふと尋ねた。
「そういえば、ガイアさんはどうやってこの世界に来たのですか?」
それに対して、ガイアは答えた。
「確かに!私たちは謎の穴に落ちましたが、その穴にドラゴンが入るのはちょっと無理があると思います」
この言葉を聞いた黒野は少し気まずそうに顔を背けた。
そんな様子を見て、サファイアがにっこりと笑いながら言った。
「仕方ないなぁ。私が説明してあげるよー」とさらに説明を始めようとした瞬間、
「バカ! やめろ! 別に知られてもいいが、貴様に説明されるのはなんだか癪だ!」と、黒野が怒りを露にした。
それに対し、サファイアはお構い無しに続けて言った。
「実はね。彼は龍の帝王になったんだけど、その強大な力のせいで、私たち魔神五人は彼を異世界から追放することを決めたの。だって、いつ反撃されるかわからないし、されたら私たち魔神五人がかりでもただでは済まないからね。だから、私も仕方なく追放に協力したってわけさ。彼はこの世界にやってきたのさ」
これを聞いた黒野は少しため息をつきながら言った。「はぁ……全く、追放された理由が恥ずかしいわけではないが、やっぱり知るのが癪だったのもある」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます