正体(③)
ハン・グモクは、ヨンジュに向けて語り出した。
「14年前、王女様のお母上である
あの日、それを告げられた宣嬪様は難しい顔をされていました。
宮中では、王様とその兄上様、つまり今の王様との仲が悪くなっていたからです。
もしかしたら何か災いが起こるかもしれないと察したのでしょう。
そのため、懐妊は極秘で周囲に知られる前に体調不良のための療養と言い宮中を出て、田舎で療養をすることにしました。
王様は知っていらしたようですが、広めることはしませんでした。
その後、王女様がお生まれになる数日前、王様が毒殺されました。
しかも、王様の兄上様は王様の忠臣に罪をなすりつけ、一族郎党皆殺しにしたのです。
もちろん、それをかばった世子様も罪を問われかけましたが、その前にお逃げになられたので、命は助かりました。
世子様のお母上はすでにお亡くなりになられていたので、世子様は宣嬪様のいる屋敷へと逃げてこられました。
世子様が宣嬪様のところで滞在し、数日後。
王女様がお生まれになったりました。
けれど、宣嬪様の容体が悪くなられてしまわれました。
先がもう長くはないと察した宣嬪様は、王女様を兄一家であるキム家の養子に、私に世子様を預けることに決めました。
丁度その時、宣嬪様の兄上様の正妻が懐妊されておられ、臨月でした。
そこで、誰にもバレないようにそのお腹の子と双子だと言うことにしたのです
私が話せるのはこのくらいです。
複雑な話ですから一息に話すものでは無いのですが。
とにかく、あなたは正真正銘の王女様なのです」
とても一度じゃ覚えきれないような、量の多い話だった。
その後に、何て言えばいいのかも全くわからなかった。
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過去は闇だらけ?
次回、11月19日投稿予定です。
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