初め

過去①

私は、剣山桜花。

好きな人がいた小学生。

なんで「いた」なのかって?それは、このお話を読めば分かるよ。

とりあえず、過去の出来事を教えるね。




2年生の時、彼と同じクラスになった。

最初は、「元気そうな人」くらいに思っていた。

その後、たまたま席が隣同士になった。

話が合ったし、一緒にいて楽しかったから、すぐ仲良くなった。

二人そろって学級委員になった。

一緒に仕事をした。

そんなある日、


「好きな人いる?」


と聞かれた。私は、


「うーん。亜輝かな」


と答えた。

亜輝とは、私の女友達だ。

この頃は、恋愛自体分からなかったから、こう答えたのだろう。

すると彼は


「男で誰か好きな人がいるかってこと」


私は、「いない」と言った。うんって言っても利はなさそうだったし、さっきも言ったと通り恋愛自体、分からなかったからだ。



その後、3年生でも同じクラスになってまた普通に楽しく過ごしたそのうち私の方から、お土産をあげた。

別に恋愛感情ではないと思っていた。

その時、すごく仲が良かった友達が、亜輝と彼だったからだ。

お土産はもちろん亜輝にもあげた。

だから、今でもこの解釈の仕方は合っていたと思う。


辛さもそこそこなかった日々だった。

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