知らない顔(②)

「まあ見たことないも同然か」



「こいつは、」



 ごくりと唾を飲む。

 相当知られている人だよね?


「REVERSE」


「リバース…?」


 それってあの?


「こいつは、配信者のREVERSEだ」


「は…?」


「マジですかボス」


「それが、『マジです』なんだ」


「こいつの本名は、澤田さわだ 修斗しゅうと


「へえ」


 日本人か。

 まあ当たり前か。

 滑舌がどう考えても日本人だったしな。


「それで?リバ…澤田をどうするんですか?」


「こちらに取り込む」


「取り込む…というと?」


「この組織に勧誘するんだ」


「私がですか!?」


「お前以外に誰がいる?」


「いやいや他にいますよ!?」


「ここではお前が一番優秀だ」


「…でも」


「とにかくこれは、お前の仕事だ。なんとしてでも取り込め。資料や詳細はまた後日送る」


 そういうと、そそくさとボスは去っていった。


「……」


「ドンっ」


 なんだよ!

 もう!












 _________________

 次回、10月7日投稿予定です。

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