美しい表紙、緊張感のあるあらすじ、そこから想像できないほどコミカルで壮大なストーリー!
パッと見のイメージだと、『しとやかだけれど頭の切れる女主人公が、その美貌と頭脳で大活躍する話』かと思いきや……
とんでもなくおもしれー女が、その恐ろしいほどの胆力で、真正面から問題に立ち向かう話でした。
国は傾きかけ、皇帝と自分の地位も不安定で、周囲は敵だらけ。
頼れるのは己のみ。一手でも間違えたらとたんに崩れ去ってしまう。
そんな緊張感の中で、主人公は国の立て直しに奔走する。
すべてはプリティーラブリーな天女様のために。
中華ファンタジーの政治が苦手な私でも楽しめました!
なぜならキャラが面白いから!
後宮の女性から女官に至るまでぶわっと脳内に現れるほどいきいきして、みんな魅力的。楽しさがとまらない。
御バカ皇帝や、嫌がらせをしてくる女性など、嫌なキャラもいるのですが、そのキャラの奥行というか、人間が誰しももっている部分が描かれていて、全員に感情移入してしまいます。
もちろん主人公の夢珠が活躍して勝利してほしいのですが、それぞれのキャラも、それぞれ幸せになってほしいな、と願わずにはいられないほど、心を持ってかれる。
それくらい、キャラクターが生き生きと描かれています。
目まぐるしく変わる状況に翻弄され、それぞれの思惑が錯綜する……
読んでいてずっと飽きず、読む手が止まりません!
おすすめです!!