リバー、左側、手拭い。
底深周到
リバー、左側、手拭い。
18歳の高校生二人。僕と彼女は最後の夏休みを川沿いに歩いている。
制服姿で、ただひたすら暑い夏の中、川の流れと同じ向きに歩いていた。
ずいぶんとうるさい多種多様な虫の音が、僕らの周りから発生し続けている。それに、暑い。彼女は不思議と汗をかいていなかったけれど、僕はとんでもなく汗だらけで気持ち悪かった。
「ねえ、なんで川に沿って歩くの?」
「どうせやることもないし、つまんないから」
彼女は美しい黒髪を持っていた。肩のあたりまで伸びたそれは、風によって簡単に浮かんでしまう。浮かんだ髪は、掴もうにもなかなか難しい。
一方の僕はというと、なんともだらしない姿。爪には黒い汚れがベッタリとついていて、彼女の美しい白い手とは違ってひどく焼けている。焼けているというのは色もそうだけど、火傷跡が残っているということ。
そして重要なのは、彼女は僕の右側を歩いているということ。つまり、彼女は正しくて僕にとってあの忌々しい太陽よりも眩しい光であるということ。彼女を挟んだ右側には大きな川が流れていた。
彼女はいつも正しかった。
この世界にはルールが存在する。
いつだって、右側が正しい。
エレベーターでは右側を歩く人が優先されるし、右側の人が死ねと言ったのなら、その言うとおりにしないといけない。でも、右側ってどういうことなんだろう。もし仮に、僕が右側の人に死ねと言われたのなら、僕は後ろを向けばいい。そうなれば右側の人は左側の人になって、さっきの死ねという命令は効力を失うはず。
そのことを右側にいる彼女に聞いてみたら「右側が正しいということが重要なんだよ、そのことと後ろを向くことに矛盾はない」と完全な正しい答えが返ってくる。
僕らは川沿いにひたすら歩いていた。流れはどこまで続くんだろう。でも、右側にあるんだからきっと正しい下流に辿り着けるんだろうな。
「みて、川に骸骨が刺さってる」
彼女が右に指差したから、僕も右を見た。確かに、川には人間のものであろう骸骨が流れに耐えながらそこに置かれている。本来はついているはずの土塊は、綺麗に流されてしまったみたいだ。
「あれは刺さってるの?」
右側の人間は正しいからといって、疑問を呈してはいけない訳じゃない。川に刺さるなんて、ちょっとおかしいと思った。
当然僕は質問する権利がある。
「うん、だって魚を食べたら、喉に骨が刺さることもあるでしょう?」
確かに、そうだったね。
「私、この時間に死んだんだ」
彼女は死んでいたらしい。正しいのだから、きっとそれは正しいのだろう。
美しくベンタブラックの長髪には、後頭部のある一点を中心として赤色が跳ねている。
「そうなんだね。痛かったの?」
「うん、すごく。そうだ、これを渡さないといけないんだった」
彼女は笑いながら、左ポケットから手拭いを出した。無地の生地に、薄く水色が染められていて、星のマークがばら撒かれている。
僕が受け取ったことを認めると、彼女はまた骸骨に目を向けた。
「あれは、私は火葬されていないの?」
「うん、まだされてないよ」
「火葬されて灰になったら、川に流されるのかな」
そんなことはない。だって、あの川は右側にあるんだから。あの川が正しいのだから、死んだ何かを流すなんてダメだ。
「そういえば、なんで私たちは川に沿って歩いてるんだっけ」
「夏休みも終わるのに、何も成し遂げていないじゃんか。僕たち。宿題、やったの?」
「全部終わらせたよ。でも、私が何書いたってそれは正解になるんじゃない?」
彼女は右側だから、そのとおりだと思う。でも、右側が正しいからといって左側が正しくないなんてのはおかしい気がする。この世界は、たくさんの正しいが存在している。
だから少年兵が世界から消えることはないし、隣人を愛する人間がいなくなることもない。正しい、には悲しいことも嬉しいこともある。
僕が回れば、世界もそれに合わせて正しくなったりならなかったりする。
でも、そこに間違いが生まれることはない。ただ右側が正しい、ってことだけ。左側は間違い、なんて世界のルールはないから。
そして何より、川には流れが存在している。流れがなければ、ただの水槽になってしまう。
「私……青春らしいこと、してなかったから。誘ってくれてすごく嬉しかったよ」
「うん。すごく寂しそうに見えたんだ。だから、よかったよ」
僕らは歩いた。お母さんには夜までに帰るよう言われたから、朝早くに集合して川の下流に向かった。世界は大きい。だから、この川もきっと大きいはず。
最初は、源泉から下流まで行こうと計画していた。でも、源泉はどうやら関係者以外立ち入り禁止となっていて、それは叶わなかった。
学校では、何人がそのことを知っているだろう。源泉には、誰も入ることができないこと。
「そういえば、ここには僕らだけだね」
「虫とか鳥とかを除けば、ね」
そういう意味で言えば、僕らは"比較的"面白い戯曲だ。景色はたくさん変わって、虫の音、川の流れ、そういった効果音で溢れて。
ただ何かを待ち続けるだけの物語ではないことは確かだった。強いていうなら、登場人物が少なすぎるぐらい。
「前に貸した小説、どうだった?」彼女は読書家で、よく本を貸してくれた。
「僕には難しすぎるよ。少なくとも、人間が読むようなものじゃない気がする」
だから僕はその本を川に流した。でも、それはその本を捨てたとかそういう訳じゃない。
こうやって彼女と歩く時、一緒に下流まで持っていくためだった。
「小説は、つまらない、むずかしい……いや、
「真実をまっすぐって?」
「僕らが川沿いに歩いている時、小説はその川を何かの暗喩に使うんだ。僕らが下流に行ったのなら、あの小説通りなら、川は人生の終わりを表しているから僕らは急に死ぬことになる」
「でも、結局はフィクションだよ。フィクションに真実はないんじゃない?」
「現実だって、フィクションでしょ。暗喩なんか存在しない、すごくリアルなフィクションだけど」
僕は膨れてみせた。子供っぽい、と思われるかもしれないけれどこれでいい。実際に頬を膨らませて彼女に抵抗したんだから。この川の果てに死があるとは到底思えない。
「じゃあ、賭けをしよう」
「賭け。僕は安定した人生を送りたいんだけど」
「いいでしょ、どうせ最後の夏休みなのに、楽しまないともったいない」
ルールは簡単だった。川の果てにたどり着いた時、僕らが死んだのなら彼女の勝ち。逆に死ななければ僕の勝ち。
でも彼女はもう死んでいる、そう自分でいっていた。だからこの賭けは不平等に思えた。すでに彼女は半分勝っている。
「人間は記号だらけ。細胞単位から、肉体から、精神構造から。僕らは記号だ。だから、僕は死なない。概念である記号が死ぬっていうのは、おかしいでしょ」
「そうかもね。でも、結局私たちは肉体であることから逃れられない。精神をデータに移したとして、そのデータはどう保存されるの?田舎に設置された、巨大なサーバー?巨大な海底ケーブルの、どこかひとかけら?結局、それは物質だよ」
右側にいるから彼女は正しい。そうなるとそもそも、この賭けは成立しないように見える。でも、彼女はこうも言っている。2たす2は5だって。
「というか、疲れた、私……」
もう二、三時間と歩き続けていた。川の水は筋繊維を持たないし、疲労を感じる脳も疲労を感じさせる物質もない。少し休憩したって、川は責め立てない。
「いいよ、休もう」
そうして僕らは河川敷に作られた、川に向かって降りていく石造の階段に座り込んだ。
彼女は右、僕は左に座る。でも、川は目の前にある。川の正しさは、変わったのだろうか。
目の前の川には、流木が静かに削られていた。そこに一匹の白い鳥が休憩していて、ただぼんやりと首を動かしていた。
「ねえ、私たちが初めて出会ったこと、覚えてる?」
「いいや。ずっと一緒にいる気がするから」
「そう?一年前ぐらいだと思ってたけれど」
そうだったっけ、と笑って僕は、足に登ってくる、ありんこを落とすことに必死になる。
僕だって生きている。”彼”だって生きている。それは素晴らしいことだけど、できれば僕の足を未開拓の地だとしてそのフロンティア・スピリットを発揮しないでいただきたい。
一方彼女はというと、どこからか買ってきた棒付きアイスに齧り付いていた。
「どこで買ったのそれ、コンビニなんて近くになかったでしょ」
「川は流れるけど、凍った水は止まったまま。それが美味しいなんて、皮肉だと思わない?」
「ちっとも。水は流れるから、動くんでしょ」
彼女は正しいんだろう。きっと、彼女は手に持っているアイスと栞の判別がつかないはずだ。栞だって、小説の中の時間を止めておくことができる。
栞はどんな味がするんだろう。挟んだページの味がするんだろうか。
「にしても、暑すぎるでしょ。私、日本の夏は生きるのに適してないと思う」
「うん、本当にそう思う。春夏秋冬生きている僕たちには辛い時期だよ」
汗を拭くために、ポケットに手を突っ込んで手拭いを探す。さっき彼女にもらった薄い水色の手拭いが出てくる。
「それは、まだ使うものじゃないよ」
「えっ、じゃあ、なんで渡したの」
彼女は黙ってアイスを平らげた。
「何も書いてない、当たった!」
「当たりって書いてないのに、当たりなの?」
「うん。だって、当たっちゃったらまた同じアイスを食べないといけなくなるでしょ?」
彼女は本と同じぐらい、アイスが好きだった。というより、冷たいものが好きだったんだろう。
冷たい、というのは分子の運動が少ない。言うなれば、遅く見える。彼女は多分、凍った物体の分子を眺め、食し、吸収することが好きだ。
彼女の目的はアブソリュートゼロ。そのためなら、宇宙にだって行ってしまいそうだ。
「もし死んでしまったとして」
いきなり変わった話題に、僕は振り回される。座っている彼女を右に据えた状態で。
「賭けの話?」
「そう。私たちが本当に死んでしまったのなら、それはこの川が本当に運命とか、そう言ったものってことになる」
「そうだね、それを確かめるための賭けだから」
「じゃあ、その川の流れの源泉には、何があるんだろう」
「関係者以外立ち入り禁止の看板と関係者」
「私たちは、この川の関係者のはずだよ。だって、この川の果てに私たちの死があるんだから。関係ないわけがない」
「それを確かめるなら、源泉に戻ってみる?」
「いや、いいよ。このまま果てまで行こう」
「死んでしまうかもしれないのに?」
「死んでしまうかもだから、だよ。死ぬってことは、どの人間も絶対に経験する、絶対に最新の未来なんだから。逆に源泉に行くということは、私たちが生まれることになる。そんなの、タイムマシンでもなければ無理なんじゃないかな」
正しい彼女のことだから、そうなのかもしれない。これは賭けなんだから、正確に言えば正しいという確証はない。ただ、彼女は右側に座っていた。
「そろそろ、行こう」彼女が立ち上がる。
「行かないと、いけないんだね」
もう、これはただの賭けじゃなくなっていたのかもしれない。彼女の知的好奇心を探る旅。ひょっとしたら、宇宙にまで行くことになるのかもしれない。
本当は、怖い。もし死んでしまうのなら、この川が暗喩なのなら。川へ誘った僕は死神ということになる。
「歩かないと、正しいことはわからないよ」
「正しいことは、右側にあるじゃん」右側にいる彼女を見上げながら答えた。
「それなら、私は右腕を切り落としてやる」
呆れた僕は、ため息をついて立ち上がる。それなら、僕は彼女の右腕を、僕の右耳にピアスとしてつけてやる。それぐらい、彼女の正しさが好きだった。
結局そのまま、また三時間ぐらい歩き続けた。彼女は水分の代わりにアイスを摂取していて、僕はなんとか自動販売機を探し出して小銭を入れる。
そうやって歩いていると、左手に河川浄化施設が見えてくる。川の水を濾過だとか沈澱だとかして、きれいにしてしまう施設。
もし川が暗喩であるのなら、この施設はあまりにも歪であるといえる。昔からこの川は環境保全の象徴としてきれいに保たれていた。
「人は美しくありたい。そう願わない人間はいない」
「僕はそう思わないな。身だしなみに気をつけてないわけじゃないけど」
「違う違う。俗っぽい言い方だけど、中身も含めてだよ」
「人は無意識の中で、別の人間を求めてる。そのために美しくなって、他人と関われるように自分を研ぐ」
「その末に削れきれたら世話ないよ、僕はそう思う」
テロメアを研ぎまくって、細胞をいくつ殺したらそこに辿り着けるのかを計算するコンピューターは今のところ開発されていない。でも、人間の死を表計算ソフトにまとめることのできるコンピューターはうんと出回っている。
「あの施設が水を綺麗にして川に戻すなら、これは多分宗教施設に近いんだろうね」
「どうして?」と右側の彼女に問う。今度は、彼女は飴玉を舐めていた。
「自然に流れる人間の価値観を、人工的に”綺麗”にしてしまうから」
「ってなると、あの川は人の手でつくられてることになるね」
ぶっきらぼうに僕は答えた。運命の暗喩である川に人の手が加わっているのなら、それは本当に暗喩たり得るのだろうか。僕にはちょっとそう思えなかった。
「どうだろうね。私たちの周りは、人工物しかないよ。世界が言っている自然っていうのは植物とほとんどイコールでしかないけれど。本当はもっと自然っていうのはカオスであるべきで、でもそこには規則性もあって……」
「やめて、こんな暑い中聞きたくない」
わざとらしく手で僕の顔を仰いで見せる。右側が正しいからといって、拒絶していけないわけじゃない。
「ま、つまり私たちの周りにあるのは計画された自然だってこと」
それ以上彼女は何も言わなかった。浄化施設を通り過ぎて、しばらくアスファルト、自然、川が続いた。時折川を渡る橋はあったけれど、人っ子一人いない。誰かとすれ違うこともない。この世界に、愛する人と二人だけ――ありがちな話だし、そう言った類の”セカイ”には飽き飽きしていた。テレビCMで流れてくる恋愛映画は特に。でも、彼女が言うには、人間が恋愛映画を作るのはとても崇高なことであるらしい。そこで涙する人間が尽きないことがその根拠なんだとか。僕はそういう映画に興味がなかった。SF映画とか、気になってた昔の映画の続編とか。そういったものが好きだったぐらい。
川はいよいよ、その面積を広げることで最果てが近いことを教えてくれる。
もちろん下流は海に面していることから、人類の活動の要請としてここら一体は極めて近代化されている。物資輸送、あるいは漁業のためのいくつかの船が、無人で浮かんでいるのが見える。
ここには自然なんてものは存在しなくて、ただ”植物が植えられていた”。
鳥の囀りは聞こえない。虫の音は存在しない。真空空間になってしまったせいで、音が届かなくなったかのよう。
そういう意味では、ここは宇宙だった。少しずつ、人間は宇宙をここと同じように”近代化”していくんだろう。
「終わりが近い。私たちは本当に死ぬのか楽しみだね」
「死ぬって、どうやって僕らは死ぬの?」
そもそも、彼女はもう死んでいる。川の中で、骸骨となって。でもそれに言及するのはなぜか怖くて。聞き出せずにいた。
「登場人物は二人しかいない。それは私と……」
「僕だろ、それで、どう死ぬの」
「さあね、スコップで頭をぶつけられて、そのまま土の中に埋められるとか?」
馬鹿馬鹿しい、そんな話に耳を傾ける理由もなかった。
もう少し歩けば、きっと海が見える。
海には海洋生物がたくさんいる。僕らはそこから足を得て、肺を得て大地に生きる免許を発行された。
「ついた。ここが海なんだね」
彼女が僕より一歩前に出て、安全用の高いフェンス越しに海と呼ばれたそれを見渡した。僕には、それは海じゃなくて宇宙に見えた。
それは宇宙だった。黒くて、ところどころで光っていて、その中には特に眩しい光もある。でも、船とかそういうものは一切見当たらなかった。宇宙船は今のところ存在しなくて、多分フェンスの真下あたりには人工衛星が浮かんでいるけれど、残念ながら覗き込むスペースはない。
一般的な海の表面に宇宙のテクスチャを貼りつけたかのよう。それは海らしく穏やかに波立っていて、僕らの方へ向かって飲み込もうと必死になっている。ふと川を見てみると、たくさんの星がぷかぷかと浮かんで宇宙の方へ流されていっている。その中には、恒星となったらしい彼女に手渡された小説も含まれていた。星は、川の最小単位であると言わんばかりに川の全てを構成していた。彼女はアイスが好きなんじゃなくて、星が好きだったんだ。
彼女は泣いていた。その海、宇宙?を見て。
「星だ。星が浮いてる」
ふと、彼女の手拭いを思い出した。それを右ポケットから取り出して、彼女の涙を拭ってやる。星の刺繍が、彼女の涙を吸収している。
左ポケットにしまおうと左手に持ち替えた時、いきなり彼女は僕にキスをした。
「ありがとう、私の星」
「僕が星なら、きみはなんて形容したらいいの?」恥ずかしくなって、ことばでそれを隠そうした。
「そうだね……左側、そう形容して」
ずっと僕の右側に立っていた彼女を、僕は左側と呼ぶことになった。
「もし宇宙人がいたとして」彼女は一呼吸置いてから続ける。
「右と左をどうやって教える?」
僕は迷った。だって、右は左になるし、左は右になる。でも僕は、ある一つの基準を今まさに定義することに成功してる。
「君の逆だ。君の逆なんだ、右側は」
その答えに満足したのか、フェンスを背にして彼女は振り返る。僕も一緒の動きをしたから、今まで右側にいた彼女が左側に移動する。
僕の左側には、
「まだ、終わりじゃない」
「えっ」
彼女はゆっくりと僕の顔を見た。そう、まだ賭けが残っている。賭けが残っていた。
「僕らは死ぬの?それとも、生きるの?」
「どうしたい?」彼女は笑って聞いてきた。
「わからない」
「じゃあ、このまま戻ろう」
「賭けはどうなるの?」
「ここが死の暗喩なら、源泉へ行った時に、私たちはきっと、赤ちゃんになるでしょ。そうならないと整合性が取れない」
僕は悔しかった。ここのフェンスは、登るにはあまりに高すぎて確かめられなかったから。そうするしか、賭けを続ける方法はない。
僕らはフェンスを背にしたまま、また歩き出した。
「ねえ、いる?」
彼女は棒付きの凍った星を僕に差し出した。
「いらない」
この世界にはルールが存在する。
いつだって、右側が正しい。
エレベーターでは右側を歩く人が優先されるし、右側の人が死ねと言ったのなら、その言うとおりにしないといけない。でも、右側ってどういうことなんだろう。もし仮に、僕が右側の人に死ねと言われたのなら、僕は後ろを向けばいい。そうなれば右側の人は左側の人になって、さっきの死ねという命令は効力を失うはず。
そのことを左側にいる彼女に聞いてみたら「右側が正しいということが重要なんだよ、そのことと後ろを向くことに矛盾はない」と不完全な怪しい答えが返ってくる。
リバー、左側、手拭い。 底深周到 @Azalea_
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