プールに消えた夏
reo
夜の学校とあの噂
真夏の夜、ケンタ、ユウキ、マユ、タクミの4人は、肝試しの計画を立てていた。
数年前から噂されている、あの「神隠し」の噂が話題になった。
「プールに消えた子は、今でも底にいるらしい」
「夜中にプールの底を覗くと、そいつに引きずり込まれるって話だ」と、軽口を叩き合ううちに、夜の学校のプールに忍び込むことを決めた。
懐中電灯の光を頼りに、忍び込んだ学校は昼間とは全く違う顔を見せる。
静まり返った廊下、風もないのに軋む体育館の扉…
目的地はプールだ。
鍵のかかったプールの通用口を無理やりこじ開け、湿気を含んだ冷たい空気が4人を包み込む。
月明かりが差し込むプールは、水面が鈍く光り、底の見えない深い闇が広がる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます