この作品はタイトル通りにカニバリズムをガッツリ取り込んでいる為、描写がかなり残虐的です。
エグめのグロが苦手な方は読むのにちょっとだけ覚悟がいるでしょう。
でも「グロが無理だから…」と及び腰になるのは本当にもったいない。
今まで理不尽な暴力で蹂躙してきた極悪人達が泣き叫び、這いずり、肉片となって散って行く姿は中毒性の高い爽快感を持っています。
そして因果応報を受ける悪人は椀子蕎麦の様に湧いてきて飽きさせません。
主人公は人では無い為に葛藤する事も無くストレスフリーなのも良い点でした。
百合描写も定期的に挟まり良い感じの箸休めとなります。
バイオレンス8割・百合2割、そんな塩梅のこの作品が私は好きです。