第13話 勝って兜の緒をしめよ
今回のこの案件は私至上一番の案件と言っても過言ではないものである。
慎重に進め、何度も課長や部長と打ち合わせをした。
そして、この案件は今無事に終わったのだ。
この達成感と、皆からの祝福最高だ。
家帰って、高い酒でも開けよう。
しかし、私は知っている。
このような、一大案件などはうまくいったとき、気が緩みすぎ失敗してしまうことがあるのだ。
それも、しっかり注意それば回避できたミスである。
私も、初の営業で成功したときは、気が緩み失敗した思い出がある。
そのせいで、せっかくの達成感や幸福感が、ミスにより喪失感や叱責により気分が落ち込んだりするのだ。
そうならないために、最初からしっかり気を引き締めればよいのだ。
北条氏綱も言っていた。
「勝って兜の緒を締めよ」と。
私もしっかり兜を締めて仕事をする。
「さすがだ、大口案件を終えても、浮かれもしないなんて。俺だったら浮かれて仕事に手がつかないは。」と話している社員を盗み聞きをしながら、心でほくそ笑むことにする。
「芦田、ちょっと会議室まで来てくれるか」
部長に横には課長が。。。。。。
何か失敗でもしたのか。
全身の血の気が引いて、さっきまでの達成感も冷や汗にかわった。
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