第3話 一言坂の戦い
今回の会食会場についた、そして、今回の相手も続々と集結する。
会食会場の名前は、和食店のお店「三宝原」(みたからはら)どことなく三方ヶ原に似ている。
そんなことはどうでもいい。
今回の相手は武田屋商事である。
そして、なぜ、ここに、武田屋商事副社長「武田屋信芸」がいる!!
普通会食に、ここまでの役職者は来ないだろ。
部長を帰らしたことへの後悔と、副社長が同席することに何も報告がなかったことに対する相手への怒りが沸き上がる。
座る席が決まり、各々席に着く。
相手を見ると、部長と主任と営業担当と、十分すぎるほどの顔ぶれである。
さすがは、武田屋軍だ。
この会食をやることになった理由も、相手方の主任がおすすめのお店を知っているということで、腹が減っていた、私と日出吉はすぐ了承してしまった。
そんな我々の布陣は会食なれをしていない後輩と私だけである。
殿を務めているのだここは、私が「本多忠勝」になるしかないな。
覚悟を決め、会食会場へと向かった。
緊張と、普段来ない高級感ある雰囲気に2人は萎縮してしまう。
乾杯という掛け声と同時に、戦は始まった。
我々の狙う首は、大将である副社長。
何としても、副社長を酔わせ、早く切り上げさるのが狙いだ。
しかし、この時の私は、まだ知らないのだ、武田屋社員たちのの武田軍並みの強さを。。。。。
ぼこぼこである。
「本多忠勝」になると息巻いていたが、やはり私は、ただの足軽だった。
相手は、鶴翼の陣のように、座り我々を帰らせまいと囲んでいるのだ。
魚鱗じゃないのかとツコッミたくなるのを我慢し、対策を考えるも、両翼より、こちらの情報を聞き出そうと、攻撃が来る。
我々は、必死に抵抗するも押されているのが目に見えてわかる。
相手は、全員かなりお酒がつよい。
それに、会話のペースも相手にとられた状態だ。
このままでは、こちらが酔いで全滅してしまう。
そんな時、この男が戦況をいっぺんする。
「せっかく楽しい会食ですし、仕事の話はほどほどにしましょうよ」
この男言いやがった。
誰しも、言いたい、結局仕事の話になり、あれ?これ商談と変わらなくね?となるのも遠回しに仕事の話を辞めさせるように言ったのだ。
羽柴日出吉、あの関白「羽柴秀吉」と名が似ているが、ここまでできる男だったとわ。
これを皮切りに、趣味の話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごせた、先方は次の日も仕事ということで、早々にお開きとなった。
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