魔法絵師のミーラークルム

涼森巳王(東堂薫)

登場人物一覧



 サリエラ・ルクレティーナ・デ・ルフィーリエ(サリー)


 本編のヒロイン。ピンク色がかった、ひじょうに珍しい髪の少女。瞳は薄紫。

 天才画家と名高い父の血を継ぎ、魔法絵の才能を強く生まれ持つ。夢見がちで妄想癖があり、キレイなもの、可愛いものが大好き。意外と食いしん坊でスイーツには目がない。重度の方向音痴。まだ恋に恋するお年ごろ。



 マウリオ・アウリヴィカ・デ・ルフィーリエ


 サリエラの父。天才宮廷魔法画家として世に知られ、晩年は自分の工房を持っていた。十年前(サリエラ五歳のとき)他界。



 ルクレティア(ミリエラ)

 サリエラの母。サリエラが三歳のときに病気で死亡。サリエラはほぼ覚えてない。が、じつは……。ミリエラは還俗後の名前。


 ヴィヴィエラ

 サリエラの憧れの従兄弟。十歳年上なので、生きていれば二十五歳。十年前、異国へ旅立った。父の弟子でもあり、魔法絵の才能を高く買われていた。金髪碧眼の超絶美形。


 クノルエ

 父の一番弟子。サリエラを追いだし、父の工房を乗っ取った。魔法絵の才能はない。


 バリヴィエ

 父の二番弟子。乱暴な口調だが、わりとイケメン。まがったことが嫌いで義理を通す人柄。魔法絵の才能は多少あるものの、天才というほどではない。ちなみに一番二番などは弟子になった順番であって、絵の腕前じゃない。ちなみに今回、名前だけ登場のケヴィラとウォンダリは四番、五番弟子。


 セルディア

 サリエラの一つ年下の父の末弟子。幼くして弟子になってるということは、魔法絵の才能がかなりある。


 ウィリアム

 工房に入らず、個人で描いてる魔法絵師。画家と絵師のあいだくらい。魔法絵の才能はあるが、気分屋なので出来にムラがある。黒髪の美形だが、ちょっと残念な一面も。


 フィーリオ・アリアヴェーラ・ルグランディエ

 アンディラの侍従。銀髪グリーンアイズのとびきりの美形。ヴィヴィエラなのか、そうじゃないのか? つねにレディーファーストな優しい物腰と知的な会話で女性にモテモテ。


 ?

 フィーリオの弟。ヴィヴィエラの成長した姿? 金髪だけど瞳はグリーン。サリエラがピンチになると、どこからか助けに現れる。


 ケーセトラ・ガルシニエ

 サリエラを雇ってくれた老人。白い花の奇跡という画材屋を営んでいる。昔は腕のいい魔法絵師だったらしい。


 マクシミアン

 ガルシニエ老人の一番弟子だが、魔法絵の才能がなく、絵師になることをあきらめた。今は絵の具作りの手伝いをしている。マッチョイケメン。寡黙。


 ホムルニエ

 ヴェネルティア神殿の神殿長。厳しくも優しい。


 ザナヴィエ

 ホムルニエの補佐。紺の巫女のリーダー。


 エメベラ・ジュザベール

 ジュザベール侯爵家の娘。芥子乙女のまとめ役。芥子乙女には貴族の娘が多い。


 サリエラの友達の芥子乙女たち

 エムラ、マリアラ、ヨルヴァ、シンシア


 ジルブラン伯爵令息アンディラ

 ウィリアムに婚約者マーガレットの魔法絵を依頼した。


 ララベラ・レネ・ジルブラン

 アンディラの妹。すごく年が離れている。白猫シャーリーンの絵をサリエラに依頼。


 パン屋のおばさんと孫のユーリア

 亡くなった娘の肖像画を依頼したおばさん。


 オーディトル家の夫人とその娘アマベラ

 裕福な宝石商。病弱なアマベラのために、娘の大切な人形アンナの絵を依頼。


 ベルディナル子爵

 曲者。

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