『卓球少女のワルツ -Hot Compassions-』は、精神障がいを抱える両親と生活保護下で暮らす小学三年生・村木しおりが、卓球を通じて仲間と出会い、成長していく姿を描いた青春群像劇です📖✨
本作は、社会的な困難を抱えた子どもたちが、スポーツを通じて絆を育み、“流れないエンドロール”のように、物語が続いていく希望を描いているのが印象的です🔥🎶
三人称視点で描かれ、章ごとに主人公が変わる構成は、各キャラクターの内面に深く寄り添うことができ、読者自身も“誰かの視点”で世界を見直すような感覚を味わえます🌈💪
卓球という小さな世界に、友情・努力・再生のすべてが詰まっています。少女たちのラリーに、あなたも心を打たれてください🏓👭
企画より拝読させて頂きました。24話まで読んでの感想です。
まず、スポーツを題材とした小説としての王道というべきか、ここは押さえておいてほしい! と(勝手ながら)思う点をすべてピンポイントに突いてある作品です。
具体的にいうと、
・主人公と卓球との出会い
・主人公が抱える背景
・個性的なライバルキャラ
・成長の過程で起こる葛藤
・勝負を経て育まれる絆
それから、試合展開の描写もお見事です。淡々と、刻むように場面や心情を切り出していくのは、作者である藤倉様の文章力の賜物かと思います。
最後に余談ですが、必殺技の発想が小学三年生離れしてます(笑)