第42話 着いた先にアナタが居て
《七宮グループ専用プール》
道中色々とあったがなんとか無事に目的地まで
「案外、時間がかかったな。海岸を出てから1時間くらいで着くとわ」
「七宮家が所有するブールは避暑地にあるんです。ですから熱海の海からだと結構かかちゃいましたね」
七宮さんいわく。葵達は先にプールに着いて遊んでいた。
俺達が来た事に気付かない程に。
「葵先輩。夜な夜な光さんを誘惑しては何も起こらないなんて脈なんて一切ないじゃないですか?」
「は、はぁーっ?! 何を言ってるのよ。百合っ! 誰が脈無しビッチですってっ! 胸揉むわよ」
「ビッチなんて言ってませんっ! やっぱり。静華ちゃんが言ってたみたいに。脳内お花畑なんですね。葵先輩はっ!」
「なんですってーっ! ムッツリビッチッ!」
葵と百合ちゃんは罵声の浴びせ合いをしていた。
◇
「有栖川さん。怪しいお薬だけど飲めば。夜には精力増強するわ。これで好きな子に夜這いすればイチコロで落とせるわ」
「オロロロ……頂きましゅ……(ゴキュンッ……お薬が大き過ぎて飲めません。彩葉さん」
「そう。ならお尻から入れるしかないわね」
「お、お尻?!」
「ちょっとっ! 駄目よっ! カレンちゃんっ! 珍しい物を見たら食べようとするのは。何? その赤い物体は? 没収よっ! 没収」
「か、
「彼の顔に虹色の何かを吐くのね。それはどんな高度なプレイなのかしら? 有栖川さん……私。凄い興味があるわ」
「ち、違います。添い寝するだけです。添い寝~!」
彩葉と有栖川は楽しく会話している。
◇
「
「さ、桜ちゃん? 何でここに居るんですか?」
「ちょっと近くに……富士の樹海の近くのホテルで豚狩りをしておりました。それよりも。
「桜ちゃん? 何です。その縄は?」
「「
「はい。
「桜ちゃん。待って下さい。待ってっ! キャアア!!」
「「桜様~! 止めて下さい~!」」
七宮さんのメイドさん達は誰か知らないが七宮家とは違うメイド服を着た女の子にお仕置きされていた。
◇
「なんか色々と騒がしいけど俺達も交ざりに行こうか。七宮さん」
俺は七宮さんの前に右手を差し出す。
「フフフ。そうですね。皆さん楽しそうですし。行きましょう。汐崎君」
そして、七宮さんは俺の右手に手を添えた。
「楽しもう。この夏をっ!」「はい。汐崎君っ!」
俺と七宮さんは一緒に歩き出し皆が居るプールへと合流した。
◇
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◇
陰日向(かげひなた)者の俺と金髪ギャル幼馴染みのアオハル物語 冰藍雷夏(ヒョウアイライカ) @rairaidengei
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