第7話人生初の1人暮らし⋯
1人暮らしを始めて、初めはなんでこんななっちゃったんだと取り乱し、大泣きすることが多かった。週に1度の受診と、週1回の訪問看護師さん、人生の大先輩であり、尊敬してやまないKさんだけが支えだった。
本当にもがき苦しんだ。
食べてストレスを発散した。
眠剤を飲んだあとも、夜道を彷徨った。
そうしてるうちに、体重がなんと77㌔!!
どうしようか考えて、1日一万歩以上のウォーキングを始めた。
5ヶ月で20㌔落とした。
24才の時に付き合ってた男性が私のことを、簡単に裏切っていた。そんな恋愛しか出来ないのであれば、もう恋愛などしないと決めて、12年彼氏がいなかった。20㌔体重を落とした時も、もう恋愛はしないと思ってた。
そんな中で、ある男性と出会った。
4年半で別れてしまったけど⋯
2つ上で、優しくて、財力があり、ものすごく苦労してきた人で、たった1人で生きてきた人だった。その人が私のことを鍛えてくれた。
まぁただ精神病に理解がなかっただけだけど、私は彼の厳しい言葉をいつも自分を成長させるための善知識だと捉えて着いていった。
でも、彼は確かに行動力のある力のある人だとは思うし、素晴らしいところもたくさんある。でも、財力もある、人格的にも優秀だし⋯。でも、だけど⋯。人をバカにしたり、下に見たり、精神病で働けないことを底辺で恥ずかしいことだと言った。
以前の私は、その言葉に一喜一憂して粉動されてきたけど、今の私はそんな彼も受け止め、包み込もうと思える。
私の考えは、人間には全ての人に公平な尊厳さがあると思う。
健康な人が上!
病気の人が下!そんな考えは本末転倒であると思う。
私の考えはそこ。
彼の考えはそれ。
だから、別れたのだ。
でも、恨み合って別れた訳じゃなく、彼と付き合っていて楽しいこと、嬉しいことばかりだったとは正直言えないけど⋯心の底から感謝してる。
この病気を持ち、彼や、理解のない人がいるおかげで、精神科の看護師さんが不安定の時に対応して下さる。これって本当に当然のことじゃないなって深く感謝できる。こうしてまた自分が、成長できる。
平等と公平との違いは、実は平等の方が不平等なのだ。公平というのが、本当の平等なのだ。
精神疾患をバカにする人が多い。
体の病気はいいのに、精神病はなぜだめなのか。
私は、もしも万が一、一生この病気が治らなかったとしても絶対に信念だけは曲げない!!
それも覚悟の上です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます