将軍家の令嬢だった許思音。
だが父親は何者かの陰謀で冤罪によって処刑される。
思音自身も奴隷として売られるのだが、彼女を買ったのは不老不死の皇帝だった。
許思音は皇帝が愛する女性の生まれ変わりだったのだ――
ここからラブラブな宮廷生活が始まるのかと思いきや、許思音の目的は一途に、
「父を嵌めた者への復讐」と「許家の再興」。
そのために皇帝の愛を利用しようとする許思音が強くてかっこよいのです。
イケメンの愛より復讐心に燃える令嬢って最高じゃないですか?
ヒーローである不死身の皇帝も、とても純粋な人物で、彼の気持ちを考えると切なくなります。
果たして二人が結ばれることはあるのでしょうか?
そして許思音は望みを叶えるのか、それとも――?
ぜひ、読んで確かめてみてください!
中華ファンタジー大好きなbabibuさんによる中華ファンタジーです。
文章の美麗さは折り紙付き、魅力的なキャラクター満載の恋愛ストーリーで最初から最後まで面白かったです。
なんといいますが、設定もとても好きだったのですよね。
無実の罪で滅ぼされた許家の再興を願う許思音は、煌華帝国の皇帝狐嵩の想い人の生まれ変わり、許家を再興するために取り入ろうと身を投げ出して狐嵩の心に取り入ろうと悪女に徹しているのですが……
思音って可愛いのになあ、どうして狐嵩なびかないの。と、もう先が気になって気になって仕方ありませんでした。美女が計算高い悪女を演じているというのにも惹かれましたし、皇帝の慈しむような愛にも心を打たれましたし、「あ、わたしもこんな恋愛してみたいかも」と読んだ人は思うはず!
なんか、好きなんだよなあこういう設定……とパソコンの前で体育座りして画面にかじりついてました。
皆におすすめだよ、面白いから読んでよといいふらしたいくらいの作品です( *´艸`)
月狼王国の将軍令嬢だった許思音は、父を謀反人として処刑され、すべてを失い奴隷の身に。それもこれも、父親の同僚である范禄の企みだったことを知った許思音は、憎しみを糧に復讐と許家再興を胸に誓う。
ある出来事の後。許思音は自分の意思とは関係なく、敵国、煌華帝国の皇城に連れて来られてしまう。そこで出会ったのは千年の時を生きる不死の皇帝、狐嵩だった。
皇帝の恋人の転生者。
かつて愛した人を再び自分のそばに置くために、狐嵩は各地をめぐりその魂を捜していた。
許思音と狐嵩。
ふたりのすれ違う想いが、この物語の大事な要素であり、読者の心を掴んで離しません!
なぜ狐嵩が許思音にこだわるのか。
その理由を知れば、彼の激重な愛に切なくもキュンとなるはず。そしていつまでも自分の気持ちを誤魔化していた許思音が、どのように変わっていくのか。その変化に気付きつつも葛藤する許思音の心情にも注目です。
中華作品が好きな方は絶対に読んで欲しい!
そんなオススメの作品です♪
千年の時を生きる不死の皇帝と、彼がかつて愛した女性の生まれ変わり。
濡れ衣を着せられた父は処刑され、奴婢に堕ち売り飛ばされそうになった許思音を救ってくれたのは不死の皇帝狐嵩。
彼はずっと昔に失った恋人を求め、転生するたびに彼女の姿を探している。
その生まれ変わりが、許思音。
なのですが、
いくら前世恋人であったからといっても、すぐに恋人同士になるわけもなく。
絶妙にぎくしゃくした不安定な関係のまま、物語は進んでいきます。
許思音は許家再興のために狐嵩を誘惑しようとし……。
狐嵩は狐嵩で、彼女に対して煮え切らない態度。
すれ違いながら、少しずつ二人の距離は近くなったり遠くなったり。
狐嵩を利用する気だった許思音の心にも少しずつ変化が……?
頑なだった許思音の心が少しずつ解けていく様子に、読者もニッコリ。
脇を固める登場人物も個性豊かで印象的です☆彡
恋だけで終わらないのが本作の凄いところで、
ミステリー要素も抜群です!
謎も恋も欲張り、でも終わりはハッピーエンドで大満足!
膨大な年月を経て結ばれる二人の、壮大なロマンス。
とてもお勧めです☆彡
とにかく、きゅんきゅん設定が盛りだくさんの作品です。
没落して奴隷に落とされた薄幸の娘
お家再興と陥れた者たちへの復讐劇
皇帝を利用する悪女
愛する女のために不死になった男
彼女が転生するたび探し求める執着愛
時を超えた恋の行方は?
さらっと挙げただけでも、読みたくなっちゃいますよね!
薄幸の娘が心を殺して権謀術策を巡らし相手を追い詰める姿は、ゾクゾクするほど面白くてすっきりします。
時を超えて愛されるなんて憧れますし、繰り返される出会いと別れに胸が締め付けられ、今度こそ結ばれて欲しいと祈りたくなる……
なにより、ヒロインの許思音が魅力的です。
お家再興のために皇帝、狐嵩を利用しようとするのですが、元々の心根の優しさがぽろりぽろりと出てしまうんですよね。
ピンチも招きますが、それを力に変える思考力が見事です。
凝り固まった現実を壊して、新しい未来を引き寄せることができる素敵な女性です。
対するヒーロー、愛する女性のために全てを投げうつほどの情熱を秘めながら、報われない寂しい男。諦めにも似た気持ちを抱えながらも、生まれ変わりを探さずにはいられません。
長く善政をしき人々からの尊敬を集めながらも満たされない日々に現れた許思音に対して、距離の取り方に四苦八苦している姿は、もどかしくも可愛らしくて。
彼が全てのタガを外して許思音を愛するところが見たくなりました。
果たして、復讐は成就するのか?
二人の恋の行方は?
結末は是非、皆さんの目で確かめてみてください。
お勧めです!
将軍だった父が無実の罪で処刑され、奴隷の身分に落とされた許思音は、敵国の皇帝狐嵩に救われる。
狐嵩はむかし死んだ恋人の生まれ変わりを探しては連れてきて、千年も生き永らえているという。
自分がその生まれ変わりであることを知った許思音は、父を陥れた同僚への敵討ちとお家再興のために、狐嵩の想いを利用しようとするが――。
敵討ちとお家のためなら悪女にだってなってみせると意気ごみながらも、飴を落とした子どもに自分の飴をあげてしまったり、奴隷だったときに自分を助けてくれた女性を見捨てられなかったりと、心根はやさしい許思音。
対する狐嵩は一見穏和で紳士的ですが、さすが千年も生きているだけあって、一筋縄ではいかないところもあり――。
理性に反して次第に狐嵩に惹かれていったり、自分のしていることは本当に正しいのだろうかと苦悩したりする許思音の心理描写が丹念で、二人の駆け引きには終始ハラハラさせられます。
秀逸な伏線が張りめぐらされた緻密なストーリーといい、主人公が自分を縛っていた鎖から解き放たれる爽快なラストといい、エンターテインメントの鑑といえるでしょう。
また、中華ファンタジーに通暁していらっしゃる作者様らしく、作品世界もこまやかに造形され、生き生きと描写されています。
特に許思音と狐嵩が城市に遊びに行く(本当は許思音にはある目的があったのですが)シーンでは、猥雑ながら活気に満ちた夜の町の光景が目の前に立ち現れるよう。
良い意味で甘さひかえめなので、恋愛ものはちょっと苦手という方にもおすすめです。可愛いねこも出ますよ!(え、ネコ科だけどねこではない⁉)
本作は、不遇と絶望のどん底にいたヒロインが、『皇帝の最愛の人の生まれ変わり』であるらしい自らの立場を利用し、復讐と家の再興を目指す物語です。
まず、ヒロインである許思音がとても魅力的です。
目的のために手段を選ばず、己の存在意義を賭して生き抜こうとするしたたかさに惹かれました。
悪女であろうとする一方、元来の善性と優しさが滲み出てくるのがまた素敵。
ヒーローである不死の皇帝・狐嵩は、許思音を『最愛の人の生まれ変わり』として迎えます。
これならば寵愛間違いなし! 皇帝の力があれば目的を果たせる!
……と思うでしょう? これが簡単にいかないから面白いんです。
狐嵩は素晴らしく誠実で善良な男性です。
生まれ変わりとは言っても、かつての恋人とは別人である許思音に対して、一定の距離を保ち続けます。
大事な目的があるにも関わらず少しずつ狐嵩に惹かれていく許思音は、本心を隠したまま彼を落とすことができるのか?
揺れ動く心理描写が巧みで、許思音に感情移入しました。
何より、安易な溺愛展開にならないのが良い。
謂わばお互いに後ろ暗いところがある二人です。ある意味でただ利害の一致していただけの関係性から、少しずつ心が触れ合ったり行き違ったりする様子が丁寧に描かれていて、素晴らしいと感じました。
「陛下、私に恋していただきます」
タイトルでもあるこの言葉が、最後の最後にどんな想いを伴って響くのか。
ぜひラストまで見届けてください!
将軍だった父が無実の罪で処刑され、自身も奴隷に身を落とした許思音。
そんな彼女を保護したのは敵国、煌華帝国の皇帝、孤高でした。
特別な力で千年の時を生きる、不死の皇帝、孤高。
彼が許思音を助けたのは、最愛の人の生まれ変わりだからということですが……。
ここで許思音は思ったのです。上手く孤高に取り入ることができれば、父の敵を取ることも、お家再興もできるのではないかと。
助けてくれた人を復讐のために利用する。ここだけ聞くと許思音酷いって思うかもしれませんが、彼女なりの事情や葛藤があるのです。
孤高は孤高で、千年前に死んだ最愛の人と許思音を重ねていますけど、許思音はあくまで生まれ変わり。
好きだった相手が、生き返ったわけではないのです。
そんな気持ちのズレとそれぞれの思惑が絡み合う、ビターな恋愛ファンタジーです。
謂れ無き罪で家族や一族を失い、自身も奴隷として売られてしまうこととなった許思音。
そうして彼女がたどり着いたのは、敵国の皇城でした。
といっても、ここで奴隷として酷い扱いを受けるかというと、そうではありません。
実は許思音。千年を生きこの国を治める不死の皇帝、狐嵩の、かつて愛した人の生まれ変わり。その縁で迎え入れられただけあり、城内での彼女の待遇は非常に良いもの。
少し前までどん底にいたのに、大逆転で幸せを得ることができました。
……なんて思えたらそのままこのお話は終わってしまいそうなのですが、これはまだほんの序盤。
許思音の心にあるのは、家族を陥れた者への復讐と、潰えてしまったお家の再興。今の立場にいても、それを叶えるのは難しい。
ただし、自分を思う狐嵩をうまく利用すれば、それも叶えられるかもしれない。
利用なんて言うとなんだかあまり良くないイメージを持ってしまいそうですが、実際、それから許思音のやろうとしたことは、胸を張って言えるものかと言うと、うーんと唸るもの。
ただし、どうせ利用するのだからと、なんの躊躇いもなくできるほど割り切れてもいないのですよね。
徐々に膨らんでいく、狐嵩への思い。それでもなお、彼を利用してまで目的を成し遂げようとするのは、それだけ家族への思いが強いから。
狐嵩か。家族か。二つの思いで揺れる許思音の行く末や如何に?
冤罪によって一族を失い、奴隷へと落ちた将軍令嬢である許思音。最悪の状態へ転落したところから始まる異世界恋愛物語です。
そして、彼女を救ったのが千年もの時を生きる不死の皇帝「狐嵩」。かっこいいです。
しかし、許思音は、なんと有り難がるかと思ったら、彼女を救った彼を籠絡し、復讐のために利用しようとするなんて。一見、計算高い女性に思えますが、そうではないのです。
作品の冒頭は重く、シリアス展開が続きますが、心理描写や背景設定が濃厚に描かれており、つい感情移入してしまう展開で面白いです。
許思音と、皇帝との恋の駆け引きもゾクゾクします。
どうぞ、お読みください。おすすめです。