このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(173文字)
待合室、待ち続ける主人公。出ていく方法は「番号を呼ばれる」しかないのだが、迎える結末は……?王道の不条理ものです。かなりカフカっぽい。ここまでストレートな不条理系は、カクヨムでは割と珍しいと思う。テーマ的には珍しいわけではないんですが、色褪せない良さがありますね。重たく示唆に富む作品が好きな方に、ぜひご一読をお勧めします。
待合室というものは、えてして退屈なもの。面白いものがあるわけでもなく、散々待たされ、時に自分より後のはずの人が先に呼ばれたり。でも、この作品の待合室は、ちょっと違うみたいです。主人公のコトリは、謎の待合室で自分の番号「M‐000」が呼ばれるのを待ち続けています。なぜ彼女の番号は呼ばれないのか?呼ばれた先に何があるのか?衝撃の結末を、お見逃しなく!