応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • あとがきへの応援コメント

    こんにちは

    戦後を舞台にした壮大なドラマ、完結お疲れさまでした。
    芙美さん、里江さん、小夜さん、玉子さん そして翠さん。
    この五人が出会えた運命が、過酷な時代に運をもたらしたようでした。
    だれ一人が欠けても、ここまで来れなかったような気がします。

    小夜さんの悩みながらも上昇志向が、わたしは好きでした。
    その原動力は明日への恐怖、東京オリンピックを見ながらまた戦争が始まれば、焼け野原になる覚悟をしていたのかと、翠さんの「強迫観念」という語りが考えさせられました。お金が一瞬で消えたこともありましたね。

    この時代を生き抜いた少女達を、眠りにつくまで書き切って頂いてありがとうございます。さらに翠さんを語り部にして、「花田屋」の未来を描く構成に感動もひとしおです。良い時間を頂きました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    いつも応援とコメントありがとうございます!

    長いです。長かったです。ひとつの物語で十九年もかけるのは思ったよりも大変でした。
    最大の「運」は五人の少女たちが出会えたこと、なのかもしれないですね。
    最後、翠は小夜が心の底に抱いていた秘密を知りえるのですが、これも当初はもっと怖い心情でした。それをずっとマイルドにしたのが現在の形です。お陰さまで一応のハッピーエンドを迎えることとなりました。

    過分にして身に余るお褒めの言葉を頂戴し、かえって身の引き締まる思いであります。
    「良い時間」を提供できたというのでしたらこれ以上の喜びはございません。

    こちらこそ、拙作も最後まで本当にありがとうございました。ありがとうございました。

  • 第六十話 望む路への応援コメント

    蛍雪時代! 懐かしい響きです。この頃から出版されてたんですね。私の受験時代(チョーゼツ貧乏クジ世代で3人に1人が浪人)にも蛍雪時代はありましたが、今は人口が減ったし、どうでしょう。

    この当時は国公立大学が安かったので、家から通える範囲にあれば行きやすいでしょう。ただ、女性は4年制に行きづらい風潮もあったと思います。高卒のほうが就職がよかったり。

    一生懸命生きているお姉さんたちの側で、翠がいい子に育ってくれているのがとても嬉しいです。

    作者からの返信

    美冬様 おはようございます
    いつも応援とコメントありがとうございます!

    蛍雪時代、なんと1932(S.7)年創刊なのです! いまでもありますよ~。

    調べてみたところ、国公立で商学部(科)のある国公立大って遠いところばかりな上、殺人的ラッシュもあってとてもじゃないけど通えなさそうだったので、当時江東区(花田屋から見て隅田川の向こう)にある都立商科短大に進学することとなりました。明大ならすぐそばだったんですが、私立ですしね。小夜たちが良いと言っても翠は進学しなかったでしょう。
    短大と言えど、当時は男女比9:1以下! 翠や智佳子はさぞかし肩身の狭い思いをした事でしょう。

    当時の女性はまだ「花嫁修業」の「家政科」、趣味や教養として許されていた「文学科」などへの進学しか親に認められていないのが現実でした。よしんば他学部で「手に職」を付けたとしても、当時の就労事情――『職場の花』である女子はお茶くみや清掃、例え同じ仕事をしたとしても、給与は男子社員の7~8割、昇進も許されず、結婚すれば『寿退社』、と酷い待遇だったことを考えると、花田屋の人々の先進性が分かるというものです。
    今は大卒も高卒も売り手市場ですね! 男女の性差もなく隔世の感がありますね。

    翠は花田屋の「末妹」として常に守られる立場でした。その「姉」達の背中を見て育ったので、真っ直ぐ、しなやかに生きることができるのでしょう。

  • 第七十二話 新しい日常への応援コメント

    こんにちは

    テレビの普及率はまだまだで、お金持ちの家やお風呂屋さんにたむろをしていた時代ですね。わたしも思いっきり昭和生まれなので、懐かしい物の名前が出てくると嬉しい。「あったあった~そんな洗濯機」一人ではしゃいでいます。
    物を捨てられない祖母は、平成までその洗濯機が物置にありました。

    九章お疲れさまです。
    時代背景を丁寧に描いた作品から、その時代を生きる人達の苦しみや幸せを感じました。いよいよ最終話ですね。大事に読ませて頂きます。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは

    私が物心ついたころにはもう白黒テレビはあった記憶が。洗濯機はあのローラーで絞るタイプの単層式でした。しかし平成まで保管されていたなんて驚きです。物持ちが良いですねー。

    九章は、花田屋の日常を離れた、短大という新しい世界で成長していく翠が中心に描かれていました。

    これから東京オリンピックです。戦後日本の一つのピークとなるこのイベントに、皆は何を思うのでしょうか。

    時代背景を丁寧に……とお褒めをいただき恐縮しております。
    本当はもっと時代感を盛り込みたかったですし、人々の喜怒哀楽の怒や哀も表したかったのですが、なんと言うか恥ずかしい言い方になりますが、書き急いでしまいました。

    最終章もどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♂️

  • こんばんは

    「偽書考察研究会」怪しい感じがしていたけど、とんでもない人達だった。
    翠さんがいなかったらどうなっていたか。
    先に帰る時の対処法、怖いですね。もう、危ないったら……

    ほんとうの飢えや恐怖を知らない男達は、逃げ足が速い。
    翠さんの武勇伝、また一つ増えました。👏

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    いつも応援にコメント誠にありがとうございます❗

    怖い連中でした。
    ただ昭和20年よりこの方、正に生死の淵を彷徨い、数多の死を見つめ続けてきた翠の度胸の方が勝ったようですね。

    奴らの逃げ足だけは立派だったようです。
    きっとまた学生相手に危険な商売をしているんでしょう。

    翠、こういう子になる予定じゃなかったんですよ……😥 いやいや本当です😰

  • 活動家、無政府主義者といった所のオルグでしょうか。いまだに研修旅行と称して跋扈しているようですが……。

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 おはようございます
    いつも応援とコメントありがとうございます❗

    今度はまたオタク界隈に介入している気配を感じますがはてさて……
    ところで、この「偽書考察研究会」の連中は、そういった存在よりずっと小物なのです。

  • こんばんは

    楽しいはずの大学生活が、晶子さんにとって重い話しになっているようです。
    文通の文面が変わると顔が見えない分、ざわざわしますよね。
    「偽書」と言う嘘を探る学びが、晶子さんの表情を変えたのか。
    せめてみつ豆で気持ちが楽になるといいのですが、心配です。

    ここで明るい雑談

    ハエトリガミ! 祖父が頭にくっついたハエトリガミ。
    今はコバエホイホイがありますから、楽です。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    いつも応援とコメントありがとうございます❗

    当時は電話もあまり通ってなくて手紙か直接会うかしかなかったんですよね。隔世の感があります。しかも手紙だと真意が見えにくい時もあるし(まあ、逆もあるのですが)。甘味も解禁されたとはいえ、まだちょっと贅沢な品。糖分を脳に補給してまたやり直せればいいのですが。

    あー❗ ありました、ハエトリガミが頭にくっつく話❗ 髪を切るしかないほどのあの恐るべき粘着力は一体どこから……
    しかし、私の祖父は三十代にしてツルンツルンだったので大丈夫だったと思います🤣
    その祖父、壇上で大勢の人の前でお辞儀をした瞬間、稲光がビカッって光って⚡、一同笑いをこらえるのに必死だったとかなんだとかという我が家の伝説が……

    コバエホイホイ我が家でも使いました。しかし奴ら一体どこからやってくるのか……🪰


  • 編集済

    こんにちは

    短大での私服の苦労、これは切実ですよね。
    毎日のことだから、けっこう大変
    翠さんを囲んで、自分の生い立ちにそれぞれ思いをはせる気持ちが、ちょっと切ないです。『違った色を帯びていく』この言葉がとても深くて、次章へのプロローグのようでした。まずは八章お疲れさまです。

    そうそう、これをお伝えしなければ。
    時代感最高です。昭和の臭いが情景が文章から香っています。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    いつも応援とコメントありがとうございます❗

    私は男子だったので、学生時代は渋谷のマルカワで買ったお洒落感ゼロの服で適当に済ませていましたが、女学生にとっては由々しき問題だったでしょう。質素倹約を旨とする花田屋にあっては、翠としては少し気が引ける服ばかりだったと推察できます。

    昭和の情景が出ているとのお言葉沁み入ります。お褒めの言葉をいただき本当にありがとうございます❗
    ヾ(*´∀`*)ノワーイ

    今にして思えば、もっともっと書いてみたかったです。雨が降ると水たまりができる未舗装の道路。ごみバケツの臭い。ハエトリガミ。蚊帳。ガタピシ揺れる乗り合いバスの中でさえ灰皿があったあの時代。
    なんか改稿どころかリライトしたくなってきました…… 戦後の混沌から高度成長期が安定するまでは、そうそう簡単には描き切れないと切に思った次第です。

    編集済
  • 第六十二話 サクラサクへの応援コメント

    こんにちは

    まずは、翠さん、智佳子さん、合格おめでとうございます!
    頑張った甲斐がありました。

    東京タワー、電話、喫茶店のモーニング。ノスタルジックですが、今よりも公共事業などが一番進む時代のような感じですね。

    そして、芙美さんのトラウマが気になります。
    慣れない味の生臭さが、引き金になっているようで……

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    いつも応援とコメントありがとうございます❗

    合格のお祝いありがとうございます❗ 普通の大学と違って彼女たちは手に職をつけるための勉学に励んでいくことになります。一方で高校時代の同窓生、晶子は大学で歴史を学んでいます。

    時代は今と違って正に右肩上がり。復興と成長もピークを迎えようとしています。この時代感をうまく表せることができたらよかったのですがいかがだったでしょう……❓

    芙美は過去の拭い難い記憶を匂わせる「それ」を自ら「喰らい」、「呑み下し」、「消化する」という、積極的かつ攻撃的な行動でトラウマに立ち向かう姿勢を見せました。彼女はこれから少しずつ乗り越えていくきっかけができたのかもしれません。

  • わたしの勤め先は歴史の長い会社で、古い社内報なんかもアーカイブされているのですが、昭和30年頃は戦争の傷跡と、大きく変わっていく時代との狭間って感じがあり、今回の短大のエピソードにもそのような空気を覚えました。

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 こんばんは
    いつもコメントありがとうございます❗

    おお、その社内報の戦後から昭和50年代くらいまでを読んでみたいものですねー。
    映画もちょうど白黒から天然色への端境期。
    小津安二郎の映画を何本か観て参考にしようとはしましたが、あの時代をどこまで出せたのか、私には全く自信がありませんでした。
    そんな中、時代の雰囲気を感じ取ってくださったとの感想を頂戴し、「よっしゃー!」と一人歓声を上げています。脳内で😅

    これから右肩上がりに成長を始める日本。その中で花田屋の女たちはいつもと変わらぬ生き方を続けるのでした。

  • 第六十二話 サクラサクへの応援コメント

    最後の一行が切ないです。

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 こんにちは
    いつもコメントありがとうございます!

    そうなんです。芙美と菊代の件は小夜(と、あとは和馬くらい。しかももう忘れてるっぽい)しか知らず、誰にも言えない苦しさというのもあったのでしょう(里江と翠は生涯を通じて『訊いてはいけない』『何かがあった』くらいにしか認識できていませんでした)。
    芙美はその決して消えない“烙印”を思い出すたび、小夜と重なり合って「上書き」するしかない悲しい性を背負っています。
    ですが、今回、菊代に強いられた「アメリカのにおい」と対峙し、それを自ら飲み下したことで、ほんのわずかではありますが傷が癒えたかも知れません。
    ここより芙美は菊代の影が薄らぐか、その影におびえることが減っていったんだと思いたいです。

  • 第六十話 望む路への応援コメント

    こんばんは。
    夜分にこっそりコメント失礼します。

    翠さんの成長が清々しいです。
    選挙も試験のエピソードも。
    いい人たちに育てられたなって、胸が熱くなります。
    暴漢に向かっていく武勇伝は、この先も自己アピールに使えそうです。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 おはようございます
    いつでもどこでも大歓迎ですよー😊

    8歳の頃は言葉も失い、怯えて姉の後ろに隠れているばかりの翠も、言葉を取り戻すと徐々に本来の気質を取り戻していきましたね。優しく謙虚で、だけど芯のところでは決して譲らない。立派です。わたしと真逆の人間です🤣 やっぱりあの過酷な時代でも、曲がらず生きた「家族」の背中を見て育ったからでしょうね。

    >暴漢に向かっていく武勇伝は、この先も自己アピールに使えそうです。
    おおっと……😅 さあどうなるでしょうか❓
    これ以上は言えません🤫口チャック🤐

  • 第六十話 望む路への応援コメント

    おお、新しい人物の登場。
    これはもう、安心して次回に続きますね!!!

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 こんにちは
    いつも応援にコメントありがとうございます!

    笠間智佳子、彼女が翠にとってどんな人物になるでしょうか。

    まずはふたりとも合格しないといけませんね。智佳子は数学が得意だったようですが、翠の方は今ひとつ自信がないようです。
    ちょっとネタばれになっちゃうんですけれど、智佳子は望んだ受験ではないのです。でも意外とあっけらかんとしています。本当は英文学をやりたかったのです。

  • 第五十八話 孤児の矜持への応援コメント

    こんばんは

    学校内のエピソードがリアルで、偏見が強い時代だったかも知れないですね
    たいてい、親の言葉で学んじゃうから正論だと子供は思い込んじゃったりして。
    先生もそうなら尚更です。
    翠さんは、きっと強くなります。正義感も半端ないもん。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    いつもコメントありがとうございます!

    戦災孤児への偏見は酷いものでした。
    孤児の多くは生きるために、男の子なら犯罪に手を染めた挙句、ヤクザの構成員になったり、女の子であれば未成年でも「パンパン」になり、性病を移されたりするなど、その境遇は過酷に過ぎました。
    そこから人々は彼ら戦災孤児を、今でいう「反社」と看做す傾向が極めて強かったのです。
    花田屋一同は極めて運が良かったのです。和馬が「色営業」を禁じたり、闇市では常に隣で徳さんが店をやっていて幡多が時折顔を見せに来るなど、複数の要因で危険人物が掴寄り難かったのです。彼女らはこれら大人たちも自覚しない形で守られていました。

    裕福な家庭に引き取られた陽子や晶子もまた、大変な幸運に恵まれたと言えるでしょう。
    これが貧しい家庭だったら玉子、翠姉妹の最初に居た親戚宅や、「火垂るの墓」の兄妹を引き取らされた叔母さんになるわけです。

    翠は臆病で常に姉の後ろに隠れて怯えていた幼少期を経て、声を取り戻して言葉が増えるにつれ、本来の性格が形成されていくようになりました。
    生まれついての鋭い観察眼から、何が正しく、何が間違っているかを、小夜たちの背中から学んでいったのです。それだけでなく、「目」が良すぎて、彼女たちの懊悩まで汲み取って、人の情の複雑さも学びます。
    また、「書生さん」の言葉にも思うところがありました。

    その辺りを上手く書けなかったのが、今となっては残念です。

  • バターケーキの時代でしょうか。私の子供のころバターケーキがありました。今でもブッシュ・ド・ノエルはバタークリームで作ると思います。「もはや戦後ではない」に近づいて来ましたね。

    作者からの返信

    美冬様 おはようございます
    いつもコメントありがとうございます!

    そうです! バタークリームの時代です。フォークですくってもぼそっとした手ごたえのあるあれ。
    バターケーキが当たり前の時代だった子供の頃に、一度だけ「フレッシュクリーム」「純生」のケーキを食べたことがあって、衝撃を受けました。でも高校に上がるまでは「バターケーキ」だったんじゃないかなあ(年がバレる……💦)。
    ブッシュドノエル。一度だけ食べた遠き記憶……🤔 また今度買ってみようかな。でも最近のケーキは本当に高いですよね😥

    閑話休題
    はい、「もはや戦後ではない」の言葉が現れるまであと数年、もう目前です。
    彼女たち、そしてその周囲の人々はその言葉をどう受け取るでしょうか?

    あれ? カスタードクリームって書いちゃってるぞ💦
    訂正訂正。大変助かりました。ありがとうございます。

  • 第五十六話 再起の日への応援コメント

    こんにちは

    小夜さんは自分の施しは純粋な気持ちじゃなくて、上からだったと感じているようですが、受け取った側は綺麗も汚いも考える余裕などなかった気がします。
    悩みは小夜さんの誠実さなのかなって……
    達筆な文字で書かれた屋号、店の格が上がって良いですね。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    応援とコメントありがとうございます!

    仰る通り、小夜は真っ直ぐな心を持っているからこそ、この「施し」について悩むんですよね。要領のいい人だったら、心の中でペロッと舌を出して、何も考えずに陽子の申し出を受け取るでしょうね。
    実際に陽子は「あの一杯」を施してもらわなければ餓死していたと言うのですから。その施しの真意は関係ありませんね。

    かつて人を戦争に駆り立てた筆が、十年後には人の口を楽しませ、お腹を満たすうどん屋さんのために揮毫されました。日本は確かに平和で豊かな国に変わりました。
    きっとその筆致は泥臭くとも穏やかで力強いものだったでしょう。

  • こんにちは

    火災でどうなるかと思いましたが、雑誌の情報発信力は凄い。
    今で言うクラウドファンディング、口コミって大事ですね。
    やっぱり、頑張っていた人達があってこそ。
    善意のブーメランがまた来ましたね。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    今日も応援とコメントありがとうございます!

    テレビは生まれたばかりで普及しておらず、情報源としては極めて限定的でした。
    即時性の高い主な情報源はラジオ、新聞、そして雑誌でした。雑誌は娯楽性も高かったので需要も高く、この頃から爆発的に発行部数が増加してゆきます。

    >善意のブーメラン
    その実、当時の小夜の心境としては、ただの善意では施す事はできませんでした。生命を繋ぐ貴重な商品を手放すには、それなりの理由が必要だったのです。
    そこで、闇市の情報収集役にさせるという、打算的な理由をつけ陽子に施そう、と自分に言い聞かせました(第二十三話)。
    この時代、そういった行為は、当時実際によくあることでした。
    小夜の複雑な意図を知らぬまま、心から謝意を述べる陽子を前にして、小夜は居住まいの悪い思いを隠せません。

    薄汚れて形も歪なブーメランを投げたら、24金のブーメランが返ってきたので小夜は大いに当惑しています。

  • こんにちは

    取材や雑誌の効果は抜群、『花田屋』は軌道に乗っていますね。
    そして和馬さん、秘書までいてめっちゃ社長している。もともと気のいい人ですから顧客も多そう。上手く行くと良いです。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    今回も応援とコメントありがとうございます😊

    和馬はこれにて退場となりますが、「佐伯電業」はまだところどころで関わってきます。

    国文学を好む翠は佐伯電業の「合資会社」の仕組みや和馬の覚悟を知って「経営」とは何か、色々考えたようです。

    そして、これから花田屋は右肩上がりに成長していきます。

  • おおっとボーメ計。ここでは塩ボーメですね。実は筑水せふりは食品関係ではありませんが、ボーメ計はたまに使うのです。

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 こんばんは
    おお、ラジオに天体望遠鏡にボーメ計までお詳しいとは! ガチの理系ですね!
    と思いきや、あんなしっとりと情感のある詩までお書きになれるのですから凄いです。
    一体本業は何をなさってらっしゃる方なのか……気になってしまいます🤔

  • 第五十話 目覚めの言葉への応援コメント

    こんにちは

    椎原巳之助さん、逝ってしまわれましたか……
    技を盗む里江さんの視線は、小さな異変を見逃さなかった。
    やっぱり長崎で家族を失っていたんですね。
    天涯孤独の身でも、東京には若き五人の家族が居ました。
    病院より五人の気配がする場所だから、最後の言葉を聞けた気がします。

    あと、ひとつご報告です。
    第四十九話の中盤『ところが昼休みを過ぎて……』の行で、『巳之助』さんのお名前が『伊之助』になっていました。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    いつも応援とコメント誠にありがとうございます!

    巳之助は長崎の家族の許へと旅立ちました。ですが、小夜と里江に全てを教え、その人生の最後は充実したものだったでしょう。
    小夜はまたお金で判断を下してしまいましたが、結果として巳之助にとっては良い最期を迎えられたようです。

    しまった! 草稿では「伊之助」だったのです。潰しきったと思っていましたが迂闊でした。
    ご指摘ありがとうございます。助かりました。
    またほかにもございましたら、お気軽にご指摘ください。

  • クリスマスケーキ、いいですね。
    ずいぶん大人になったと思っても、そこは夢見る5人の少女ですから、目新しいものに挑戦しちゃいますよ。里江さんの事が気になりますが、まずはメリークリスマス!

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    いつも応援とコメントありがとうございます❗
    クリスマスです🎄 メリークリスマス❗🎉
    なので、たまの息抜きに百貨店まで足を伸ばしました🏬
    七面鳥を食べる日は感謝祭が起源なんですけれど、いつの間にかクリスマスにも食べるようになっていったみたいですね🦃
    この年ですと、サンタクロースは定着への過渡期で、花田屋の面々はその存在をまだ知らなかったようです。
    百貨店でサンタの人形を見つけて喜んでいたのかもしれないですね🎅

    里江はいい距離感を掴めたようです。でもまだどうなることやら……😅

  • 第四十五話 兆しへの応援コメント

    巳之助さんが気にしていたのは原爆。
    大事な人でも亡くされていたのでしょうか。
    気になります。

  • わわわわ、最後が。きゃー。

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 おはようございます。
    応援とコメントありがとございます。
    しかし本当にわわわわ~💦って感じですみません🙇‍♂️
    普段はもっとおとなしい表現なんですがつい……😅
    芙美はクリスマスに沸く百貨店のきらびやかさに当てられて気が昂ったのでしょうか。普段はこんな人ではないんです。

    編集済
  • 第四十四話 入学式への応援コメント

    あれから九年の月日が流れたんですね。
    いろいろありましたが、縁があってここまで来た五人は家族の絆が強い。
    めまぐるしい時代の流れがテンポ良く描かれ、高度成長期の日本がイメージしやすか
    ったです。まだまだ通過点、いいことも悪いことも、日本は成長していきます。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    今回もコメントありがとうございますー❗ とても嬉しいです。

    9年経ちました。
    最年長の小夜は24歳になりました。
    日本はかつてない発展の時代を迎えていますが、今回のタマや芙美が吐露したように、もう取り戻せないものを、皆抱えていました。
    これからの日本は、ますます豊かになっていきますが、花田屋のみんなは、それに乗ってバンバン稼いでいくのでしょうか、それともひっそりと暖簾を掲げ続けるのでしょうか。
    まだまだ五人の人生は続きます。

  • 小夜さんの本気に心が動いたのなら信じます。
    椎原巳之助さん、よさげな人。
    ボケたらって言ってごめんよ。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    今回も応援とコメントありがとうございます❗
    巳之助翁の活躍をお楽しみに‼️
    でもほんとにボケちゃうかも……❓😮

  • このお爺さんはいい人でありますように❗

    作者からの返信

    さてさてどうでしょうか……( *´艸`)

  • 第三十九話 小夜の師匠への応援コメント

    このままコーヒーに進みそうでしたが、よし、話がうどんに戻って来ましたね。やるんだったら、「ごはん系」がいいと思うんです。だってまあ、コーヒーってなくても済むし。

    いやでも、一番なくても済む「タバコ」が重宝された世界を書いてたので、人間にとって嗜好品とはそこまで大切なものなんでしょうかねえ。

    作者からの返信

    美冬様 こんばんは
    いつも応援にコメントありがとうございます❗

    そうなんですよ。うどんは亡父が打っていたのを幼少から見つめ続けていた小夜の原点だったので。泥臭いけど、小夜は何かに急き立てられるかのようにうどんにこだわり続けます。

    私もすっかり禁煙してその存在を忘れていたため、当時の「いつでもどこでもタバコを吸う人たち」を描き忘れてて慌てて書き足したり。

    いつだったか1970年代のドラマを観たら、1話で30本以上のタバコが消費されてました。しかもポイ捨て。

  • 第四十一話 老人とうどんへの応援コメント

    佐治誠一、謝ったこと撤回じゃ!
    貧乏神じゃなくって疫病神の盗人じゃん。
    麺打ちは力仕事、このお爺ちゃんの体力と誠実さを信じていいのでしょうか。
    入れ歯が外れたり、血圧あがったり…… あと、ボケたり? (^_^;)

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    何だか空とぼけたじー様ですが、果たしてどうなることやら。並々ならぬ腕前を持っているようですが……( *´艸`)

  • 第三十九話 小夜の師匠への応援コメント

    謎の男は、麺打ち職人だ――!
    貧乏神なんて言ってごめんよ。佐治誠一さん (^_^;)

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは

    そうなんです。元「花田屋」の職人さんだったのです。
    ふふふ……( *´艸`)

  • 元常連さんは昔の味にこだわるから仕方がないです。
    幡多さんの言うとおり未来を見て新しい味で勝負も良いですね。
    井野さんが思わずうなずいちゃう味に辿り着けるのか!

    あら、変な男がふらりと来ました。
    救世主か、見た感じ貧乏神か?

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは

    今回も応援とコメント本当にありがとうございます❗

    私の友人に、代々下町の飲食店を営んでいた者がいます。彼の話によると、こういった飲食店で、代替わりして味が変わると、さーっと潮が引くように客足が遠のくのだそうです。怖いですね。
    小夜がこだわるのも、そいった実利的なことも含んでいたのかもしれません。
    井野翁はこれからもちょくちょく登場します。果たして彼の舌に叶う味を小夜たちは生み出せるのか。現状まだまだ厳しそうです。

    しかし幡多は良い人にし過ぎました。とても旧陸軍大尉とは思えません💦

    謎の男の正体は…… さあどちらでしょうか❓

  • 第三十六話 甦る花田屋への応援コメント

    「花田屋」再建おめでとうございます。
    いじわるな審査官で心配しましたが、融資を受けられて本当に良かった。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    今回も応援とコメント誠にありがとうございます❗

    いじわるだったり性格が悪い人とかは描くのが難しいです。それは別に私の心が清らかだなんて言うわけではなくて、自分の心の中にもあるであろう悪い部分を、直視できていないだけなんだろうな、と思っています。

    とにかく花田屋、再建されました❗ お祝いのお言葉ありがとうございます。
    しかし、できたのはハード面。あくまで「ハコ」の部分です。それでは肝心のソフト面は……

    これからも小夜たちの悪戦苦闘やトラブルは続きます。

  • 第三十五話 常連たちへの応援コメント

    コメント失礼します。

    書生さんの言葉一つ一つに重みがあって、この人はただ者じゃない気がします。
    将来は有名な作家さん? 
    そして、里江さんにも新たな才能が……
    うどんか喫茶店か、得意分野で二拠点経営でもこの人達は上手く回せそう。
    本当に人に恵まれている。頑張る人には自然と人が集まるのかも知れないです。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは

    この度も応援とコメントありがとうございます❗ 嬉しいです❗
    この日の「書生さん」の言葉を皆はほとんど忘れてしまいますが、翠だけは終生忘れることはありませんでした。
    「書生さん」は最後の方でちょっとだけ出てきます。

    里江は料理の才能だけでなく、バリスタとしての才能まであるようです。でも、やはりメインは小夜念願のうどん屋さん、と軸はぶれていません。「須田珈琲」も里江には特別目をかけているようです。

    小夜たちはめちゃくちゃ人の縁に恵まれてます。ちょっと都合よすぎるくらいになっちゃったかな❓😅

  • ドイツの記録でもでも度々目にした「代用コーヒー」、それほどまでに人間はコーヒーを求めるのがすごいですよね。

    私の小説でも「闇市で店開くより、ちゃんとした店舗が安全だよ」というスタンスでやっていました。主人公たちが開店に向けて準備に励む姿は、生きる力があっていいですね❗せちがらい世界で、たまの親切な大人がいいスパイス。

    当時の雑誌、何が載っていたかって調べられるんですねえ。時代考証すごいです。私も見習わないと。

    作者からの返信

    美冬様 おはようございます
    応援にコメントまでありがとうございます❗

    ドイツも代用コーヒーに相当な熱意を持っていたようですね。特にドイツでは、産地との連絡が途絶しているわけで、日本より供給は厳しかったでしょう。
    ちなみに日本ではコーヒーの輸入が完全に途絶えるのは1944年でした。その頃には代用コーヒーすら配給されなくなりました。ところが戦後、軍が隠匿していたコーヒー豆が大量に発見されるのですが、それはまた別のお話。

    当時の日本では、配給だけだと必要なカロリーを得られませんでした。さらには食料公団でさえ闇価格で米を横流しするような状況でした。みんな食えなくてモラルハザードを起こしていたのです。
    それにより闇市が人々の台所になっていきました。
    小夜たちもまだ正規の営業許可をもらってませんが、ガード下のマーケットに入れたのでお目こぼしをされています。

    資料は国会図書館のWeb検索でかなりの部分をカバー出来ました。
    榮養コーヒーについては、ネットで散々探して偶然紙面の画像を手にいれたので幸運でした。
    それでも、資料として本1冊と旧神田區の複製地図を買ってしまいましたが💦

    ドイツの資料探しはなかなか大変そうです。戦争終結まででしたらまだそれなりにありそうですが、戦後の資料、ましてや東独の生活・風俗の資料となると、その収集も並大抵の努力ではなかったと推察いたします。私は日本語の資料探しでしたので、ずっと楽でした。

  • コメント失礼します。

    どんどん街が変わっていきます。まさに時代の転換点ですね。
    この少女達は、何か壁にぶつかっても看板をひっくり返すだけで乗り越える。
    凄い生命力です。
    そして喫茶店、いいですね。コーヒーを楽しむ時代到来という感じです。
    手作りの衣装で白黒コーディネート、メイド服みたいでかわいいです。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは
    今回もコメントありがとうございます!

    メイド服にならないように白いブラウスにしました。そうでないと「メイド喫茶」になっちゃいますからね。メイド喫茶第一号は秋葉原の「キュアメイドカフェ」なのです。歴史を曲げるわけにはいかないのです。
    あそこには2回ぐらい行ったことがあります。シックで落ち着いた雰囲気は、今流行のメイドカフェとは一線を画しておりますお店です。

    おっしゃる通り街は変わっていきます。みんなの気分も右肩上がりです。
    でもそれを「あの戦争を忘れようと必死になってる」と評し、「俺ぁ、忘れねえぞ」と須田珈琲の瞳が暗く輝やいたことに気付いたのは里江だけでした。

    五人の少女たちはその強運も味方して、順調に「生き延びる」道を進んでいます。

    これからも彼女たちの生きる姿を追いかけていただければ幸いです。

    またのお越しをお待ちしております🙇‍♂️

  • 第二十九話 家族の味への応援コメント

    小夜さんは何でも一人で抱えて「わたしが頑張らないと」って気持ちが強い人なのかも知れません。いらだつ気持ちは自分に向かっているのかも。
    たまに、さらけ出すのもいいかも知れません。
    あとは、貴重品の塩ですね。

    四章お疲れ様でした。
    五人の頑張りをこれからも楽しみにしています。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは

    いつもコメントありがとうございます。とても嬉しいです😊
    小夜は「自分がみんなを引っ張らなきゃ」と思っていたのに、いつの間にかそれが空回りして、みんなを突き放す方向に行ってしまったのは皮肉な本末転倒でした。まだ16歳ですから仕方ないですよね。
    芙美を想う里江からガツンと言われて目が覚めたようです。

    五章ではまた新たな壁が立て続けに五人に立ちはだかります。果たしでどうなるのでしょうか。楽しい結果になるよう精進いたします🙇‍♂️


  • 編集済

    第三十話 ガード下と餞別への応援コメント

    ふっふっふ。これでも筑水せふりはアマチュア無線の免許もちなのです。
    6球スーパー……ではなくて再生検波だな。たぶんw

    追記
    あ、わたしもラジオ制作まではちんぷんかんぷんで、あくまで免許を取る時に勉強したブロック図なんかを思い出しての感想なのであまりお気になさらず*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩︎‧₊˚

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 こんばんは
    おおっと! その筋の方の前に馬脚を現してしまいましたね😫 ネットで色々調べたのですが、トランジスタ以前の1940~1946年頃のラジオってネットではなかなか資料がなくて……😅
    いや言い訳をしてはいかん。もうちょっと調べ直してきます。
    ご指摘ありがとうございました (m´・ω・`)m


    ★追記:もうにんともかんとも分からなかったので、Gemini3さんに訊いてしまいました。すると……

    再生検波だと6球は多い。
    通常は3~4球(並三。並四)6球は過剰。再生式の短波は同調がシビアで、「スイッチ操作が簡単」と和馬が言ったメリットと矛盾するんだそうです。
    安価で作りやすく、使い手の腕次第で、遠くの声を拾い上げられます。ただ、その調整が難しいのだとか。また不安定だったとも言われています。

    スーパーヘテロダインなら妥当。
    「6球スーパー」なら、短波帯でも安定して動作するんだとか。アンテナコイルの切り替えやあるいは無効化の工夫についての説明は、スーパーヘテロダインの高周波部の設計思想とハマる、と言われました。
    ノイズを遮断し、どんな環境でも安定してそれなりの音が出せる。でも、回路が複雑でブラックボックス化している。安定性は高いそうです。

    戦後すぐの技術者が、手持ちの部品をやりくりしてスーパーヘテロダイン受信機に挑戦したというのは妥当とのこと。
    ただ、当時としては腕利きの技術者でないと作れない豪華な製品なのだそうで、その点和馬はとても優れていて、純粋な好奇心で作ってみたということなのでしょう。
    のちに「あれは良いやつだから」と言わせてもいますし……

    (すいません私にはちょっと何言ってるのか判りません💦💦)

    なので、ちょっとエビデンスを取っていないのであれなんですが、このまま行っちゃおうかなっと……😅

    またご指摘がありましたら、どうぞお気兼ねなくなんなりとお申し出くださいませ m(_ _)m

    うーん、参考にしたサイトとか記しておけばよかったですね……

    二伸
    また何かございましたら遠慮なくビシビシとご指摘ください。情報を間違えてはいけないので🙇‍♂️

    編集済
  • 第一話 大空襲 三・一〇への応援コメント

    人形劇の名作映画「猫は生きている」を彷彿とさせる凄い描写に息を呑みました

    作者からの返信

    ニセ梶原康弘様 こんばんは。はじめまして

    「猫は生きている」については存じ上げませんでした。調べてみると早乙女勝元原作なんですね。納得しました。小学校の頃でしょうか、氏の著作を読まされてトラウマになりました。その時の記憶が生きているのかもしれません。

    息を呑んだ、とのこと、嬉しいです。いや、嬉しがっては不謹慎なのかな……

    「猫は生きている」どこかで配信していないかな。観てみたいと思います。

  • こんにちは。引用して頂いたので、読みに参りました。全てを読むことは出来ず、申し訳ありません。

    百合×戦争という組み合わせが、個人的には新鮮に感じて、面白いな、と思いました。

    自分自身、戦争とは縁がなくて、分からないことの方が多いのですが、それでも、空襲による街中の描写や、小夜に声をかける女性の台詞、心理描写にリアリティを感じ、映像が浮かびあがり、胸が傷みました。

    大尉は、優しくて、でも、どこか遠くをみつめているようなところが切なかったです。

    作者からの返信

    霜月様 こんばんは
    わざわざこのような底辺小説までお越しいただき、誠にありがとうございます、と言ったらへりくだり過ぎでしょうか。少しでもお読みいただいた上に、こうしてコメントまで頂戴するなんて、跳び上がるほど嬉しいです❗

    私はライトなミリタリーマニアです。
    ミリタリーマニアというものは、皮肉なもので戦争の現実がどれほど悲惨か、自然とよく分かって「しまう」のです。小学生の頃からの蓄積がこうした表現に繋がったのかもしれません。

    描写にリアリティを感じ下さったとのこと、とても嬉しいです。

    幡多大尉は軍人向きではないですね。
    穏やかで、優しく、共感性が高い。
    恐らく親族、特に父親からの影響を受けて止むなく士官学校に進んだのだと思います。
    それでもガダルカナル島では米兵を何人か撃ち殺していたはずです。それが戦争ですから。

    その重みを知っているから、彼は遠くに何かを見出しているのかもしれません。彼はその先に一体何を見ているのでしょうか。それは誰にも判りません。

  • カタライザーのメンバーのホ●の方に献上する、とかがいいと思いまーす❗

    作者からの返信

    ひいぃー❗😫
    それは相当にキツイお灸をすえることになりますね。カタライザーでなくとも、上野の山の奥にはその筋の方々のバラックが多数あったとか……
    でも、案外それもイケるクチだったらどうしましょう。なんせこいつ、「死んでてもいい」と言う相当なヘンタイ(と言うか○チガイ)ですから……😅

    結局小夜はリンチもカタライザーに預けもしなかったわけですが、それは聖人君子のような許しでもなんでもなく、無用な逆恨みを避ける、と言う実に合理的な視点からのものでした。
    この実利的な考えこそが小夜の強みのひとつなんだと思います。

  • コメント失礼します。

    父親の遺品である手帳は、生きていた証しのようでした。
    知識という財産なんでしょうね。
    小夜さんに思いは届いたようです。
    その一方で、芙美さんとの距離があるようでちょっと心配です。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは!
    今回も応援とコメントありがとうございます!
    手帳の走り書きは、父の小夜への生きた言葉でした。

    小夜が少し暴走気味です。芙美はそれを気にしてはいるのですが……

  • 男性からこういうのはある程度(というか、かなり)予想が出来るのですが、まさかの女性から。この時代もあったのでしょうか?

    作者からの返信

    美冬様 こんばんは
    コメントありがとうございます!

    そうですね。男性→女性はよくあったと思います。今でも充分にありそうです。

    実は女性→女性については分からなのです。唯一リアルのレズビアンの知人がいたのですが、最近縁が切れてしまいまして……

    なのでこういうことが実際あるかどうか、断定できる根拠がない以上、フィクションと言わざるを得ません。

    ただ、同性であっても恋情のもつれから来る行為ですので、執着が深ければあってもおかしくない、との私個人の判断であり得ると致しました。

    女性同士の不同意わいせつにつきましては、1件だけ報道されたケースを見つけましたが、証拠不十分で不起訴処分となっております。不同意わいせつに限らず、密室で起きる事件は起訴に至るケースは多くないようです。

    今後もこの件につきましては追跡を継続していく所存です。それに合わせて改稿も検討したいと考えております。

    他にも実際の事例や判例等について情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご教示ください。

    貴重なご意見、誠にありがとうございました。

    ※2025/02/06追記
    ・令和3年度若年層に対する性暴力の予防啓発相談事業 若年層の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケート結果 報告書 <データ編>
    のP.22には、女性の性暴力被害者について「異性からの加害が 9 割弱となっている」と記されていました。
    残りは同性かトランスジェンダーによる性被害と言うことになります。
    但しこれがどの程度のものであったかは記されてはいませんので、不同意わいせつについてどれほどの件数があったかまでは不明です。
    ・また、今後消されるかもしれませんが、NEWS POST SEVENの記事「同性からの性被害 被害者は疑心暗鬼なまま過ごしていることが少なくない/2023.10.22 16:00」
    https://www.news-postseven.com/archives/20231022_1913546.html/3
    では女性同士による「性被害」に遭ったと記されています。ただこちらもただ「性被害」としか書かれておりませんので、どの程度のものだったかは不明です。記事内の被害者の証言から深刻なものだったのがうかがえます。

    ※2026/02/06追記:
    ・毎日新聞 2017/9/25 15:00に
    「改正刑法 女性から女性の性暴力置き去り」
    との記事を見つけました(有料)。
    https://mainichi.jp/articles/20170925/k00/00e/040/226000c
    これによれば、少なくとも現代では少数ながらも女性対女性の性暴力はあると理解できます。

    ただ、1945年当時このような犯罪が行われていたとしても、立件されていたとは思えません。文献も見出すことはできませんでした。よって、証拠がない以上、実態については今でも私はやはり「分からない」「あった可能性はある」としか言えないのです。

    編集済
  • 第二十三話 寒風に抗うへの応援コメント

    「きれいごとばっか……」
    吠えた里江さんは正論、小夜の気持ちも分かりますね。
    警察との根回しも大事、生きるためのことですが、今の時代だって同じことをしているような気がします。登場人物の個性がだんだん見えてきました。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは

    いつも応援コメントありがとうございます! お陰さまで執筆がはかどります!

    おお、個性が見てきましたか。嬉しいです。もっと早くにはっきり分かるようにできたらいいなあ……
    あとはコレにブレがないか、が大事ですよね。ちゃんとできてるかな……

    根回しは大事なのです(`・ω・´)ノ キリッ
    現代日本ではどうなっているんでしょうね。あからさまな汚職は少なさそうですが、それでも小夜たちがやったような付け届けくらいはあるかも?

  • 第十六話 矜持とリボンへの応援コメント

    廃墟の中のサバイバル、壮絶な環境でも「少しの可愛らしさと希望」を見つけ、前を向いて生きてほしいです。

    自分だったらこういう環境、どうするかなって想像をするんです。銀行預金が紙くずになるのが一場つらい。

    作者からの返信

    美冬様 おはようございます
    コメントありがとうございます。

    すみません、この後ちょっと可愛らしくない展開が待っているのでお許しくださいませ🙇‍♂️

    この環境、自分だったら生きていけないと言い切れます。言い切っちゃうのも何なんですが😓
    治安もそうですが、戦後すぐの時代はハイパーインフレが日本を覆い、貨幣価値が急落していた時代です。

    太平洋戦争勃発前年の昭和15(1940)年では16銭だったラーメンは、戦後の昭和21(1946)年には125倍の20円(値段の明治・大正・昭和風俗史 続続より)に。

    醤油は昭和20年から僅か1年間で、19.4倍も価格が跳ね上がっています(値段の明治・大正・昭和風俗史 続より)。

    特に昭和21年は1,079.25%というハイパーインフレ状態でした(戦後ハイパー・インフレと中央銀行 伊藤正直)。

    なので早いタイミングで使わないと紙くずになってしまうのです。むしろ少しでも早く使い切らなくてはいけなかったのです。
    ただ、金回りが良い子供は、筋の悪い連中につけ狙われて奪われる可能性もあったでしょう。身を守るためにはお金の使い方にも注意を払わないといけない時代だったと思われます。

    ライヒスマルクの崩壊、連合マルクのソ連による乱発、タバコ経済、ハムスター行為、といった複雑な事情のドイツとはだいぶ事情が違うようですね。

    長文失礼いたしました。

  • やはりペニシリンの対価は、安くはないですね。
    足かせまで付けられて、さそかし辛かったと思います。
    愚連隊の「カタライザー」リーダーは、なかなか男気に溢れた人でした。

    「隣にいる資格がない」
    決めるのは、芙美さん以外ですからね~
    大丈夫!

    遅くなりましたがレビュー書いてみました。
    あとで確認してみてくださいね。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは
    ペニシリン。
    その対価は、自ら身を投げ出すことだったのです。芙美は魂まで深く傷ついてしまいました。

    佐伯和馬の義侠心が伝わったのは嬉しいです。この後も時々出てきます。草稿ではもっと出番が多く、小夜と丁々発止していたのですが。

    芙美は激しい自己嫌悪というか、自己否定に陥ってしまいましたね。
    これを小夜がどう受け止め働きかけるか、が気になるところではあります。

    レビューありがとうございました! いつも本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます🙇‍♂️

  • 第十五話 瞳の陰への応援コメント

    以前助けた人が、きちんと誠意を返してくれるっていいですね。

    作者からの返信

    美冬様 こんにちは

    応援と応援コメントありがとうございます! 励みになります!

    この「前川のおいちゃん」はこの後も脇役として、チラッチラッと名前が出るだけだったり、姿もチラ見せさたりもします。

    当時はこうした軍用品を勝手に持ち出し、いつまでたっても支給されない「退職金」代わりに販売する者が多くいたそうです。

  • 第十八話 黄昏に影を追うへの応援コメント

    次回……はかなり重い話になりそうですね……

    作者からの返信

    @Chikusui_Sefuri様 こんにちは
    そうなんです。全75話中でも指折り重い話に重たい話になりそうです。
    小夜が向かった先には、何が待ち構えているでしょうか。

  • 第十七話 病と神隠しへの応援コメント

    こんにちは

    ボデーガードは必要な時代ですね。
    お金を払う以上、商売の邪魔をする輩はきっちり排除してもらわないとね。
    必要経費かも知れない。
    この頃は外来語や洋風な食べ物、そして薬など一気にアメリカの文化が流れ込んできた時代でしょうね。
    みっちゃん助かりそうでホッとしましたが、芙美さんが気になりますね。
    無償で手に入る品物ではないだけに……

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは

    昭和20年、戦後の日本は混沌として、暴力の渦巻く世界でした。カタライザーの庇護がどこまで届くかはまだ分かりませんが、“リーダー”の佐伯和馬という男は、普通の的屋は随分違うようです。

    この頃、進駐軍から大量のアメリカ文化とモノと金が流入していました。ペニシリンもそのひとつです。ただ、この時点では、GHQはペニシリンの放出を認めていなかったので、横流し品を闇で買うしかありませんでした。

    そして、芙美は風のように消え去りました。その行方は一体いずこなのでしょう。

  • 第十三話 すいとんと軍刀への応援コメント

    せっかくすいとんが形になったのに、悪い輩が近寄ってきますね。
    軍人さんや子供への情は、いずれブーメランになって戻ってきますよ。
    すいとんのレシピ、結構あるので驚きました。
    今の時代は具沢山ですが……

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは

    今回もコメントありがとうございます❗
    そうですね。今回のお話は“因果”が巡ってくるエピソードが多い気がします。すいとんのレシピと言っても、「救荒すいとん」は「紛い物」なのでちゃんとした「正統派」とは言えないんです。
    小夜としては、うどんを打ちたいのですが、小麦の流通が壊滅的で……

    この頃は、ほとんど味のしないお湯に浮かんだ小麦だんごの混ぜ物入り、と言ったもので、とても食べられるものではなかったようです。
    それでも背に腹は代えられません。人々はそれに高い金を払ってでも食べていかないと餓死してしまう。それくらい人々の食糧事情は窮していました。

    実はこのカタライザーの頭目、結構好きなのです。どこか憎めないところがあるんです。それはまた追々。

  • 第十話 はじめの一歩への応援コメント

    こんにちは

    人に使われている限り、もらえる物は知れていて、商売をやるという選択が何とも前向きでいいですね。一人では思いつかなかったような気がします。
    出会いが情に満ちていて、どこの国でもどんな時代でも、こうやって生き抜いたのかなって思います。五人にエールを!

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは。

    今回も応援と応援コメント、誠にありがとうございます! これだけが私の励みでございます🙇‍♂️


    小夜はものを売って稼ぐ、という「自分たちの意志と力で生きる道」を選びました。
    自分の手で自分のことを全部やらないと生きていけない、そんな時代だったのだと思います。
    なので、小夜の取った選択は正しかったでしょう。

    里江は思ったより手先が器用で、意外にも料理に向いているようです。

    しかし、法律も治安も意味をなさないこの時代、年端もいかない女の子だけで生きていくのは、無謀にも等しい挑戦でした。ただ“力”だけが当時の焼け野原を支配していたのです。

    この辺りを書いていた時は、今の日本に生きていて良かったと思いました。あの時代、あの場所では、到底私は生きていけなかったでしょう。

    五人への応援もありがとうございます。
    これから、全てが無に帰した戦後の東京で、戦前より過酷で混沌とした環境が、小夜たちの前に立ちはだかります。

    そして、ついに救荒すいとんが完成しました!

  • こんにちは

    生きのよさそうな里江さん合流しました。
    出会いがなければ、酷い目に合っていたでしょう。
    一人より二人、二人より三人ですよね。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは。

    今回も応援と応援コメントありがとうございます!

    里江は荒々しくて勇ましい、およそ女性性からは程遠い人物ですが、これから要所要所で光ってきます。また既にその胸中に複雑なものがあって……
    次話でメンバーが一通りそろいます。五人の生存への戦いを是非お見届け下さい。

  • 第四話 小夜の決意への応援コメント

    コメント失礼します。

    『子供には何の責任もない』
    本当にその通りですよね。
    幡多さんにも責任はないのに、やさしい方です。
    勝利を疑いもしなかった時代、国のために死んであたりまえ、悲しい歴史です。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんにちは

    幡多は優しいし誠実で実直な男です。
    ですが、陸海両軍にとっての禁忌である陸海軍協同について直言してしまうほどの愚直さ故に疎まれ、後方に送られてしまいた。結果としてそれで良かったのかどうか、私には判りません。
    幡多も兵士である以上、戦争に加担した一員です。ガ島で米兵の一人や二人は撃ち殺していたかもしれません。

    軍事面のみならず、国民生活も破綻寸前でした。国家としての機能も限界に近かったでしょう。
    それでも戦って死んでこい、と言われる。戦争の狂気は底が知れません。恐ろしいことです。

    しばらくは厳しい状況が続きますが、これから小夜と芙美に新しい仲間たちが続々と増えてまいりますので、しばしお待ちくださいませ。

    編集済
  • コメント失礼します。
    戦争の悲惨さがずしりと来るお話ですね。
    こんな世界でも、誰かを救おうとする小夜さんの強さ、いいですね。

    作者からの返信

    雨京 寿美様 こんばんは!

    おいでいただいて嬉しいです😊
    当時の帝都・東京の凄惨なさまは筆舌に尽くしがたかったと思います。
    しかし、本当の危機はまだまだ先の話です。

    当初、小夜は決して口に出して言えないような理由で芙美に興味を持ったのですが、それもすぐに変わって、昇華されていきます。
    小夜は、誰よりも生きる強さを生来持っていたのでしょう。そのように産み育ててくれた両親に感謝しなくてはいけませんね。

    またのおいでをお待ちしております m(_ _)m