かだい


「ーー、もふちゃんもせいちょう!したい」


「ならね、もふちゃんに課題を出そう」


「おー!」




あのこはぼくにかだいをだす!


なんだろ


なんだろ!


_____「もふちゃんに課題1つ目。

私の存在証明してくれるものはな〜んだ!」


「ほへ?」


そんざいしょうめい?


いまはあのこのげんごろく

ひくのきんし、


かだいかだい


ひとつめってことは

これからもだされるのかな?


うーん




うーん、




「ねーねーかぴちゃんおしえてー」


「かぴしらん」


かぴちゃんいつもかんけつ!

おもしろい


きょうは

めずらしくマリーちゃんのうえにのって

るんるんしてるかぴちゃん。



「ヒント!」


「_____ものだよもの」


もの?


えーわかんないよー

あのこはかわりものだし

ふしぎさんだし

わかんない


「もふちゃーん匙を投げちゃいけないよ」


うう、いちにちかんがえるか



「もふちゃんも見てるのにな」


もふちゃんもみてる?!


あのこがそんざいしょうめいしてる、または

されてるところを??



いまあのこはあさのコーヒータイム


あ!

コーヒーのむこと、とか?


「違う」


ええ〜ん


でもぼく!かしこくなりたい!


「でもそういう人もいるかもね」


うん、でもーーはちがう



こきゅうとか?


ああ、ものか



ほんと



わからない










ときだけがすぎていく









「_____正解は人感センサーライト。


私の家の玄関もそう

2階の部屋に上がる階段もそう


そしてこの保護室のトイレ。

人感センサーライトだよね


私が近付けば私は照らされる

そのとき

嗚呼_____私も生きてるんだって思うの」



ほええ


なるほど?


「でも、もふちゃん

おいてくれてもつくよね?」


「動かなかったら電気、消されるでしょ?」


「!そだね」



「もふちゃんざんねーん!

分からなかったねー」


もふちゃん、ざん、ねん、

もふちゃんざんねん、しょう


ふと、あのあてものブースがよぎった



あたま



ぐるぐる、


ざんねん、しょう


ぐる、



「_____ちゃん、もふちゃん!」



「あ、_____ーーどうしたの?」


「もふちゃんトラウマを抱えてるんだね」


トラウマ



「そうだね、」


「ごめんね、言葉に気をつけるね」



「つぎ!かだい、だしてー」


ぼくはできるだけ、

あかるく、ふるまった


「じゃあ課題2つ目。

もふちゃんは人間の男の子

どんな子が好き?


これには答えは無い。

もふちゃんが答えを作るんだよ」

「___きみ。」


「おー即答!」


あのこはわらった


いつもだれかのヒーローで

あまえんぼでなきむしで

じぶんのみりょくをさいだいげんにだす、

のうりょくがあって

えがうまくて

ぶんしょうかくのもうまくて

ほうようりょくがあって

つらいカコがあってもそれでもえがお

そしてとってもやさしいきみがすき!


すき



すき



だーいすき!




あれ、



あれれ?



ぼくも、




にんげんになって


あのこをしあわせにしたい、




スキになってもらいたい、!?



ど、


どうしよう



ぼく


あのこのことスキになっちゃった


もともとだいすきだけど

それとはちがうスキ、

れんあいてきなスキだ


「えーありがとうもふちゃん」


「あ、ココロよんだな!ずる!」



「_____ねぇ知ってる?

前世からのソウルメイト」


そうるめいと?


「相手を深く理解して愛おしく思う気持ちが強いと特別な絆があるの」


「ほへえ」


「つまりね!今世に特別な絆を結んでおけば来世でも出会えるんじゃないかってこと!」


なるほど!


「むすぶむすぶ!」


「来世でどうやって出会うだろうね?2人とも人間で私は女の子でもふちゃんは男の子

これがいい?


私がぬいぐるみでもふちゃんが人間かも?

それならちゃ〜んと私を選ぶんだよ?」


「もちろん!ぜったいみぬく!」


もふちゃん

あのこ!みぬく!



あのこはぼくがすき

でもぼくのスキとはちがうすき


ぼくのこい


みのらないこい。


つまりしつれん


つらい、


あのこのやじるしが

こっちむいたらいいのにな


これはかぴちゃんもしつれん

たとえにだしてごめんね。

かぴちゃんはあのこがすき!

でもいっぱんてきなすき。


あのこもこいをする。

すてきなひとに


でもしつれんする

しつれんってこんなかんじなのか


ぼくがどれだけスキでも

あのこはこっちをむいてくれない


つらいな、


ぼくはサッカーをするとする。

そしてパスをだす

そこにあいてがいない

それとおなじ


はじめてのしつれん。


「もふちゃんだいすきだよ」


「それはぼくのスキとちがう」


「それでもすきだよ」


スキとすき

すこし、いやかなりちがう

でもすきってあのこはいう、


あのこにこいしてきょぜつされてきた

いままでのだんせいとはちがう。


あのこはぼくをきょぜつしない

ちゅーしてもゆるしてくれる

むしろよろこんでくれる


それなら、

いいじゃないのかな

すきがちがってもお互いすき


そうやってぼくは

しょうかした

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