田口家康の冒険…敵は強大だ!
陶山雅司
第1話
田口家康は夜道を歩いていた
季節は四月だというのに外は肌寒かった
コンビニが見えてきたとき
家康はほっとした
不良やヤンキーのような者たちがコンビニの前にいなかったからである
家康はコンビニに入った
エロ本を買う度胸はなかったので
代わりに
ちょっとエッチなマンガと
炭酸飲料、ポテトチップスを買った
店員さんは中年のおばさんだった
家康はお金を払い、お釣りをもらうと
店員に礼も言わずにコンビニを出た
家に向かって歩いていくと
痩せた女とすれ違った
その時、チーズの腐ったようなにおいがしたため
家康は後ろを振り返った
すると
痩せた女もこっちを見ていた
色白の若い女だ
ぞっとした家康は走り出した
なんと女が走って追いかけてきた
家康は走りながら
「何ですか」
と聞いた
女の手が3メートルも伸びて
家康の左手首を掴んだ
その手は冷たく、すごい力だった
家康は恐怖で声も出せなくなった
その時
バサッという音がして
何者かが家康と女の間に飛び降りた
家康はしりもちをついた
その時、家康は
女の手が手首のところから切断されているのに気が付いた
フードを着た何者かは
剣のようなものを持っていて
女に切りかかった
すると女は信じられないほどの速さで走り去っていった
家康には
これが夢か現実か分からなかった
フードを着た何者かは老人だった
そして
その老人も走り去った
「うわあ」
家康は女の手首を投げ捨てた
そして
よたよたと起き上がると
家路を急いだ
気が付くと朝になっていた
家康は昨日の夜の事を思い出した
女に襲われたこと
手首を投げ捨てたこと
そのあと家まで歩いてきたこと
家の鍵を開け、中に入ったこと
直ぐに二階の部屋に入り、布団にもぐって寝たこと
家康はコンビニの袋を確かめた
少しエッチなマンガに炭酸飲料、ポテトチップスが入っていた
家康は一階に降りた
両親が殺されていないか心配だった
両親は何事もなかったかのように寝ていた
きょぅは久しぶりに学校に行こうか?
と家康は考えた
家康は高校三年生なのだが
あまり学校に通っていなかった
二年生の時に虐められ
三年生になってからはクラスも変わり
虐められることはなかったが
成績も悪く、友人もあまりいなかった
そのことで両親とも仲が悪く
部屋にこもりがちだった
今日は学校へ行こう
と家康は思った
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