車輪のついたバスタブ
はじめまして、管理人さん。
こっち、こっち。自走するバスタブに注目が集まるのは致し方ないけど、ドライバーである中身にも注目してちょうだい。
そう。
お察しのとおり、あたしが人魚。
なによ。
想像と違うって? あなた、割と素直に本音が出るタイプなのね。
まあ、あたしの筋肉美に圧倒される気持ちはわかるわ。これはか弱い自分を守るための鎧。具体的に言うと、肉を食べると不老不死になるなんて伝説を未だに信じてる奴らを千切ったり投げたりするためのパワーなの。やだ。たとえ話よ。あたしがそんな野蛮なことするように見える?
まあ、話によるとここでしばらく泊まれるらしいから来たってわけ。空き部屋は? そこの角ね、助かるわ。ありがとう。
あなた、あとで部屋にいらっしゃいな。やだ、なに想像してんの。……なにも想像できなかった? それはそれで失礼ね……じゃなくて。
ここまで旅をしながら作った歌を聴かせてあげる。これもまた、慣わしのひとつだからね。
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