第4話  もしかして!、なんて無いですよ今の所…。

 こんな顔をされるんだ…

 何時もと違いあどけない表情をされていた。


 何処か懐かしい笑顔、少し前にこんな顔を見た事が有る、勿論お顔もスタイルも全く違っているが発する雰囲気がそっくりなんだ、強いて言うなら俺の黒歴史か、本当に馬鹿だったよな俺は…。


 何時も疲れたお顔、購入される物から一人暮らしだと判る、男の俺から見るとこんなんで足りるの?、と言う位の食べ物を持ちレジにいらっしゃる。


 他にも同じ様な服装のお客様もいらっしゃるが皆新製品や、CMや朝の情報番組で繰り返し流れている物を購入される、まぁ俺は購入しない値の張る物、高い物程良く売れる時代だから。


 良い人が出来たんだな、其れが表情に現れている。

 確かにお疲れには間違い無い、多分パッドが入って居る筈の肩が撫で肩に為って居る。


「毎日一人で大変だね?」

 (=^・^=)

「仕事ですから!」

「でも怖く無い?」

「何がです?」

「深夜一人でお店に居るの?」

「イヤぁ、感じた事無いですね…」

「でも此処二回も有ったでしょ?」

「あぁ、強盗の事ですか…」

「そうだよ!」

「感じませんね?」

「そっか、確かに少し前と違って明るくなったよねこのお店!」

「そうですか?」

「前は余り長居をしたく無いって言えば判るかな?」

「そうだったんですね…」

「お店が明るくなったよ!」

 そう言い笑って居られる…


「いらっしゃいませ!」

 新たなお客様が来店された。


「ほらね?」

「はい?」

「お仕事頑張ってね!」

「ありがとうございました!」


 手を振り帰って行かれた。


「いらっしゃいませ!」

「兄ちゃんハイライト二つ頼むは」

「ハイライト二つですね、何時も有難う御座います!」

「悪りいな、邪魔しちまって?」

「何の事です?」

「とぼけ無くても良いぞ。」

「はい?」

「何時もの別嬪さんじゃねーか、上手い事やったな!」

「有り得ないですよ、残念ながら別口ですよ。」

「そうか?」

「えぇ、何か良い事有った見たいですね!」


 こうしてコンビニの仕事は深夜続いて行く。


 まだまだ続きますよ!

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