一概に信じるといっても、信用、確信、盲信、狂信なとどいったさまざまな意味がある。これらに共通するのは、程度の差こそあれど祈りなのである。誰かに向けた祈りが、いつの間にか、自分のためのそれに変わっているような気がすることは多々ある。これは祈りのアンチテーゼであるとともに、希望という一面を描いたものなのかもしれない。