第一話 女神さまとご対面!
「よくぞいらっしゃいました、裏の世界の勇者よ。」
私の前に現れたのは美の権化のような、女性だった。
・・・・・・・・・は?え?ええええ?
え、私転生しちゃった感じですか。
よし、ほっぺたつねって確かめよう。うん、そうしよう!
って体も無い!?
私が慌てているところにスッと近付いてきた女性は申し訳なさそうな顔をして
「ごめんなさいねー説明するわね。」と言い、説明を始めた。
多分、2時間以上説明を聞いてた気がする。
要約すると、
1.私は勇者に選ばれたらしい
2.この世界は地球と真反対の世界であり、術(いわば魔法)が存在する
3,文明レベルはヨーロッパ16世紀ごろ
4.宝石に精霊が宿っており、精霊と契約を結べば、術を使えるらしい
最後に 、、、、
5.裏の世界いわば地球で人間の限界を突破した成人が性別かかわらず
真の勇者となれる。
スゥーーーーーーーーー
いわゆる社畜じゃねえか!!!!!
え、自分でも社畜だなとかちょっとは思ってたよ!?
世界が認める社畜とかかわいくもカッコよくもないじゃん!
「あの、それは拒否できませんか?」
「そうねえ、できれば勇者なんてやらせたくないんだけどねえ」と女神様。
「まあ、最初から勇者だと知っていると幼いときに何も楽しめないでしょ
だから、あなたが危機に陥った時に前世と今の会話を思い出せるようにするわ。」
「じゃあ、時間もないし、そろそろお別れね、頑張って頂戴。
私の名前はセレネ、忘れないで。」
暗闇の中に沈んでいくような感覚にとらわれていた私には
「真の敵は魔王なんかじゃない、男よ。」という忠告に気付いていなかった。
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