第13話 イスティニア国王の嘆願と視察
クイント・サティナに呼び出されたセツナ。
(セツナ・レズマンコ)
何?
(サティナ魔王国女王 クイント・サティナ ダークエルフ)
近々、イスティニア王国の国王、サドム・イスティニアがやってくる。
まぁ、内容は読めている。
セツナ、お前の助力だ。
内容としては、例の旧ケルン皇国の件な。
国交を断絶したいらしい。
そこで困るのが海産物だ。
そのテコ入れだな。
高級品は我が国から輸入し、止める事は無いと言ってきた。
標準品が欲しいんだろ、庶民の生活に関わるからな。
それのお願いで間違いない。
割り込ませてくれと。
それと、どうせ視察もするだろう、というか、見れば分かる。
我が国レベルまで発展させて欲しいと縋りつくだろうな。
そこでだ、それを請け負ってやって欲しい。
イスティニア王国も必死なんだろう。
うかうかしてたら、旧ケルン皇国どもも動き出すだろうし。
我が国としても、イスティニア王国に返しきれないほどの貸しを作ることになる、損はない。
旧ケルン皇国は分裂すると、もっぱらの噂だ。
各派閥ごとに建国するんではないかとな。
(セツナ)
そうなの?
(クイント・サティナ女王)
あゝ、いまは団結してるが、落ち着けば派閥争いが起こるだろう。
それで情勢不安になれば、庶民が犠牲になり、お前がキレるのは目に見えてる。
なら、派閥で建国すれば無難という結論になるだろうとな。
仮にひとつだったとしても、後々、分裂して独立するだろうというのが大方の見方だ。
(セツナ)
そうなんだ。
で、イスティニア王国の件は受けるんだね?
(クイント・サティナ女王)
あゝ、受けてやってくれ。
(セツナ)
分かった。
後日、サドム・イスティニア国王使節団がやってきた。
(クイント・サティナ女王)
よく来られたイスティニア国王よ。
(イスティニア王国国王 サドム・イスティニア)
お初にお目にかかる、サティナ女王。
(クイント・サティナ女王)
要件を聞こう。
(サドム・イスティニア国王)
我が国の海産物の漁獲量の確保。
それと…………
(クイント・サティナ女王)
それと?(ニヤッ)
(サドム・イスティニア国王)
我が国を貴国同様に発展させる為に、勇者、いや、セツナ様のご助力を願いたい。
(クイント・サティナ女王)
セツナはまだ、我が国の事が終わってないのだが……
(サドム・イスティニア国王)
そこをなんとか、力を貸していただきたい。
(クイント・サティナ女王)
旧ケルン皇国が気になると。
(サドム・イスティニア国王)
はい、これ以上、遅れを取るわけには……
貴国からの輸入は今まで通り行う。
貴国の妨害になるような商品は開発しない。
今まで通り、貴国から購入する。
(クイント・サティナ女王)
この先、新しい娯楽や商品が出てくるのだが……
(サドム・イスティニア国王)
それも貴国から輸入しよう。
我が国は出遅れた、出し抜く事は一切しない。
(クイント・サティナ女王)
そうか……
(サドム・イスティニア国王)
我が家名に誓おう、ここに書面も用意した。
そう言うと、王家の紋章入りの書面を出した。
ガルマン・ゲイン近衛騎士団長が受け取り、クイント・サティナ女王に渡す。
目を通すクイント・サティナ。
(クイント・サティナ女王)
たしかに確認した。
分かった、セツナを呼んでくれ。
(サティナ魔王国近衛騎士団副団長 ギルナ・ゲオルグ 熊獣人)
はっ!
セツナが呼ばれる。
一通り説明を受けるセツナ。
(クイント・サティナ女王)
それで、この件、引き受けてくれるか。
終わり次第、また続きを頼みたい。
(セツナ)
時間がかかりますが?
(クイント・サティナ女王)
構わぬ、一国の王、直々の嘆願だ、我が国としても無下にはできぬ。
(セツナ)
分かりました、途中ですが、行ってきます。
(サドム・イスティニア国王)
サティナ女王、恩に着る。
セツナ様、よろしくお願いいたします。
(セツナ)
分かりました、お引き受けいたします。
サドム・イスティニア国王達は、長旅の疲れをと労われたので10日間滞在する事になった。
その間、王都観光がしたいと申し出て、了承された。
(クイント・サティナ女王)
イスティニア国王も必死だな。
(サティナ魔王国近衛騎士団長 ガルマン・ゲイン 熊獣人)
目に入る物、片っ端から聞いていますしね。
(ギルナ・ゲオルグ近衛騎士団副団長)
もはや恥も外聞も無いという感じですね、なんとか自国にもと必死です。
(サティナ魔王国筆頭魔道士 ナディア・サティナ ダークエルフ)
農村部などは行かさないように目を光らせています。
あの技術をみたら……
(クイント・サティナ女王)
いや、構わぬ。
我が国からケルン皇国への食料輸出は無いし、相手も考えておらぬだろう。
イスティニア王国の輸出に協力してやれ。
後々、ケルン皇国にセツナが行く事になるだろうが、その場合、困るのはイスティニア王国だ。
なんらかの合意で自国の利益を守ろうとするだろう。
我が国の輸出品には手を出せないんだ、面白いかも知れん(ニヤリ)
(ギルナ・ゲオルグ近衛騎士団副団長)
なるほど、我が国との合意を破棄すれは、セツナがキレると。
(クイント・サティナ女王)
セツナならそうだろう。
彼奴は裏切らん、自身が裏切られた経験があるからな。
この事はセツナを呼び出し伝えられた。
(クイント・サティナ女王)
という事にしようと思うが、其方はどう思う?
(セツナ)
こちらに不利益がないなら、やっても良いですよ。
あくまでケルン皇国を対象にするのなら。
クーデターで食料難になっている事が前提ですが。
(クイント・サティナ女王)
イスティニア王国が合意を破った場合、どうする?
(セツナ)
残念ながら、イスティニア王国を叩くしか無いでしょう。
付き合いがあるので、あくまでこちらの条件を飲むまでですが。
(クイント・サティナ女王)
どんな条件だ?
(セツナ)
民衆の奴隷化以外。
首のすげ替えは当たり前、扇動したり、開戦参戦派の貴族などは事実上の隷属はします。
(クイント・サティナ女王)
どうやってだ?
(セツナ)
魔法による選別ですね。
(クイント・サティナ女王)
可能なのか?
(セツナ)
はい、可能です。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
どうやって?
(セツナ)
ボクに使われたら怖いから内緒です。
(クイント・サティナ女王)
使えばバレるぞ(ニヤッ)
(セツナ)
あっ……じゃあやめます。
姦ってもらう時、安心して失神できなくなるもん。
(ギルナ・ゲオルグ近衛騎士団副団長)
理由がそれかよ!(ため息)
(セツナ)
大事な事だよ!
(ナディア・サティナ筆頭魔道士)
あゝ、分かった、使わないよ、ド変態(ため息)
(セツナ)
ホント?(輝く目)
(ギルナ・ゲオルグ近衛騎士団副団長)
お前、期待してるじゃないか(ため息)
(セツナ)
嘘です、これはマジでヤバい。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
しかし、最近嫌がる時があると聞くが?まぁ引かない奴は姦るそうだが、どうした?
(セツナ)
強姦シュチュエーション、その時嫌がれば、首輪や手足枷に軽く電撃が走るように細工したんだ。
ランダムだから、何処くるか、全部くるか、ドキドキだよ♡(照)
(カリン・テイム近衛騎士副団長)
何やってんだよ!ド変態、救いようがないわ(ため息)
(セツナ)
ちなみにぶち撒けてイけないように付けるペニスベルトにも♡(照)
尿道やオマン●に挿れるプラグ、アナル用のも作った、えへへ♡(照)
汚い事しないなら、浣腸もOKしたから。
擬似子種汁も作ったからボテ腹プレイも出来るよ♡あはは(照)
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
どこまでド変態なんだよ!どん引きだよ(ため息)
(セツナ)
ダメ?(上目遣い)
でも、もうされてるよ?近衛騎士団や騎士団の人達に。
そういう性癖の人も居たし(照)
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
誰だよ!言えよ、粛正するよ!
(セツナ)
病気になったり、怪我しないから良いやん。
汚物使って汚い事したりしないから。
流石にそれはボクも嫌だから。
(ギルナ・ゲオルグ近衛騎士団副団長)
当たり前た!それは度が過ぎる、やったら其奴は処刑だ!
(セツナ)
まぁ、ボクのを食べたり、自分に塗りたくったりした人は居たけど。
でも、その後何かしたりしなかったから、別に構わないけど。
"黄金"って喜んでた。
後、踏みつけてくれって人や、電撃責めして欲しいとか、唾飲ませてくれとか、浣腸して漏らす時、浴びさせてくれとか。
おしっこ浴びたいって言うのは結構居たかな、ちん●から直飲みしたいとか。
水魔法で溺れたいとかも居た。
超バリネコだけど、女王様もできるから。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
俺の部隊にも居るのか、ド変態が(涙目)
(セツナ)
最近、カミングアウトしてきてお願いされる。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
の”あ”あ”ぁぁぁぁぁっ!!
(セツナ)
ガタイがデカくて、強面で役職や上官なのにって人が結構……
もちろん、下級団員にも居るよ。
ウンコ食べた人、中隊長だったのは意外だった。
漏らす時、浴びたのは大隊長だったし。
近衛騎士団だけでなく、騎士団にも居るよ?
あっ、1人じゃないよ?複数人居る。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
聞きたくなかったあああぁぁっ!!
(セツナ)
皆んなプレゼントくれたり、食事に連れて行ったりしてくれる。
(ギルナ・ゲオルグ近衛騎士団副団長)
それは良かったな、でも聞きたくなかったよ(涙目)
(ナディア・サティナ筆頭魔道士)
彼奴らの見る目、変わったわ(ため息)
(セツナ)
そんな事言わないで良くしてあげてよ、良い人達だし。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
良い奴か知らんけど、性癖にどん引きだよ!(ため息)
(セツナ)
浣腸して漏らす時、口開けて浴びながら、飲んで食べてた人も居た。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
もう聞きたくねぇ〜よ(半泣)
(クイント・サティナ女王)
あゝ、まぁ、嫌じゃなく、求めてくるなら応えてやってくれ(ため息)
(セツナ)
性器にピアス付けてくれとか、火魔法で焼印ってのは流石に断った、自分でやってって。
回復魔法使えて痕を残さないようにはできるけど、それは上官の許可取ってねって。
因みにボクにしたら、女王様に通報するよって。
(クイント・サティナ女王)
まぁ、セツナへの怪我や病気になる事、嫌う事は禁止してるからな。
しかし、そんな奴が……(ため息)
(セツナ)
そういう人が言うには、人族にされるのが堪らなく良いらしい。
制圧感っていうか、屈服感?ボクなら殺される事無いし、安心して頼めるって。
ダークエルフとか色々リクエストがあるけど、姦るのも姦られるのも、圧倒的に人族ってのが多いよ。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
もう良いよ、許可するから相手してやってくれ(ため息)
(セツナ)
えっ?性器ピアスとか、焼印解禁?(驚)
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
そうだよ、殺さない程度にやってやってくれ(ため息)
(セツナ)
因みに死んでも生き返らせる事できるよ?
身体、欠損しても完璧に元に戻せる、古傷も治る。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
良いよ、解禁だ!好きなだけ応えてやってくれ(ため息)
(セツナ)
じゃあ、それ、近衛騎士団長の名前で正式に発表してあげて、誤解されるの嫌だから。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
分かったよ、いつだ?って、今すぐ発表してやるよ(涙目)
それから数日。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
どうだ?ド変態どもは。
(セツナ)
この前、火だるまにしてくれって人が居て、焼死させた後、生き返らせたら、"こんな刺激味わったら、もう焼印程度じゃ満足できねぇ〜"っ大喜びしてくれた。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
・・・(涙目)
(セツナ)
後、手足切り落として首飛ばしたら、生き返った後、"ありがとうございます、女王様"って土下座してお礼言われたし。
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
・・・(半泣)
(セツナ)
乳首ピアスや性器ピアスで軽い電撃って喜ぶ人も意外と居るね?
取りたくないって付けたまま帰ったりする人も居るけど、訓練とかに支障ない?
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
・・・(涙)
(セツナ)
どしたん?
(ガルマン・ゲイン近衛騎士団長)
いや、なんでもない(泣)
サドム・イスティニア国王達は、説明を受け、農村部や漁村、山村を回ると卒倒した。
村民は、最初は警戒したが、セツナ様のお願いと言うと、快く引き受けた。
(サドム・イスティニア国王)
これほどまで国民に愛され、信頼されているのか……
(イスティニア王国近衛騎士団団長 ガルグ・ケイエン:男)
これは大変な事になりますよ。
(イスティニア王国近衛騎士団副団長 カリン・テイム:女)
国賓扱い、いや、既に王族でしたね。
扱いを間違えると、サティナ魔王国民が黙っていないですよ。
(イスティニア王国筆頭魔道士 マキナ・タイラント:女)
我々が見捨てられないようにしないといけませんね。
自慢したい村人達は、見せてはいけない"ブランド"の作成法まで公開したが、サドム・イスティニア国王達は聞かない、見てない事にした。
万が一、真似をしたら、サティナ魔王国からの輸入が減るもしくは止まる。
逆に増えないとおかしいのに。
そうなった時のセツナのキレた状態を想像して、緘口令を敷いたのだった。
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