微糖

オルゴールの棘を抜いてやる愛が正しいかどうかなんて今更


置き土産はストロベリーの歯磨き粉きみが愛した私を知った


先輩のお守りラムネ存在を忘れて身元不明の粉骨


先生の眼鏡のつるの内側のエメラルドになってみたくて


青髭を撫でるその指は知らない外れた枷の意味も行方も


無果汁のメロンソーダに騙されたふりした僕も0%


ネクタイも会釈をしたいらしいから曲げてるだけの新入社員


白Tに踊る光のこどもたちカレーの染みに綺麗に集って


差し入れは自販機の微糖コーヒー汗びっしょりの僕の身代わり


シロナガスクジラの曲線をのばせば大地になって朝が生まれて



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