シャーロックマロンの探偵手帳

第14話 情報係の告げた犯人

「しゃあああああああああああああああああああああああああああ！！」

僕が呼ぶと、マロンは絶叫。ちょ、うるさい。

マロンが合流したら、隼人君はさっきまでのことをぺらぺらと話し始めた

「で、急に性格急変しやがって。」

「へ～。それは知らなかったな。」

話聞いてて事情が分かった。ってか、僕そんな怖くなってた？

自分で自覚がない,,,,。ああ、多重人格てきな？いやなんか違う気がする

なんなんだろーな,,,,,,,？

「ちょっ、あの～二人とも？事件の話はどうなったのさあ～～～,,,,。」

「あ、すまない。それじゃ、隼人君？君の知ってる事を、教えてほしい」

「ああ、もちろんさ。くっ、くくくくっ。はーー。はっ、ふーー。」

そ、そんなにぃ～～？んっ、それより、さ。

「えっと、一昨日見たことだけどよ。」

もちろん、大歓迎（でいいのかな？）

「2年1組の早川彩音（はやかわあやね）だよ。下校中にめぐむの後ろ付け回してたぜ？電柱の後ろ隠れたりとか、THE・ストーカーって感じ。」

うわあ、それは確かにザ・ストーカーだ。

にしても、2年の早川彩音さん？聞いたことない名前だけど,,,,

「なんか自分の好きな男子、橋本幸田（はしもとこうた）がめぐむにゾッコンらしくて。なんか弱点探そうとしてるんだってよ？」

詳し～～。え、なに？隼人君の方が怖い、ストーカーみたい。

でも、頼りになるかもしれないな。

「ま、よくあるパターンだけどよ。」

よくあるパターンって,,,,。すっごい情報通。

「君、すごいな。いやあ、脱帽脱帽。」

「そうか？」

「＿＿な、明久斗。俺、お前ら二人の探偵チームに加えてくれよ。めっちゃ楽しそう。情報係って感じでよ、な？」

「よろしく頼む！」

マロンが即決。まあ、僕も賛成だけど僕の意見を聞いてほしかった。

「でよ、明久斗。俺と,,,,とっ、友達になってってくんねえかっ？」

慌てふためいて隼人君が言った。そんなこと言ったことないのかな。だから慌てたのかな。

「もちろん,,,,！いいに決まってる！！」

いつの間にかマロンはいなくなっていた。残ってるのは、隼人君と、僕だけ。隼人君のお願いを、聞かないわけがないじゃないか。

「ほんとかっ！！」

隼人君が太陽のような明るい笑みを浮かべる。あは、うれしいなっ。

「おめえ、ほんと人がいいし、優しいし、おもしれえし、元気なやつ。俺、おめえみたいなやつホント好きだぜ。な、俺のこと隼人って呼んでくれよな？明久斗、よろしく頼む。俺、おめえのためなら何でもするよ。ほかのやついじめてきたら俺が助けてやる。ケンカは得意だからな。おめえのためなら、何でもする。」

「えっ、そ、そんな,,,,。」

「俺おめえがほんと気に入ったんだ！な！頼むよ、こっちからお願いする。な！な！な！」

「わ、わかった。はや、ひゃ、隼人。」

「ふははっ、サンキュ、明久斗。そーいや、お前めぐむ好きなんだろ？」

「ぎゃああああああああああああああああああああああ」

なんでしってるのほんとこわいんだけどなんなのこのひとこわすぎるやばい、やばすぎてへんかんができなくなるんだけど。こわすぎる。やばい。

「あいつ、おめえのこと好きだぜ？」

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