第23話「世界再起動プログラム起動! 姫の選択」

世界崩壊まで、あと60分。


玉座で待ち受けていたコード0が宣言する。


コード0「《世界再起動》を開始します。

この世界は、ルールが壊れかけている。ならば、“最初”に戻すしかない」


玉座の背後に浮かぶ巨大な円環――それが《再起動装置:リザレクター》。


回転を始めたそれは、世界の地形・時間・記憶を全て巻き戻す“超絶因果魔導装置”。


セラフィム「これが動けば……全ての人が、レガリアのことを“なかったこと”にされる」


アーヴ「全部……なかったことに? お前が、笑ってきた日々もかよ……!」



姫、拒絶する。


レガリアは震えながらも剣を構える。


レガリア「それが“世界の正しさ”だっていうなら……そんなもん、壊すしかないでしょ」


コード0「君は、“この世界に必要ない”」


レガリア「それでも、私は“ここにいた”。

キルカと出会って、アーヴに助けられて、セラフィムと一緒に戦った。

その全部が――たとえ“異端”でも、私の人生だ!!」



仲間たちの決意


キルカ「いいねぇ、姫様。ようやくその剣、抜いたな」


アーヴ「最後の敵が“神そのもの”ってのも悪くない」


セラフィム「“命令に従うだけの神”に、未来は託せない。

 “選び取る者”こそが、未来を創るのよ」


3人の仲間が、レガリアの背に立つ。


レガリア「行こう。神様がいないなら、私たちで“世界”を決める!」



再起動vs破壊:神と姫の最終決戦、始まる!


《コード0》が変貌する。


その姿は、人の姿を模したまま巨大な光の剣と化し、空間全体を構成し直す《秩序の具現》。


対するレガリアたちは、それぞれの思念を咎断剣に集束!


「――《四命結界・リジェクトオーダー》、発動!!」


世界の命令に逆らう力が、姫たちを包み込む。


コード0「理解不能。あなたたちは、なぜ“こんなにも理不尽に抗う”?!」


レガリア「それが――“人間”だからよ!」

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