第2話 へそを曲げる

【語句】へそを曲げる


【意味】機嫌を損ねて意固地になること


【語源(捏造)】


平安時代の宮中では、感情を直接顔に出すのは下品とされていたため、女房たちは「へそ(腹の内)で思いを語る」所作を身につけていた。


特に、不満を抱いた際には、十二単の紐をわざと斜めに締め、へその位置を“曲げる”ように見せたという。この仕草が「お腹を立てている」サインとされ、「へそを曲げる」という慣用表現が生まれた。


後に江戸の町娘たちの間でも、恋人への不満を“帯のズレ”で示す風習が広まり、広く民間に浸透した。

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