ベッドを作ろう

 帰宅後、わたしは早速ベッドの作成に取り掛かった。


 ベッドの作成って言うと、ちょっと誤解が生じてしまうかもしれない。正確には、作るのはマットレスと毛布だ。


 ちなみに、錬金釜の前に立つわたしの背後にはなぜかクローシアちゃんもいる。


 もしかして、見学希望者? まぁ、彼女に見守られるのは別に嫌じゃないので、このまま続けよう。

 まずは、マットレスの錬成から。


 釜の中に投じるのは、先ほど手に入れたウサギさんのふわふわの毛皮としっぽ。


 このしっぽ、すっごく触り心地がいいんだよね。新品の筆みたいで、いつまでも触ってられそう。あぁ、癒される……って、こんなことしてる場合じゃなかった。


 もちろん、毛皮としっぽだけでマットレスはできない。


 次に入れるのは、スライムの核。ぷよぷよしたボールに見えるけど、人間で言う心臓と脳の機能が備わった器官で、魔力の循環なんかもそこでやってるらしい。シンプルにすごい。


 ちなみに、採取するときはスライムの身体の中に無理やり手を突っ込んだら、傷つけずに綺麗に取れる。


 しかも、すっごくぷにぷに。弾力がすごくて、これまた永遠に触っていたくなる。だけど、心を鬼にして錬金釜に投入。


 それから最後は、ユキモドキ。これは綿みたいにふわふわした植物で、文字通り雪みたいに真っ白。

 よぉし、必要な素材はこれで全部。さっそく錬成していこう。


「ねぇ、さっきみたいに変なものにならないわよね……?」

「あはは、大丈夫だよ! 安心して」


 今回作るものは、どちらも術者の魔力を込める必要がないので気が楽だ。


 そもそも魔力を込めなくていいなら、さっきの灰食いスライムやいつかの水竜のキバみたいに、魔力を無意識のうちに込めすぎたりすることがそもそも起こらない。


 だから、失敗しようがない。……多分、きっと、おそらく。


 まぁ、万が一失敗したとしてもマットレスがトランポリン並みに柔らかくなったりとか、それぐらいのものだと思う。あまり気負わずにいこう。


 釜にエーテルが入り、素材と反応するにつれて綺麗な虹色の光が辺りを照らし始める。

 そして、ほどなくして跡形もなく消えた。錬成終了の合図だ。


 釜の中を見ると、そこにはちゃんと想定通りのマットレスができていた。試しに触ってみると、硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい弾力。うん、成功!


 予想のついてた結果だけど、やっぱり失敗せずに錬成できると嬉しい。わたしも、ちゃんと失敗せずに錬金術できるんだ。あれ、泣きそう。錬金術でまともな物を作れたのって、いつぶりだろう。


「……あら、もうできたの?」

「うん! 見て、すっごく良い感じ!」

 わたしはつい興奮して、クローシアちゃんに釜の中のマットレスを見せつける。


「触ってみる⁉ ねぇ、触ってみる⁉」

「……え、ええ」


 クローシアちゃんはわたしの勢いに気圧されつつ、恐る恐る、指先でマットレスをつんつんとつついた。


「あら、ふかふか……」

「でしょでしょ! えへへ、上手くできちゃった!」


 ふふん。学園では落ちこぼれだったわたしだけど、魔力を込めなくていい道具なら、実はちゃんと作れるのだ。


 まぁ、それじゃ錬金術師である必要がなくなっちゃうんだけどね。あはは!

 ……はぁ。


 さて。そろそろ調子に乗るのはやめて、毛布の錬成にとりかかろう。


 材料は、ユキモドキ鳥の羽根とフウセン草、それから先ほども使ったユキモドキ。


 紛らわしいね。ユキモドキ鳥はその名の通り、ユキモドキみたいに真っ白な羽根と丸っこい身体を持つ小鳥だ。だったらユキモドキモドキに改名するべきではないのだろうか。


 なんて考えつつ、マットレスを釜から出し、使う素材を投入していく。


 先ほどと同じように、錬成。難なくして、すぐに毛布も完成した。


 これも、試しに触ってみよう。鳥の羽根を使ったから、飛行の効果とか、ついちゃってないよね?


 ……うん、大丈夫そう。手触りはさらさら、中はふわふわ、羽のように軽いお布団ができた。これがあれば安眠できそうだ。


「ねぇクローシアちゃん、これも触ってみる?」

「いいの? じ、じゃあ……」

 クローシアちゃんは、わたしの手にした毛布におずおずと手を伸ばす。


 そして、目を見張った。

「まぁ……何これ、すっごく柔らかい! まるで雲を触ってるみたい……」

「えへへ、フウセン草を多めに入れてみたのがよかったのかな?」


 クローシアちゃんは、すっかり毛布の触り心地に夢中になってしまっている。うんうん。確かに、こんなに柔らかい毛布は錬金術じゃないと実現しえないものだもんね。


 にしても、こんなに気に入ってくれるなんて。今度クローシアちゃんのお家の分も作ってあげようかな? 今日のお礼もしたいし。


「あんた、これ店に置いたら売れるんじゃない?」

「あ、確かに……! それ、いいかも! クローシアちゃん、天才!」

「天才、って……い、言い過ぎよ。ばっかじゃないの?」


 そう言うクローシアちゃんだが、頬がちょっと赤くなっている。さては照れてるな?


 思いがけずして、いい商品のアイデアを貰ってしまった。掃除と採集を手伝ってくれた上にアイデアまで出してくれるなんて、この子まさか本当に女神? 就職早々、こんな子に出会えたわたしは本当に幸せ者だ。


 でも今は何よりも、寝具を整えられたことが嬉しい。睡眠の質は高ければ高いほど、日中頑張れるもんね。このふかふかふわふわ寝具があれば安眠間違いなしだ。


 え? 枕は作らないのかって? それに関しては心配ご無用。枕はちゃーんとお気に入りのを持ってきてます。わたし、枕が変わると眠れないタイプなので!



   ◇



「ふぁ……眠いなぁ」

 その日の夜。そう独りごちながら、わたしは眠たい目をこすってペンを走らせる。


 いつも寝ている時間より一時間ぐらい早い気がするけど、もう今にもベッドにダイブしたい気分だ。

 無理もない。今日はいろいろなことがあったんだから。だけどもう少しだけ頑張ろう。


 わたしが今書いているのは、マリアン先生と実家に送るための手紙だ。


 引っ越し初日で書くのは早すぎるかもしれないけど、いいの。だって早いうちに手紙を出しておけば、返事が来るのもその分早くなるでしょ?


 ……あぁ、ホームシックだなぁ。と言うか、スクールシック? いや、両方かな。わたし、最後に実家に帰ったのは冬休みだもん。これまでの五年間、家よりも学校にいた時間の方が圧倒的に長かった。


 わたしの実家は、このライカ村とは真逆の位置にある。温暖なこの地域とは違って、年中気温が低くて冬の寒さが厳しい地域。


 本当は、学校を出る前に一度実家にも帰りたかった。けれど学校と就職のあれこれが重なって、帰省する暇がなかったのだ。


 五年間の学園生活を支えてくれたお母さんには、いつか改めて感謝の気持ちを伝えたい。

 お母さんとお姉ちゃん、今頃どうしてるかな。


「……よし、こんな感じでいいかな」

 ペンを置き、書き終えた手紙を今一度読み直してみる。うん、満足のいく手紙が書けた。


 よし、そろそろ寝よう。明日もやることはいっぱいあるんだから。


 明日は、お店の開店準備を本格的に進めるつもり。お店に置く商品の作成が主な作業になると思う。あぁ、工房の器具を壊さないといいなぁ……。


 でもクローシアちゃんのおかげで、村に来たときよりも気持ちはだいぶほぐれている。もちろん、完全に不安がなくなったわけではないけど。


 あの子がそばにいてくれれば、意外となんとかなりそうかも? なんて思い始めている自分がいる。いや、なって。


 それにもう、彼女とは友達同士と言ってもいいのでは? だって今日、あんなに喋ったし。年の近い子とあんなに長い間お喋りできたのは、今日が初めてかもしれない。


 わたしもこれで、お一人様卒業……? うへ、うへへへ……。


 おっと。気持ち悪い笑い方をしてしまった。ここに誰もいなくて本当によかったと思う。

 さて。今度こそ本当に寝よう。もう眠くてしょうがないよ。


「おやすみ……」

 お気に入りの、ながーいネコのぬいぐるみを抱きしめながら、わたしは瞳を閉じた。


 天使の羽根のように柔らかいお布団に包まれたわたしはすぐに、天に召されるかのように深く安らかな眠りについたのだった。




 お手製のふかふか寝具のおかげで、夜はぐっすり眠ることができた。


 んー、いい朝! 引っ越してきて初めての朝に相応しい清々しさだ。


 小鳥さんも窓辺でチュンチュン鳴いている。可愛いなぁ。


「おはよう、小鳥さん」

 わたしは窓を開け、小鳥さんの柔らかそうな羽根に指を伸ばしてみる。


 ……が、わたしの指が触れる一秒前に、小鳥さんは飛び去ってしまった。


 もしかして、錬金術の素材にされると思ったのかな? 昨日、他の鳥をそうしたみたいに。


 小鳥さんを触れなかったのはちょっと残念だけど、寝覚めがいいおかげで気分は上々。よし、今日は頑張るぞ。


 昨日の残りのウサギ肉スープと焼いた鳥のお肉で腹ごしらえを済ませ、一階の工房へと降りていく。


 工房の扉を開けると、ずらりと並んだ器具たちがわたしを出迎えてくれた。小規模だけどひととおり必要なものが揃ったこの工房を見ていると、やっぱり心が躍る。


 さて。今日やっていくのは、お店の商品作りだ。

 素材に使うのは昨日集めてきた薬草とか、その他いろいろ。保存しておいた素材をカゴから取り出して、とりあえず種類ごとに分けてみよう。


 この村の人たちには、どんな商品が必要とされているんだろう。


 傷がすぐに治る魔法薬ポーションや、特別な効果をつけた武器なんかは、冒険者のいる都会だったらよく売れると思う。それに実際、錬金術師が作るものと言ったら、そういうアイテムっていうイメージを持っている人も多いはず。


 だけど、この村ではそういったものはあまり必要とされていないと思う。

 冒険者もいないし、村の周りの森に住む魔物も弱いから、大怪我を負うこともないはずだし。


 こういう所で売れるのはやっぱり、風邪薬とか、日常的に使えるお薬とかだろうか。

 よし、とりあえずその辺りを作ってみよう。


 まずは薬草を水で煮出す。それができたら煮汁から薬草を取り出して、その他必要な素材を入れて錬成していく。


 鍋の中身をかき混ぜるのは、攪拌棒ではなく木べら。傍から見たら、料理しているみたいに見えるんじゃないだろうか。


 そうして、魔法薬ポーションを瓶数本分ほど完成させた。


 ……させたは、いいものの。


「はぁ~……、やっぱりダメかぁ……」

 こうなるのは分かってたけど、分かりきってたけど。


「いらない効果が、ありすぎる……」

 わたしの作った風邪薬には、やはり余計な効果がつきすぎていた。


 視力回復。筋力増強。風魔術耐性。風邪薬にはいらない効果ばっかりだ。


 もちろん、そうしようとしてやったわけではない。学生時代も、これで何点落としたことか……。苦い記憶が蘇る。


 ちなみに、どうやって薬の性質を確かめたのかというと。

 鑑定魔術と呼ばれる、物の性質や品質などを見極めることのできる魔術を使ったのだ。


 錬金術の学校に行けば、まず覚えさせられる魔術だと思う。わたしの母校でも、必修ではなかったけど授業があった。ちなみにわたしが使える魔術はこれだけ。


 錬金術師なのに魔術が使えないのかって? いやいや、実は錬金術と魔術って全くの別物なんだよ。


「はぁ~……」

 わたしは再度重いため息をつき、机に突っ伏した。


 この風邪薬(とは最早呼べないかもしれない物)、どうしよう。

 っていうかこのお店の商品、どうしよう……。


 ——コンコンコン。


「えっ? ……もしかして、お客さん?」

 工房の方から聞こえてきた扉のノック音で、わたしはパッと身体を起こす。


 外には『準備中です』って貼り紙をしてあったはずなんだけど。


 わたしはゆっくりと立ち上がり、玄関へと出た。

「すみません、お店は今準備中で……って、あれ? クローシアちゃん?」


「この前も、同じくだりやらなかった?」

「ご、ごめん、お客さんかと思って……あれ? もしかして、クローシアちゃんがお客さん?」


「違うわよ。あんたがちゃんとやってるか見に来ただけ。それと、何か困ってたら手伝おうと……じゃなくて、手伝えって言われたから」


 クローシアちゃんはやっぱり相変わらずだ。だが、今はそんな彼女が来てくれたことがせめてもの救いだった。


「クローシアちゃん……! わたし、ダメかもしれない……!」

「えっ⁉ ちょっ、どうしたのよ急に⁉ 何かあったの……⁉」


「詳しいことは中で……」

 わたしは彼女を工房に招き入れ、事情を説明した。


「作った薬に、余計な効果がつく?」

「うん、そうなの……ほら、見てこれ」


 わたしは鑑定魔術を通して、先ほど作った薬をクローシアちゃんに見せた。


「視力回復、筋力増強、風魔術耐性……確かに、風邪薬の効果じゃないわね」

「でしょ? こんな変な薬、絶対売れないよね……」


「そうかしら? あたしは別にこのままでもいいと思うけど」

「そうだよね、こんなの誰も買わな……えっ?」


「だから、このままでもいいって」

「……?」


 今、衝撃的な一言が耳に飛び込んできたような。

 クローシアちゃん、もしかして今「このままでいい」って言った……?


「別に、これを風邪薬として売らなくてもいいじゃない。『視力回復、筋力増強、風魔術耐性、それに加えて風邪を治す効果のある薬』でいいと思うわ」

「えっ? そ、そうかな?」


「ええ。それとも、それだと何か問題があるのかしら? 副作用とか」

「う、ううん。元は全部素材が潜在的に持ってた性質だから、問題はないはずだけど……」


「あら。それならいいじゃない」

 そう言って、クローシアちゃんはかすかに口元に笑みを浮かべた。


 あれ、この子八重歯だったんだ。ネコの牙みたいですごく可愛い。それに、イメージにもぴったりかも。

 彼女が笑ったのを見たのは初めてかもしれない。ちょっと嬉しい。


「でも、純粋に不思議だわ。どうして風邪薬を作ろうとして、こんなことが起こるの?」

「えっと、それには深いわけがあって……き、聞きたい?」


「ええ、気になるわ。前の店主の売る薬には、こんなのなかったもの」

「うっ……」


 そう言われると、やっぱり来るものがある。

 クローシアちゃんに投げかけられた疑問に、わたしは答える。錬金術を知らない人でも分かるように、なるべくかいつまんで。


 必要な性質を必要なだけ引き出して、いらない性質は敢えて引き出さない。それができるか否かで錬金術師の格が問われる、という格言が錬金術師の世界にはある。


 つまり、必要かどうかなど関係なく、無意識のうちに素材が持つ全ての性質を引き出してしまうわたしは、錬金術師としては落第点ということだ。その証が、学生時代の成績表にこれでもかというほど記録されている。


 けれど、次にクローシアちゃんが放ったのは、あまりにも予想外の一言で。


「それ、そんなに悪いことかしら? それってすごいことなんじゃないの?」

「えっ? ……そ、それはわたしがすごくダメという意味の『すごい』?」


「違うわよ。あんたはどうしてすぐ悪い方に捉えるのかしら。……あたしね、ここの前の店主に錬金術を見せてもらうのが好きだったの。そんなあたしに、前の店主はときどき、錬金術の知識を教えてくれたりなんかもしたわ」


「えっ、そうだったの?」

 それは衝撃の事実だ。あぁ、だから初めて工房に連れてきたときも、あまり物珍しそうにしてなかったのかな。


「ええ。まぁ、あたしは才能なかったから、錬金術はできないんだけどね。……あたし、子供のときに一度言ったことがあるのよ。『素材の潜在能力を全部引き出したら、これまでになかったようなすごい薬ができるんじゃないか』って。そしたら何て返ってきたと思う?」


 不意に問いかけられ、わたしは思わず一瞬たじろいでしまう。

「……えぇと、『そんなことをしたら錬金術師失格』?」


「もう、違うわよ! 『素材のもつ潜在能力を全て引き出すのはとても難しい』って言われたの。長年錬金術をやってきたあの人がそう言ったのよ。……あたしの言いたいこと、もう分かるわよね?」


「……えぇっ?」

 こ、これって。


 もしかして……いや、もしかしなくても、褒めてくれてる……?


「まぁ、あんたみたいな人は、作るモノによっては確かに危険かもしれないけど」

「そ、それはまったくもってその通りです……」


「でも、それも使いどころじゃないかしら? 何でもかんでも悪い方に捉えるクセ、直しなさいよね」


 少しぶっきらぼうだけど、心の籠もった言葉だった。

 瞳に、じわじわと熱いものが込み上げてくる。


「うぅっ……! クローシアちゃん……!」

「ちょっ、な、何っ⁉ きゅ、急に抱き着かないでよ!」

「だって、だってぇ……!」


 涙が止まらなくなってしまった。

 五年間ずっと〝落ちこぼれ〟と言われ、「錬金科の天災」と呼ばれ続けてきたわたしに、こんな風に言ってもらえる日が来るなんて夢にも思っていなかったから。


 それに、いつもツンツンしているクローシアちゃんの口から、そんな言葉が出るとは思っていなくて。


「うわ~ん! クローシアちゃん、大好き!」

「なっ……⁉ ば、ば、ばっかじゃないの⁉ あ、あと、服汚れるから離れてよ! も、もう、あたしと同い年とは思えないぐらいみっともないわね……!」


 と、言葉は少々きついが、クローシアちゃんがわたしを無理やり引きはがしたりするようなことは一切なかった。


 だからわたしも、それに甘えて心行くまで彼女に抱き着いていた。

 わたしの涙でびしょびしょにしてしまった洋服は、後日ちゃんと洗ってお返ししました。

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