第3話 聖地大塚駅南口バッセン!巨人(なおと) 成長中…明らかに異常ですが…
1968年4月5日(金曜)
大安のこの日
東京都新宿区立戸塚第三小学校で入学式が行われた。
織田
それを
そのどちらの工程も完璧にこなす天才が
大のジャイアンツファンで(なおと)の名前が巨人なのもそれである。
「ワハハハハ見てみろ信男(巨人の父親34歳)6年生よりデカイぞ
「まったくだ(苦笑)家は代々でかぶつ一族だが185cmの俺や親父を抜くんじゃないか?」
人間国宝の父親に職人として勝てる見込みが無く、○○大学工学部・建築学科卒業後大手ゼネコンに就職した信男。
そこで事務をしていた聖子(巨人・母)と職場結婚。巨人と妹の織田
無事入学式も終わり100m程の距離にある自宅へ戻る織田家の前に、ガタイの良い男が歩み寄る。
「織田!(信男)久しぶりだな。」
「ん?おお高倉どうした突然?お前いま府中住みだよな。入学式関係無いだろう?」
「大ありだよ。それで天才児はどうした?」
「あっという間に高田馬場に走ってったぞ。大塚駅前のバッティングセンターに行くそうだが?。。。あっ!そうか、お前確か去年発足した府中リトルリーグの打撃コーチだったな?」
「その件でちょっといいか?」
「大体の予想はつくがwんじゃ山ゆりでも行くか?」
「おお良いね。おじちゃんの煎れるコーヒー久々だ」
同級生の2人は下落合駅前にある珈琲山ゆりへと向かう。
その頃、
「こら!早く出せよああ!」
「そんなにぶん殴られたいのかコラ!」
「てめえ戸塚第2か?第3か?」
「デカイからって小6が中学生を舐めんなよ!」
「はあ……俺に
JRじゃなく(汗)国鉄高田馬場駅近くの飲み屋街さかえ通りでテンプレ恐喝されていた、今日小学校に入学したばかりの
身長172cm体重80kgと高校生並みの体格。異常である…
「時間無いから始めるぞ!」
先ずは4人の中で一番背の高い168cmの丸刈り君に
軽く1,5mほどジャンプして跳び膝蹴りを顔面に叩き込んだ
「ガッ!!!」
鼻血を派手に噴いて倒れるが、鼻が有り得ない方向に曲がっている…
「はい次!」
鼻曲がり丸刈り君の両側にいる取り巻きの脇腹に、左右フックをめり込ませ反転すると、最後の1人・赤毛君の左脇腹へ右回し蹴りを決めた!
「はいよ!おつかれーー」
令和の世と違い防犯カメラなんて一般的には普及率ゼロの時代。その場を離脱すれば、目撃者を除き一切証拠は残らない。全力疾走で逃げ去る巨人くん
「カツアゲしてきたの向こうだし、こっちは1人しかも小1。中坊が4人で恥を知れってのw」
丸刈り君は鼻骨
他の3人も肋骨が折れているが、蹴りを喰らった赤毛君が一番酷く、背中側も合わせ6本いってるそうです……
『まったく仕方ありませんね、骨折はやり過ぎでしょ…相手は超デカイ小学生って証言で直ぐに警察が学校に来ますよ…ねえ!分かってんの!』
『また切れてるよ、ほんと短気な姉さんだな。正当防衛だろ』
『どっちにしろ貴方をプロ野球に入れるまで私には責任があるんです……目撃者含め前後30分ほどの記憶を消去します。なぜ大怪我したのか本人達は一生思い出せません。』
『えっ!!凄いね姉さん。そんな神様みたいな事できるんだ?』
『一応これでも天使でしたから今は
『えっ!
『あの馬鹿どもと一緒に記憶消されたいの?ねえ?』
『……さあ早く行かなきゃ(汗)
今日はオーナーから入学祝いって事で、30分打ちっぱなしサービスをプレゼントされてるから』
『ふんまったく…バカ中坊の後始末はやっとくから、さっさっと行きなさい。』
~ ~ ~ ~ ~
3年前1965年に出来た山手線大塚駅南口・大塚バッティングセンター
6歳になった去年から
「オーナーさん!こんにちは!!」
「おお~来たか"なお"待ってたぞ。さあ遠慮なく打ちまくれ!」
「はい、ありがとうございます。」
昭和43年のバッセン
当然モニター式では無くアーム式だが、戦前には有り得ないマシーン相手の打撃練習は
球速110kmのゲージが巨人の指定席。172cmの身体だがまだ小学校1年生。
パシッ!パシッ!パシッ!
軟式ボール独特の音が鳴り響く中、構えたマイバットから鋭いライナー性の当たりが次々とネットに突き刺す。
30分間休まず連続で180球打ち込み、11球のボール球以外169球全てジャストミート。
「相変わらず凄いな。何より空振りゼロってのがな、絶対的なミート力を持っている。
それに左・中・右と意図的に打ち分けてるのも素晴らしい。間違いなく今まで見た中でNo.1のバッティングセンスだ。」
大の
2023年に閉店するまで58年間も愛され続けた大塚駅南口のランドマークタワーだ(現在1968年です)
「オーナーさんありがとうございました。今日もいい練習ができました。」
ハキハキと気持ちよい御礼を述べ帰り支度を始める
「なお、まだ振れそうか?でも流石にもう無理か?小1だもんな」
「えっ!いいんですか?全然いけますけど」
「さすが体力オバケ!そうこなくっちゃw今日は入学祝いだ、もう30分打っていいぞ。」
「やった!!ありがとうございます。」
「但し条件がある、丁度空いた隣に移るんだ。」
「えっ?」
球速130kmのゲージを指差すオーナー
「今まで1度もそこで打たなかったのには何等かの理由があるんだろうが心配するな。子供は伸び伸びと育たないとなw下手に隠し事なんてするもんじゃないw」
「…ははは、お見通しですねおじさん」
流石に6歳で130kmを打ちまくるとマスコミに騒がれる。ネットなんて存在しない時代だからこそ、テレビを筆頭にマスコミの無遠慮な取材方法はかなり強引だった。
「いざとなれば俺の一声でマスコミ・カメラ等立ち入り禁止にだって出来る。さあ遠慮なく"なお"の実力を見せてくれ」
真剣な表情で語るオーナーに
「しょうがないなあ~まあ無料サービスだし、俺も少しおじさんにサービスするかw」
ゲージを移りバットを構える巨人の姿が明らかに違う!
『うっ!やっと
ステータスが発動した5歳からの2年間。
(スキル)シュミレーショントレーニング・バット&ボール:レベルMAXで1日も休む事なく練習を続けてきた織田
その真の姿が初めて公になる時が来たようです。
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