何度でも、君に恋をする。この愛、歪んでますか?
豆
序章
0話 正と悪
この世界には、『正しい』とされるものと、『悪』とされるものがある。
悪は法によって裁かれ、
正義によって罰せられる。
『レギオン』――それは、この世界における正義の象徴。
彼らは悪と戦い、悪を正し、悪を裁く。
悪は痛めつけられ、
やがて、許しを乞う。
けれど。
悪とは、一体なんなのだろうか?
人の物を盗むこと。
誰かを傷つけること。
他者を欺くこと――。
それは確かに、誰かを傷つける行為かもしれない。
だが、
“悪事に手を染めるしかなかった者”には、
彼らなりの理由があったはずだ。
ならば。
人に裏切られ、見捨てられ、絶望しか残らなかった者は、
どう生きればよかったのだろう?
――居場所を求めて
――ただ、生き延びるために。
――何かを守るために。
それでも、
「悪」なのだろうか。
この世界は、裏切りに満ちている。
誰かを信じ、信じられなくなり、
それでも心は誰かを求める。
そんな世界に、愛なんてあるはずがない。
そう思っていた。
だが――
“悪に堕ちた者”は、
本当に“誰かを愛してはならない”のだろうか?
たとえば、
そう――レギオンのような『正義』を、愛してしまったとしたら。
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