2. 夜の底
夜の底
今日が来るかも
分からずに
やさしき朝日
わたしを呼んだ
※※※
今日という日が本当に来るのかが分からない。苦しみの夜を経て窓辺に差し込んだのは、やさしき朝日だった。
強く照らすでもなく、まばゆく主張するでもない。
ただそこにいて、何も言わずに、でも確かに生きることを呼びかけてくるような、あたたかな存在。
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