主人公のリリアナ・エルフィンは、由緒正しき伯爵家の令嬢だった。
しかし、父親が国庫不正流用事件の関係者として連行されてしまってから、状況は一変してしまう。
悩み抜いた末、リリアナは家のために働くことを決意する。自分が実家を支えるのだと。
しかし、現実はあまくなかった。今日もリリアナの元には「誠に遺憾ながら……不採用」との通知が届いてしまうのだった。
リリアナは経済学も政治学も数学も得意なので筆記試験は満点。実技も上々、面接も問題なくこなすことができているのだが、不採用が続いていた。
そんなリリアナを支えてくれていたのは伯爵令嬢のミリー(愛称)だった。
落ち込んでいる時はそばに寄り添ってきてくれ、愚痴も聞いてくれる存在。
でも、実はリリアナは真実を知らないだけだった。
ミリーは実は……
父は……
家族は……
リリアナに起こった逆転劇と、そこから未来に向かって駆け上がっていく姿を是非、ご堪能下さい!