SS_1 ある時のお風呂 case_アルター

 新パーティー…星界スター継承者ヘリテージ結成当時ーー。


「あぁ……疲れた…」


「そうね。でも、パーティー結成の初クエストにしては上手くやれた方じゃない?」


 俺の作った新しいパーティー…星界スター継承者ヘリテージ結成から3日ーー。

 ついに今日、初クエストに行ってきた!

 記念すべき初クエストは森のキノコ集め。みんな一度はパーティーに入ったことのある経験者だから、今回のクエストは少し簡単ではあったけど、みんなのことを改めて知れる良い機会になったと思う。


「そうだね。みんな上手くやれたと思う!それに……改めて、俺のパーティーに入ってくれて、ありがとう!」


「何照れくさいこと言ってんの!」

「そうよ!ワタシたちだってあなたが良いと思ったから入ったのよ」


 みんなとても優しくて、俺はとても恵まれていると感じた。


「ちょっとどうしたの?みんな感動的になっちゃって…。それよりボクはお風呂に入りたいよ!」

「確かに…ウチも汗でベトベト…」

「そうね…ワタシも入りたいわ」


「ごめん!みんなも薄々気づいてたと思うけど、パーティー結成して間もないからお金ないんだ。…だからお風呂も4人分用意できない」


 各ギルドにはバスルームが20部屋くらい用意されており、レンタルすることで、お風呂に入ることができる。


「払えても1人分かな…俺は入らなくていいから、ちょっと狭いと思うけど、3人で入ってきてよ」


「「「えっ!」」」


「えぇっ…」


「何言ってるのよ、アルター!みんなで入るわよ!良いわよねみんな!」

「もちろん。1人だけ仲間外れにはできない!」

「でも…それはさすがに…」

「ほら!いいから行くよ!」


 俺は3人に連れられてお風呂に行くことに…


「でも、どうするの?さすがに…ね…。お互い隠さずはちょっと…俺、男だし…」


一緒にお風呂に入っていいなんて、みんな大人びていて、びっくりだ。レインたちとのパーティーではそんなことなかったから……それともここがおかしいのかな…





「って…えぇ!何してんの?」


「そんなのもちろん服を脱いでるだけじゃない」


 いやいや…俺は男だぞ。彼女たちは何を考えてるんだ?マリアなんかもう全部脱いでて…こっちがとても申し訳なく感じる…。

 …というか、下着脱いでたか…?。もしかしてノー…。いやいや…ここからは考えちゃダメだ!


「アルター…脱がないの?」

「いや…さすがに恥ずかしくて」


「そうねぇ…ワタシたちは気にしないけど…。じゃあ…アルターだけタオルで目を隠したら?お風呂にもタオル持っていて、体隠してもいいし…」


「そうさせてもらうよ」




 タオルで体を隠し、目もタオルで覆ってはいるものの…耳がその分研ぎ澄まされて、みんなの音が聞こえる。


 髪を洗っている音。体を洗っている音。湯船に浸かる音。

 ーーそれに肌が触れ合っている音。





 うん?肌が触れ合っている音?

「あら…どうしたのアルター?そんなに緊張しちゃって…なんだか可愛いわね」


ーーその瞬間!

目を隠していたタオルが取れ、目の前にいた(なんなら触れ合っている!)マリアの全部曝け出した姿が俺の目に映った。


「もう!俺はお風呂から出る〜!!」





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