SS_1 ある時のお風呂 case_アルター
新パーティー…
「あぁ……疲れた…」
「そうね。でも、パーティー結成の初クエストにしては上手くやれた方じゃない?」
俺の作った新しいパーティー…
ついに今日、初クエストに行ってきた!
記念すべき初クエストは森のキノコ集め。みんな一度はパーティーに入ったことのある経験者だから、今回のクエストは少し簡単ではあったけど、みんなのことを改めて知れる良い機会になったと思う。
「そうだね。みんな上手くやれたと思う!それに……改めて、俺のパーティーに入ってくれて、ありがとう!」
「何照れくさいこと言ってんの!」
「そうよ!ワタシたちだってあなたが良いと思ったから入ったのよ」
みんなとても優しくて、俺はとても恵まれていると感じた。
「ちょっとどうしたの?みんな感動的になっちゃって…。それよりボクはお風呂に入りたいよ!」
「確かに…ウチも汗でベトベト…」
「そうね…ワタシも入りたいわ」
「ごめん!みんなも薄々気づいてたと思うけど、パーティー結成して間もないからお金ないんだ。…だからお風呂も4人分用意できない」
各ギルドにはバスルームが20部屋くらい用意されており、レンタルすることで、お風呂に入ることができる。
「払えても1人分かな…俺は入らなくていいから、ちょっと狭いと思うけど、3人で入ってきてよ」
「「「えっ!」」」
「えぇっ…」
「何言ってるのよ、アルター!みんなで入るわよ!良いわよねみんな!」
「もちろん。1人だけ仲間外れにはできない!」
「でも…それはさすがに…」
「ほら!いいから行くよ!」
俺は3人に連れられてお風呂に行くことに…
「でも、どうするの?さすがに…ね…。お互い隠さずはちょっと…俺、男だし…」
一緒にお風呂に入っていいなんて、みんな大人びていて、びっくりだ。レインたちとのパーティーではそんなことなかったから……それともここがおかしいのかな…
「って…えぇ!何してんの?」
「そんなのもちろん服を脱いでるだけじゃない」
いやいや…俺は男だぞ。彼女たちは何を考えてるんだ?マリアなんかもう全部脱いでて…こっちがとても申し訳なく感じる…。
…というか、下着脱いでたか…?。もしかしてノー…。いやいや…ここからは考えちゃダメだ!
「アルター…脱がないの?」
「いや…さすがに恥ずかしくて」
「そうねぇ…ワタシたちは気にしないけど…。じゃあ…アルターだけタオルで目を隠したら?お風呂にもタオル持っていて、体隠してもいいし…」
「そうさせてもらうよ」
タオルで体を隠し、目もタオルで覆ってはいるものの…耳がその分研ぎ澄まされて、みんなの音が聞こえる。
髪を洗っている音。体を洗っている音。湯船に浸かる音。
ーーそれに肌が触れ合っている音。
うん?肌が触れ合っている音?
「あら…どうしたのアルター?そんなに緊張しちゃって…なんだか可愛いわね」
ーーその瞬間!
目を隠していたタオルが取れ、目の前にいた(なんなら触れ合っている!)マリアの全部曝け出した姿が俺の目に映った。
「もう!俺はお風呂から出る〜!!」
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