舞台は、国内屈指の名門校「鬼英学園」。
古典ミステリとアニメを愛する少女・岩崎倫音は、成績ギリギリでこの学園に合格する。旧江戸川乱歩邸の近くという理由だけで志望したこの場所は、しかし彼女の想像を遥かに超える「異質な空間」だった。
教室で孤立し、部活でも拒絶される日々。
不気味な校舎、意味深な漆黒の扉、噂だけが先行する「詭弁学園」の真の姿。
そして――ある日突然、彼女は理不尽な裁きを受ける仮想法廷に立たされる。
倫音を救ったのは、口調も存在感も異端な少年・阿手根理爪。
言葉だけで現実をねじ伏せる「詭弁」が支配するこの学園で、彼の論理と友情は唯一の武器となる。
一方で、芸能界で成功を目指す美少女・マヒロとの出会いが、倫音の学園生活に少しずつ光を差しこませていく。
けれどその「友情」もまた、どこか歪で、不穏な匂いを纏っていた……。
詭弁、偏見、演出、演技。
言葉の力が、真実すら書き換える学園で、
少女は「誰を信じるか」を問われ続ける。
ミステリ×学園×社会風刺×友情の、
シニカルで饒舌な異色の青春譚、開幕。
一般的な家庭で育った主人公の岩崎倫音は、有力者の子どもがたくさん通っている日本屈指の進学校『鬼英学園』に奇跡的に合格することができたのだが……
両親はなぜか浮かない顔をしていた。
なぜなら鬼英学園には知る人ぞ知る、『詭弁学園』という別称を持っているとの噂があるからだった。
鬼英学園に通うことになってすぐに倫音は、その詭弁学園と呼ばれる理由を知ることとなる。
そこでは、たとえ偽の罪をでっち上げてでも、相手を言い負かして勝てばいい。『詭弁闘技』なるものが行われていたのだ。
そして倫音は、法廷の裁判官が座っている法壇のようなものの前に立たされ、やってもいない罪に問われ、罪が確定されかけてしまう状況に……
倫音はやってもいない罪で有罪になってしまうのか?
他にも、
入学して早々、クラスメイトから避けられるようになってしまった理由とは?
推理小説が好きな倫音がミステリ研究会に入部を断られてしまう理由とは?
友達だと思っていた子の隠された真実とは?
など、沢山のミステリーが散りばめられていて読み応えたっぷりです。
誇張した表現が秀逸で面白いです。
登場人物の言い回しがとっても面白いです。
お勧めの一作です!!
『激烈! 私立詭弁学園』は、キャスバル先生の学園ミステリー×青春バカミス作品です📜。
物語の舞台は、超名門高校「私立鬼英学園」。庶民の女子高生・岩崎倫音は、まさか受かるわけないと思っていた鬼英学園に合格します💡。
しかし、入学して早々、クラスメイトたちから無視され、ミステリ研究会に入部しようとしても拒絶されてしまう倫音😢。そんな彼女のもとに届いたのは、「詭弁闘技」への招待状📜✨。
――詭弁闘技とは、偽の罪をでっち上げてでも相手を言い負かせば勝ちという、知的な論戦と策略が交錯する学園の伝統競技💡。
鬼英学園の別称は「詭弁学園」。主審は倫音にこう告げます——「ここは権力(ちから)の学校だ」🔥。
「正しさとは何か?」「勝つことが正義なのか?」
学園の理不尽なルールに挑みながら、 言葉の力を駆使して戦う知的バトルミステリー作品――ぜひこの作品を読んで、論戦の駆け引きを楽しんでください!📖💖