エピソード2 最高の復讐

第1話 女は上書きで男は名前を付け保存

 真亜の部屋 ベッドに座る真亜


 ママの日記を読み、悲しくなって泣いていました。


「うっ うっ」から、


「クスン クスン」になり、


「ワァーン」耐えきれず大泣きする。


『トントン』ドアをノックする音。


海様(真亜、どうかした?入っていい?)


「はい」


優しく手を握る海様。


「海様の手、温かい」


「海様からカイクンになって」


「カイクンとアレを買いに行って」


「ソフトクリームを食べて」


「カイクンとキスをして」


「カイクンと手を繋いで」


「それから、あんな事して」


 今日会った事を思い出して、頭の中がカイクンだらけになってしまいました。


 カイクンも同じ気持ちでいるのが伝わるの。


 ママも、こんな恋がしたかったのかな?


 カイクンを好きになってからは、オジサマの事は好きじゃなくなってしまったみたい。


 オジサマは、私の事を見ていないの。


「亜希(ママ)って呼んでいいですよ」

って言ったら、


(亜希、愛してる)激しくピストン繰り返してイッちゃいます。


 そんな時は、カイクンとしてると思いながら真亜も、


「(カイクン)あん いい イクッ」


 お互い別の人を思いながらするなんて、なんだか虚しいですね。


 












 






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