第4話 想定外など存在しない、そう天才ならね!
翌日の放課後、教室の前に張り出された席次を見た。
1位 神谷世名 100点
ふっ、当然だな。私が負けるはずがない。
哀れだが引導を渡してやろう。
才田知怜!お前ごときが天才を名乗るなんて100年早ぇんだよ!格の違いを知りやがれ!
?
なぜだ……なぜこいつはこんなにも嬉しそうな顔をしている?
横にいたのは絶望に打ちひしがれている男ではなく目を輝かせ喜びを隠せていない男だった。
「ははっ、おい世名、下を見てみろよ」
「いつも言ってるだろ?友人A、自分より下なんて見る意味が」
1位 才田知怜 100点
は?
「やっぱりな!知怜は腐っても首席なんだよ!引き分けなら負けだったよな?」
こいつは……
自分の力でもないくせに嬉しそうな友人Aのことは無視する。
「テストが簡単すぎた、だから!」
「残念ながら3位は79点だ。お前らだけ異次元なんだよ。認めてやれよ、才田知怜は天才だ」
そんな、負けた…?私が…?
そんなのおかしい、世界の秩序が崩れてる。こんな世界いっそのこと……
「なんで引き分けで闇落ちするんだよ!?」
「世名さん!僕のこと名前で読んでよ!」
「そしてお前は空気を読め!」
……こいつ、私に二回も敗北を与えやがった。
「次は勝つ!……才田知怜」
「うん!」
けっ、嬉しそうにしやがって。
「帰るぞ、東雲秀」
「えっ?」
「んだよ」
「いや地味に嬉しいなって」
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