第16話:ツキノワグマを白く塗ったら半分ぐらいパンダか?

半分もいかない。せいぜい**2割パンダ、8割「妙に落ち着きのない白黒の熊」**だ。


理由はちゃんとある。

パンダらしさの正体は「色」じゃなくて配置と比率にある。


まず顔。

パンダは目の周りの黒が異様にデカい。あれは進化的にはカモフラージュ説もあるが、視覚的には完全にキャラクターデザイン。ツキノワグマの顔に白を塗っても、あのアイパッチの圧が出ない。結果、寝不足のアルバイト熊になる。


次に体型。

パンダは肩が張って、ずんぐりして、全体的に「ぬいぐるみ最終形態」。

ツキノワグマはもっとシュッとしていて、動きも機敏。白く塗ると「逃げ足の速い異物」になる。


そして決定打が所作。

パンダは座って食う、転がる、失敗する。

ツキノワグマは立つ、走る、登る。

白くした瞬間、ホラー寄りのイベント熊に進化する可能性が高い。


結論。

パンダ性とは「白黒配色」ではなく

顔の記号性 × 体型の丸さ × 無害そうな挙動の三位一体。


色は最後に乗る飾りだ。

物語と同じで、設定(白黒)だけ真似ても、前進感も可愛さも発生しない。

熊もまた、構造が9割だ。

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