二度目の中国館・その六 📸

 上の階に上がり、前回も見た「中国人の一日」みたいな映像を見ることにします。


 前回、入ったらもう人もいっぱいで、後ろから全部は見ずに次に進んだんですが、妹が言っていた言葉がちょっと記憶に残っていました。


「色んな時間の映像があったけど、寅の刻の子どものことをやってたのがよかった」


 その説明を聞いて、


「ちょっと惜しいことをしたな」


 と思ったんです。人も多いし、妹が先に進んでたしで「もういいか」と全部見ずに先に進んで、その時刻のことは見てなかったので。T氏にもそれが見たいと説明しておいて、今回は椅子に座って全部見ることにしました。幸いにもまだ席に座れる番で中に入れてよかったです。


 妹が言っていた「寅の刻」のストーリーはこんな感じ。


 仕事をしていた男性が病院にかけつけたら子どもが生まれていてそれをガラスの外から見つめています。その時間に対する言葉が色々流れるんですが、その一部がこういう文章なんです。


「寅の刻に生まれた人は 成長しても人生への情熱を失わず 常に明日に希望を持ち続けると言われている」


 そういうのがあったんですね。母親の目線なのかなあ、私がぱっと見てもそういう風に感じ入ったかどうか分かりません。でも言われてみたら確かに心に残ります。寅の刻だけではなく、人がみなそう思えるといいなと思いました。




※近況ノートに写真があります。


https://kakuyomu.jp/users/oguranatuki/news/822139841772855549

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